平成29年度第1回柏市スポーツ推進審議会会議録(委員改選後)

1 開催日時

平成29年7月20日(木曜日)午後3時~5時

2 開催場所

沼南保健センター1階保健相談室

住所 柏市大島田221-2

3 出席者

(委員)13名

林委員、長谷川委員、内藤委員、松本委員、菊池委員、野呂委員、吉川委員、髙橋委員、片山委員、露木委員、阿部委員、志賀委員、石塚委員

(事務局)7名

河嶌教育長、篠原生涯学習部長、増田スポーツ課長、橋爪副参事、鳥塚施設担当リーダー、大浦推進担当リーダー、佐々木副主幹

4 次第

(1)開会

(2)会長挨拶

(3)教育委員会あいさつ

河嶌教育長よりあいさつ

(4)委員及び職員自己紹介

(5)会長及び副会長選出

委嘱替えに伴い「柏市スポーツ推進審議会規則」の規定により委員の互選を行う。会長、副会長ともに推薦があり、異議がないため、会長には阿部委員、副会長には内藤委員が選出された。

(6)会長及び副会長あいさつ

(7)協議事項

諮問「柏市における将来的なスポーツ施設のあり方について」

5 議事(要旨)

(1)諮問「柏市における将来的なスポーツ施設のあり方について」

河嶌教育長が諮問書を読み上げ、阿部審議会会長へ諮問書を手渡した。また、事務局より諮問の考え方及び配布資料の説明を行い、各委員から意見を求めた。

その際に出た主な意見は次のとおり。

  • 議長 
    今回が初回であるため、今の説明を聞いて、質問や印象などを伺いたい。
  • 委員 
    話としては、だいぶ賑やかな印象を受けた。審議会の役割として、施設の再編について、施設ごとにまとめるのか。それともスポーツ施設全体として示すのか。
  • 事務局 
    各施設の個別計画については、各施設を所管している部署で作成する。また、柏市市有建築物中長期保全計画もあることから、施設個別のあり方については、行政側で検討していく。 
    審議会では、個別計画を作成する上で、市民や関係団体等の代表として、スポーツ施設の優先順位等、重要なポイントについて、幅広い視点からご意見を頂戴したい。 
    市内のスポーツ施設数が多いため、説明では総量抑制と言いながらも将来に向かって、市民サービスの維持・向上に繋がるように、ご検討願いたい。
  • 委員 
    スポーツ施設に限定して検討していくのか。公共施設等総合管理計画の中では、施設の複合化について示しがあり、学校施設の有効活用が重要と考えている。そのあたりも踏まえて検討した方がよいのか。
  • 事務局 
    現在も、市内の小中高等学校を学校施設開放していることから、学校施設の有効活用についても、十分踏まえて検討願いたい。
  • 委員 
    大変だという印象。 
    学校施設については、現在は、公立の学校での施設開放でしょうから、私立の学校を含めて、地図を見ながら検討してみては。 
    会議について、庁舎での会議だけでなく、現場の感覚をつかむため、スポーツ施設現地で行うことも有効と感じた。
  • 議長 
    フレイル予防事業において、見える化を重要視しており、どこの団体がどの場所で活動しているかが分かるマップを作成している。  
    今後の参考として、健康づくりの観点から、スポーツ施設だけだと分かりにくいので、次回までに準備願いたい。
  • 委員 
    フレイル予防事業にも繋がるが、高齢者のスポーツについて、団体等を把握しているか。
  • 事務局 
    柏市体育協会や柏市スポーツ少年団、柏市家庭婦人スポーツ協会の団体数や人数は把握している。
  • 委員 
    高齢者スポーツの組織づくりをすることで、利用者数などが把握できるのではないか。
  • 事務局 
    おっしゃるとおりソフト面もセットでスポーツ施設について検討することは大事である。スポーツ推進計画においてもソフト面の施策を進めているところだが、これを活かすため、将来的なスポーツ施設のあり方について検討願いたい。 
    また、庁内でも関係部局と連携を図りながら事業展開している。そういった情報については、積極的に情報提供をしたい。
