平成27年度第2回柏市文化振興審議会会議録

1. 開催日時

平成27年8月31日(月曜日)午後2時~午後4時

2. 開催場所

沼南庁舎5階 501会議室

3. 出席者

(委員)

田中勇二委員(会長)、飯森豊水委員(副会長)、鈴木將勝委員、亀岡浩美委員 、香島ひで子委員、日比谷伸子委員、堀良慶委員、手塚ナツ子委員、(事務局)

河原健教育長、藤江美紀雄生涯学習部長、小宮山勉文化課長、安藤陽子副主幹、福馬真弓子主事、石谷若葉主事補

4. 内容

  1. 開会
  2. 教育長挨拶
  3. 会長挨拶 
  4. 報告事項
  5. 審議事項
  6. 閉会

報告事項について

  1. 柏市民ギャラリーについて
    資料1に基づき、事務局より報告。
    意見・質問は特になし。

審議事項について

(1)「第四次柏市芸術文化振興計画」の策定について
 資料3に基づき、事務局より事前に各委員から提出された意見を紹介。その後、平成27年8月13日現在の「第四次柏市芸術文化振興計画(案)」(資料2)について説明。各委員からの意見は次のとおり。

  • (委員)新たな振興計画について、ここに書かれている「計画の背景」は良いと思う。ただ、それを実現するための具体策については、何のために行政がバックアップする必要があるのか、「私はこれをやりたいから・・・」等の(一部分にのみ注目した)意見ではなく、何のためにここで議論をするのかをよく考えてしっかり議論していくべきである。紙面に書かれていること(理想)と現実の乖離をどう埋めていくかがポイントとなるだろう。
  • (委員)市民への発信の方法、そして何を市民が求めているかということをフォローしていくことが重要になってくるだろう。
  • (委員)明確かつ具体的に「何をすべきか」ということを見せていく必要があると思う。
  • (委員)何のために文化振興策をやるのかということを強く打ち出して欲しい。文化振興策は、人口減の時代に、心豊な柏をつくり(人を呼び込む上での)、アピールポイントになると考える。先進都市としてのイメージを柏は打ち出していこうとしているわけだから、今までのようなオーソドックスなものではなく、新しい風を文化行政の中に組み入れほしい。
  • (委員)柏らしさとか、市名ブランドの向上を目指すためには、もっと大規模なイベントを行いアピールするべきではないか。
  • (委員)文化は市民と一体でなければならない。「柏の文化」を表すアドバルーン的なもの、柏を市民を一つにするものが必要だと思う。
  • (委員)小・中・高校生が、学校を卒業してからも活躍できる場を作ることで重点施策として挙げられている「音楽の街かしわ」を実現できる。その面では、計画案の中の「人材の育成」は重要だと考える。
  • (委員)柏市民が誇りをもてる文化の発信が大切。多様な市民の方々に対応できるようなものにする必要があるのでは。柏には伝統芸術もあるし新しいものもある。そういうものを総合的に見せていくということが、この議論の最終的な目的であると考える。 市民がどんなことに興味を持っているかを敏感に感じとり、それに応えられるようにすることが大切。本審議会では、今の柏市の良い部分と悪い部分を精査して、それをどうしていくかという意見を出すことで、計画を実現させるための大きな働きができるのではないか。
  • (委員)文化振興計画の案には、吹奏楽に触れるなど、良くできていると思う。次回も、我々委員も自覚をもって、どのように柏の文化を形にしていくかということを精査して臨むことが大事である。

その他委員からの意見について

  • (委員)(イベント等の情報発信ツールとして)「広報かしわ」は若い世代は見ない。もっとインターネットで画像や動画をアップしていくべきではないか。そういった見せ方を専門的にアドバイスできるアドバイザー(プロデューサー)を入れてはどうか。
  • (委員)アドバイザー(プロデューサー)を立てることによって、たとえ委員が交代しても、方針がズレることを防げるのではないか。
  • (委員)アドバイザー(プロデューサー)を入れるという案は以前の審議会から案が出ていたが、予算的に難しく実現できていなかった。文化課としては、たとえば、市立柏高校の先生を呼ぶということも不可能ではないのか。

  • (委員)予算という問題があるのならば、金銭的にバックアップしてくれる人を委員に混ぜるというのはどうか。
  • (委員)アドバイザー(プロデューサー)を立てる時には、すべての分野に精通している、いわゆるカリスマ性のある人物が必要となる。それと対極にあるのが、JOBANアートラインで実施しているような市民の合議制で成り立たせる方法である。今、この場でどちらかの方向に絞って考えていく必要はないのではないか。

5.傍聴人

1人

関連ファイル