平成27年度第5回柏市スポーツ推進審議会会議録

1 開催日時

平成28年1月27日(水曜日)午後7時~午後8時30分

2 開催場所

柏市中央体育館管理棟2階 会議室

住所 柏市柏下73

3 出席者

(委員)13名
林委員、長谷川委員、野呂委員、内藤委員、井上委員、吉川委員、佐藤委員、菊池委員、猪口委員、阿部委員、入江委員、大平委員、須郷委員

(事務局)7名
河原教育長、藤江生涯学習部長、小貫スポーツ課長、加藤副参事、橋爪統括リーダー、大浦施設担当リーダー、金子推進担当リーダー

4 議題

(1)会長挨拶

5 協議事項

(1)第2期柏市スポーツ推進計画案について

6 議事(要旨)

第2期柏市スポーツ推進計画(案)パブリックコメント(意見募集手続き:平成27年12月15日から平成28年1月20日)について事務局より説明を行う。その際に出た主な意見は次のとおり。

  • 議長

    第2期柏市スポーツ推進計画策定(案)のパブリックコメントとその回答について意見はあるか。

  • 委員

    寄せられた意見に高齢者のスポーツ促進、健康増進の面があったが、スポーツをすると健康になるとは断言できない。より包括的な取組みが必要と感じる。現在、福祉関連で認知症施策に携わっている。認知症の方にもスポーツが重要視されており、「ロコモ運動」の話題が出る。スポーツ課をはじめ、庁内で上手く横断的に取り組めないかと考えている。

  • 委員

    私見ではあるが、行政内で各課が各々で健康づくりに関する施策を行っている。各課が連携を取り効率的に実施できないかと考えている。また、この件については、推進計画の中に反映させていくのは時期尚早と考える。

  • 委員

高齢者の健康づくりに関することで、地域でグラウンドゴルフが盛んに行われている。競技者の中には、95歳の方もいる。

  • 委員

高齢者のウォーキング団体など様々な組織があるが、スポーツ課と連携や結びつきはあるか。

  • 事務局

    庁内においても高齢者は高齢者支援課、子どもは子ども部、成人は健康づくり課などと特化した取組みを行うことで、より専門性を生かして活動していることを理解いただきたい。また、一方でスポーツ・運動が健康の一助となっている面もある。スポーツは競技スポーツだけでなく、軽運動も含めたスポーツであるとスポーツ課内でも意識改革している。軽運動を含めたスポーツが、成人病予防や介護療法、認知症予防に良い効果を与えられると認識している。今後、庁内での連携を深める意識を持ち取り組んでいきたい。

  • 委員

    第2期柏市スポーツ推進計画(案)では、前回に比べスポーツと健康づくりが色濃くなっている。委員内にも、福祉に携わっている方もいるので交流を深めていくように考える。

  • 委員

    新聞記事ではあるが、2年後位に10月第2月曜の「体育の日」を「スポーツの日」にするよう検討中であるとあった。今後、オリンピック・パラリンピックやスポーツへの気運の高まりにより、スポーツでの健康づくりや高齢者への取組みにおいて、一層関心が高まると思われる。

  • 議長

    パブリックコメントで寄せられた、高齢者のスポーツの促進と健康増進については、事業を展開していく取組みの一つとして進めていく。なお、第2期柏市スポーツ推進計画(案)については、審議会での了承を得たので、最終決定とする。

  • 事務局

    この計画については、4月より実施できるよう進めていく。

  • 議長

    その他の議題に移る。

  • 事務局

    これまでの審議会については、第2期柏市スポーツ推進計画(案)の作成を行ってきた。今後、審議委員におかれては、第2期柏市スポーツ推進計画の動向を注視していくことはもちろん、「部会」の活動をどのように行っていくか審議願いたい。

  • 議長

    審議委員の活動として、子どもから高齢者を含めた健康づくりを考えた部会の立ち上げを考えている。部会では、外部より各分野の方をメンバーに加えて、柏市のスポーツと健康づくりの方向性を考える。午前中3時間くらいの勉強会の開催を予定している。はじめるとすれば5月くらいを考えている。

  • 事務局

    部会の内容は、事務局と会長、副会長と相談して案を詰めてから報告したいと考えている。別件ではあるが、子どもから高齢者までの健康づくり、介護予防など庁内で連携を図る予定もあるので後で相談させてもらう。また、柏市では、スポーツ・運動に無関心な方へのアプローチやきっかけづくりが課題となっている。このような内容をテーマに2月下旬くらいに講師を招き勉強会を実施したいと考えている。詳細は、決まり次第連絡をする。

