平成27年度第3回柏市スポーツ推進審議会会議録

1 開催日時

平成27年10月16日(金曜日)午後7時~8時30分

2 開催場所

柏市中央体育館管理棟2階 会議室

住所 柏市柏下73

3 出席者

(委員)15名
林委員、長谷川委員、野呂委員、内藤委員、井上委員、菊池委員、 吉川委員、佐藤委員、大濱委員、猪口委員、阿部委員、入江委員、大平委員、須郷委員、武井委員

(事務局)5名
藤江生涯学習部長、小貫スポーツ課長、加藤副参事、橋爪統括リーダー、金子推進担当リーダー

4 議題

(1)会長挨拶

5 協議事項

(1)第2期柏市スポーツ推進計画策定案について

6 議事(要旨)

第2期柏市スポーツ推進計画策定案(第3章、第4章)事務局より説明を行う。その際に出た主な意見は次のとおり。

  • 委員
    第2期柏市スポーツ推進計画案(第3章、第4章)を中心に協議をしていく。
  • 委員
    各委員の分野において盛り込みたい内容や不足している部分はないか。子どもとの関わりという視点ではどうであるか。
  • 委員
    うまく構成されている。全国的に二極化が問題である。本市においても同様の傾向がみられる。幼児期の運動習慣が課題 として捉えられる。また、「スポーツ情報の充実」の視点では、学校体育施設開放(以下、学校開放)の実施日を全日程掲示している中学校がある。
  • 委員
    スポーツ課では、学校開放事業の中で各学校開放の実施日などの情報をインターネットで発信しているのか。
  • 事務局
    学校開放事業における情報の発信はしていない。今後学校開放などの情報を発信していけるよう考えていく。
  • 委員
    情報の発信におけるシステムの構築は、10年先を見越して、計画的に時間をかけて話し合っていきたい。
  • 事務局
    学校開放の実施日などについての情報発信は、各学校の負担にならないように、情報を集めていく方が良いと考える。
  • 委員
    基本施策4の気軽にできる「場所」の充実について、前回の会議で個人利用について進言したが、計画の中では、登録団体の利用が中心となっているので工夫が必要と考える。 
  • 事務局
    施設利用の多くが、スポーツ団体であることから団体での利用が中心となっていることが考えられる。しかし、個人利用の推進を図るためにも、基本施策5のスポーツを楽しむきっかけとなる「情報」の充実の中で工夫して行きたいと考える。 
  • 委員
    小学校の学校開放を利用している。過去に、個人利用として時間帯を押さえたが、集まる人が少ないとか、責任者が必要になるとかの諸事情で参加者が減少していき、無くなっていったと学校開放運営委員会の中で話題に上がった。別件だが、公園においてボールを使ってはいけないなどの規制は、小さい子どもの運動の幅を狭め、地域でのコミュニティが形成できない理由となっている。
  • 事務局
    学校開放においては、スポーツが団体に重きがあり、団体利用が中心となっている。以前は、個人利用もあった。しかし、利用者が、いつ来るのか、何人来るのかわからない不確定要素がある中、責任者を置くことは難しい面がある。また、公園の活用においてはボールの使用が禁止となっている現状である。しかし、少しでも多くの皆様にスポーツに親しんでもらえるよう運用の工夫ができないか検討していく。
  • 委員
    視点を変えて、学校側の立場からの視点の意見はどうか。
  • 委員
    学校開放において、学校開放運営委員に職員も参加しているが、業務多忙のため、利用する団体の情報を掲示板などで案内することは難しい。加えて、学校開放では、新規参入も難しい飽和状態である。学校以外の施設や場を作ることも視野に入れるべきではないか。
  • 委員
    スポーツボランティアや施設の利用状況、どんなスポーツが行われているのかは、実際に自分から情報をとりにいかないと分からないのが現状と思う。登録制の情報システムを構築すれば、個人に向けても情報が発信できると考える。情報を入手することにより参加するきっかけとなり、スポーツの実施率の向上につながると考える。
  • 事務局
    推進計画第4章の3スポーツ情報の充実がある。意見にもあった登録制も含めて、ネットワークサービスを利用してデータ配信やツィッターなど少しずつではあるが動いている。これから、より一層強化していきたいと考える。
  • 委員
