平成27年度第4回柏市文化振興審議会会議録
1. 開催日時
平成27年12月22日(火曜日)午後2時~午後4時
2. 開催場所
沼南庁舎5階 501会議室
3. 出席者
(委員)
田中勇二委員(会長)、飯森豊水委員(副会長)、鈴木將勝委員、乾靖子委員、亀岡浩美委員 、香島ひで子委員、堀良慶委員、手塚ナツ子委員、(事務局)
河原健教育長、藤江美紀雄生涯学習部長、小宮山勉文化課長、安藤陽子副主幹、向田紀美代主事、石谷若葉主事
4. 内容
- 開会
- 教育長挨拶
- 会長挨拶
- 報告事項
- 審議事項
- 閉会
報告事項について
- 柏市民ギャラリーについて
資料1に基づき、事務局より報告。
意見・質問は特になし。
審議事項について
- 「第四次柏市芸術文化振興計画」の策定について
前回に引き続き、各項目について委員からの意見を募り、進行していくという形をとった。
前回は、大項目3)「施策展開」のうち、項目1の市民文化活動の活性化まで進んだので、今回は項目2の柏市ゆかりの文化資源の維持・活用から進めることとする。各委員からの意見は次のとおり。(議題1資料(資料2)を参照)
- (委員)では、大項目3)「施策展開」のうち、項目2の柏市ゆかりの文化資源の維持・活用について考えていきたい。意見がある方はお願いしたい。
- (委員)3.文化資源の活用による地域づくりについては1.展示芸術と2.舞台芸術の内容と重複してしまうのではないか。
- (事務局)あくまでも3.は地域づくり、シビックプライドの醸成がメインである。
- (委員)2.舞台芸術に記載されているものが、音楽のみと偏った表現になってしまっている。
- (事務局)総合的な舞台として、音楽だけでなく踊り等の幅広い分野が該当していると分かるよう表現を変える。
- (委員)芸術は幅広い分野があるが、1.展示芸術2.舞台芸術とすると分けきれない分野が出てきてしまうので、広い表現にしたほうがいいのではないか。
- (委員)1.、2.、3.はキーワードが重複している部分が多々あるので一緒にしてはどうか。目的ごとに分けるなど、改良の余地があると思う。また、現代アートなど新しい動きのある活動を盛り込んでほしい。
- (委員、委員)個々の団体を書いてしまうのは控えたほうがいい。
- (委員)「市立柏高校吹奏楽部」については大項目4)「重点施策」に記載があるので、この項目では記載しなくてもいいのでは。
- (事務局)委員の皆様の意見を踏まえて、展示芸術と舞台芸術とを分けずに、包括的に捉えることができる表記に改めるか検討する。また、既存の事業の維持活用と新たな事業の発掘も表記に含めていく。
- (委員)では、大項目3)「施策展開」のうち、項目3の人材の育成について考えていきたい。意見がある方はお願いしたい。
- (委員)前回の討議でも話されたが、やはり広報の方法について工夫が必要だと思う。例えば、かしわ塾の規模を広げ、メディアに取り上げてもらえれば柏の吹奏楽をより発信できると思う。また、授業の一環として小中学生を柏市民ギャラリーや柏市郷土資料展示室に連れてくることで、興味を持ってもらうきっかけ作りをしてはどうだろうか。
- (事務局)かしわ塾の規模を現在より大きくするのは、会場の広さに限りがあることなどから難しいと思うが、ゆくゆくは実施したい。小中学生を巻き込むきっかけ作りとしては、柏市郷土資料展示室については小中学校に企画展のチラシを配布しており、今後は教材に組み込むことや、亀岡委員に提案いただいた案も含め、別の周知方法も検討していきたい。柏市民ギャラリーについては、指定管理者との連携や市主催の企画展での工夫等、小中学生に来てもらう仕組み作りを検討していきたい。
- (委員)多方面への情報発信を市から積極的に行ってほしい。
- (委員・委員)「対話型鑑賞教育」を行えば、芸術に興味を持てるきっかけになる。各地で行われ、好評である。
- (委員)美術関係の人材の育成には、市内の美術家が意見を出し合える環境づくりが必要。
- (委員)特定の分野を書く必要はない。吹奏楽を打ち出すのは画期的だが、その他に市としては様々な分野を網羅するべき。
- (委員)音楽に偏ってしまっている傾向があるので、その他の分野も盛り込むよう修正していただきたい。では、大項目3)「施策展開」のうち、項目4の文化振興のための環境づくりについて考えていきたい。意見がある方はお願いしたい。
- (委員)情報の発信だけでなく、意見を募り反映していくことも重要。
- (委員)他市町村の動きを積極的に取り入れ、更にレベルアップさせていく取り組みを行ってほしい。
- (委員)では、大項目3)「施策展開」のうち、項目5の文化情報の収集と活用について考えていきたい。意見がある方はお願いしたい。
- (委員)柏の葉地域の情報発信が課題。新聞を取っていない世帯が多く、チラシを置く場所もない。実態に即して広報をしていく必要がある。
- (事務局)駅に配架を依頼するなど広報の仕方を工夫していきたい。
- (委員)では、大項目4)「重点施策」音楽の街かしわの創出(吹奏楽を活かすまちづくり)について考えていきたい。意見がある方はお願いしたい。
- (委員)数値目標を設定してしまうと、個性がなくなってしまう傾向がある。
- (委員)文化を数値化するのは難しいが、評価軸となるものが必要ではないか。
- (事務局)2年に一度の市民意識調査で、文化活動の活性化についての調査も行われている。その調査の中での満足度、重要度の意識向上を目標としたい。最初は音楽の街と打ち出し、ゆくゆくは文化の街としていきたい。
5.傍聴人
1人