  • 議長

    柏市のスポーツに関連して、何かないか。

  • 委員

    部会をつくる事は賛成である。そして、部会で図った内容を審議会にも広めてもらいたい。

  • 議長

    部会については、審議会時に時間なども相談しながら報告をしていく。

  • 委員 

これからの視点の一つとして、国におけるスポーツ行政が文部科学省からスポーツ庁へ変わり、健康との関わりを強めることと民間活用の推進という方向性がある。国におけるスポーツ行政としても民間の意見や考えを視野に入れることで新しいことが生まれるのではと考えているようである。この審議会でも、いろいろな新しい意見や考えにも取り組む必要があると考える。

  • 委員

中高年や高齢者が身近にスポーツを行うにあたり、柏市にある近隣センターなどで施設の空きが無い状況と聞く。ある団体におさえられ、なかなか使用できない問題があるとのことだが、スポーツ課が上手く間に入り調整することは出来ないか。

  • 事務局

高齢者の健康づくりや介護予防について、他課より新たな取り組みを立ち上げるとの提案があった。大学教授の協力を得て作成したアンケートを、個人の身体活動、栄養、社会参加などの状況を把握するために各近隣センターを利用している体育協会などの団体に普及、調査を行うことを考えていると聞いている。身体活動、栄養、社会参加の3つの視点を持ち、各担当課の専門性を活かしたプロジェクトを立ち上げ、庁内でバランスを取りながら事業展開を図るという動きがある。

  • 委員

近隣センターなどでも、スポーツ課の範囲内で年間の3分の1程度の場所を押さえてもらえたら、年間を通して予約で埋まり、使用できない現状を打破するきっかけとなると考える。

  • 事務局

場の提供や確保という面で、各団体が満足な場を確保できているとは思っていない。活動の場の提供は、課題でもある。過去には、各近隣センターで健康や食育、子育てなど、いろいろな講座を行っていた。一時終了していたが、来年度から沼南近隣センターを中心に再開する方向で取り組んでいく。その中で中高年のスポーツや健康などの講座もあると思われるが、具体的なことは決まっていない。また、近隣センターの件であるが、これまで市が色々な講座を開催し、そこから自主サークルがたくさんできた。自主サークルが各地域で活発に活動しているということもあり、新規参入は難しいのが現状である。別件になるが、他課より介護予防事業をはじめようと案があり、キーワードとして「フレイル予防」という言葉がある。介護になる前の虚弱容態の予防を行うプロジェクトにおいて、スポーツ関連からフレイル予防、介護予防として関わっていけたらと考えているが具体的なことはまだ決まっていない。今後、内容が具体化すれば事業の説明や取組みなどを審議会の場で報告する。加えて、担当課より説明や相談もあると思われる。

  • 議長 

介護予防事業に関する事と思われるが、認知症についてはどういう捉え方であるか。

  • 委員

認知症は、社会的な問題である。日本の人口構成も変化してきて中高年の捉え方も考え直す必要がある。介護予防事業に対して、「食の問題」「社会性の問題」「運動の問題」の3点から考えると「メタボ予防」や「認知予防」になるため、その事業に強い感心を持って動向を注視している。

  • 議長

介護予防事業において口腔面では、歯科と健康づくりなど何か取り組んでいることはあるか。

  • 委員

医師や薬剤師なども含め、顔の見える介護として介護事業に参加している。

  • 議長

介護予防事業について、他に何か取り組んでいることがある方はいるか。

  • 委員

健康づくり推進員では、各近隣センターで健康講座や食の面より男性や子どもをターゲットとした料理教室を行っている。また、各地域主体でストレッチ体操の教室など様々な活動を行っているので、上手く活用してもらえればと考えている。

  • 委員

スポーツ推進委員では、市民にとって、より身近なところで活動している。活動における課題は、参加してもらうことである。しかし、高齢者や自分の健康に関心を持っている人は、定期的な体力年齢診断にも多く参加している。今後は、障害を持った方にもスポーツを広めていくことを考えている。また、派遣事業の依頼も少しずつではあるが増えてきている。

  • 事務局

介護予防事業を行ううえで、各団体への配慮が肝心である。互いの専門性を活かしながら、良い意味で住み分けが出来るように時間をかける必要がある。今回の審議会をもって、今年度の審議会は最後となる。来年度の予定は4・5月位に第1回目を実施したいと考えている。審議会とは別に勉強会を2月ごろに開催予定である。後日、勉強会についての案内をさせてもらう。最後に、今後10年にわたる第2期柏市スポーツ推進計画が作成された。分かりやすい計画ということで、重点事項として子どもの体力向上、スポーツを通じた健康づくり、スポーツ情報の配信の充実に力を入れ取り組んでいく。全庁をあげて行う横断的な取組みと、民間との連携という課題が見えてきた。審議委員の意見をもらいながらより実効性のある計画としていきたい。

7 傍聴

(1)傍聴者

なし

8 その他

(1)来年度開催

平成28年4月、5月を予定