  • 委員 
    近隣センターの稼働率を見ていた。例えば、グラウンド・ゴルフを考えたときに、高齢者が多くプレーしており、近くに施設がないと移動手段がないため、スポーツ離れに繋がる可能性がある。ひとつの地域に運動施設があると良いと感じた。
  • 委員 
    市の指定管理者と逆井運動場で高齢者向けのテニス事業を展開している。参加者も大変多く、ラケットを全く握ったことの内方々に参加いただいている。また、3年前に全施設を視察して、採算等を検証したことがあり、施設の運営などで、お役に立てると思う。
  • 委員 
    利用率を上げることやコスト削減について、民間で培ったものがあるので、この点に関してはアイディア等出せると思う。
  • 委員 
    説明は理解した。現状として、民間施設(野球場)が閉鎖されたため、その利用者が公共施設に集中することも考慮してはどうか。 
    現在の公共施設の利用率だけでなく、民間施設の利用状況も踏まえるべきではないかと感じた。
  • 委員 
    旧沼南町と合併したことで、施設の重複もみられる。また、相撲場は稼働率が低いが、利用率や稼働率だけで施設の必要性は判断しないほうが良いと感じた。
  • 事務局 
    配付資料の数値だけで判断することはできないと考えている。
  • 委員 
    元気な高齢者はどこへでもいけるが、そうでない方に対して、スポーツに取り組めるようにしたほうが良いのでは。
  • 委員 
    稼働率については低いだけでなく、全体を見てほしい。地域性を考慮して、アンケートを実施するなど、市民ニーズの把握に努めてほしい。
  • 委員 
    中央体育館と沼南体育館は土日に利用が集中している。分散させるには、学校の体育館を種目を分けて活用してはどうか。 
    市民大会の開催も調整に苦慮している状況である。
  • 委員 
    これまでの審議会では、誰もが・いつでも・どこでもスポーツに親しむことができるソフト面を重視して審議をしていたが、今回の説明を聞いて、非常に矛盾していると感じた。多種多様なスポーツがある中で、施設の縮減となると、今までやってきたことが、逆になってしまう印象を受けた。 
    学校では体育館を夜間開放しているが、学校で施設の維持管理している現状がある。平日は利用団体で埋まっており、土日も部活動があるため、学校の活用は現状では難しいのではないか。 
    また、開放の運営を学校に丸投げされては、現場の教員が困ってしまう。
  • 事務局 
    学校開放の課題については十分認識している。開放運営委員会が更に機能し、学校側の負担を減らすことができるよう検討していく。
  • 委員 
    スポーツ施設の現状について説明を受け、コスト面等は認識した。今後、しっかり学んでいきたい。また、多種多様なスポーツを限られた公共施設で行うための方法について考えていきたい。
  • 議長 
    この問題は、柏市だけでなくどの自治体でも起こる問題であり、今後、施設について学び、意見交換を行いながら、時間をかけてやっていきたい。

    6 傍聴

(1)傍聴者

1名

7 その他

(1)次回開催

平成29年11月を予定

8 配布資料

  1. 柏市スポーツ推進審議会条例、施行規則
  2. スポーツ基本法
  3. スポーツ施設のストック適正化(案)の公表について[スポーツ庁]
  4. 柏市スポーツ施設一覧
  5. 柏市公共施設等総合管理計画「基本方針編」(抜粋)
  6. 柏市公共施設等総合管理計画「基本方針編」(概要版)
  7. 柏市公共施設等総合管理計画「施設白書編」(抜粋)
  8. 柏市公共施設等総合管理計画「施設白書編」(概要版)
  9. 柏市第五次総合計画(抜粋)
  10. 第2期柏市スポーツ推進計画

9 その他資料

  1. 柏市スポーツ推進審議会委員名簿
  2. 諮問書「柏市における将来的なスポーツ施設のあり方について」
  3. 「柏市における将来的なスポーツ施設のあり方」に関わる諮問の考え方について

関連ファイル