    スポーツに関する情報については、中高年層において、自発的な方は自分で調べ情報収集している。お子さんのいる方は、学校から配布されるチラシなどが、きっかけづくりになると考える。また、学校にばかり視点を置くのではなく、公園の利用については、禁止事項が増えている状況がある。ルールが緩和されれば学校に頼らなくてもよくなるのではないか。ルールの緩和を考えてみてはどうか。
  • 事務局
    学校開放については、学校に負担をかけている現状もある。また、公園の利用については、条例や近隣の声、周囲の状況などを踏まえ、公園利用のルールの緩和も検討していきたい。
  • 委員
    高齢者も含めた情報の配信方法として、医師会や歯科医師会を通して病院などに情報を掲示することは有効と思われる。
  • 委員
    基本施策3の内容でスポーツ医科学講習会の開催と記載されているが、医師会としてスポーツ医の方々の組織や整形医、内科医などが講習会に来てもらうことは可能か。
  • 委員
    実施可能である。医師会の中にスポーツ医学があり、そこの先生が中心に動いてくれる。また、具体的な提案にも対応してもらえる。
  • 委員
    スポーツ推進計画として、一番重視していきたい事はなんであるのか。実現したいところはどこなのかが重要である。
  • 事務局
    スポーツ推進計画の第3章と第4章の3つの重点的な取組みである。
  • 委員
    スポーツ推進計画の重点的な取組みを行っていくのに費用の裏づけはあるのか。
  • 事務局
    スポーツ推進計画として、重点的な取組みを実現するためにも、計画を出していくことにより予算確保していきたいと思う。
  • 委員
    10年先を見越した計画として、高齢化や次の世代のことも考慮し、人材の育成を盛り込んでいく必要があると考える。また、スポーツをする人を支える人材の育成も重要ではないか。
  • 事務局
    基本施策3で「ささえる」とあるが、指導者の育成に関することは記載していない。また、ボランティア等の人材の育成を計画して取り組む方法で考えていきたい。
  • 委員
    ボランティアや人材育成を含め、場所において学校が中心になっている。民間施設との連携や人材育成としてインターンなどの受け入れもあるのではないか。
  • 委員
    民間施設では、スポーツアスリート支援として、中・高生の運動部対象にトレーニング施設を割安料金で開放したり、けがの相談や出前指導などを行っている。現状、部活での学生利用が多い。また、敬老の日に60~65歳は無料開放のほか、会員の家族や近所の方達にも体験してもらい、スポーツに親しむきっかけづくりを行っている。
  • 委員
    将来的に市内民間施設を利用し共有することは、スポーツ実施率の向上に有効と感じられる。
  • 事務局
    3・4年前より民間施設とは連携を取り始めている。また、推進計画の基本施策4「民間スポーツ施設の利用機会の提供」とある。ここでは、プール施設の利用ということで、今後も民間のスポーツクラブと連携を取っていきたい。
  • 委員
    民間施設の話も出たが、スポーツを予約して行うにあたり、中央体育館の利用状況はどうなっているのか。
  • 事務局
    大変多くの方に利用してもらい、土曜日、日曜日、夜間の利用においては飽和状態である。しかし、平日の昼間には空き時間も見られる。活動する時間帯を見直すことも大切と考える。
  • 委員
    体育館の利用において、土曜日、日曜日は大会が開催され、使用できないことがある。また、ホームタウンの試合により利用できる日数が削減されている。スポーツ施設の充実という点でも考えていかなければならない。また、スポーツ教室の実施において、運営側が出向き、小さい子ども達の発達段階から様々な種目を複合的に実施することが大切であると考える。
  • 委員
    スポーツ教室を開催するにあたり、スポーツの参加者を獲得していくためには、受け身でなく積極的に出前講習を行い、スポーツに携われる時間を作って行くことが、実施率の向上につながると考える。また、スポーツ推進委員の活動においては、スポーツ教室を実施すると、参加者は少ない訳ではなく、リピーターが多いように思う。
  • 委員
    手賀沼を利用する案として、ジョギングやウォーキング、自転車、ヨットなど自然にも恵まれた場所で、道の駅付近に着替え等ができたりする建物を建設してはどうか。その施設を活用し、イベントを開催すれば、5年・10年・将来を見据え、スポーツの実施率の向上につながると考える。
  • 事務局
    手賀沼の魅力を生かした、手賀沼の周辺においてのスポーツ活動や場所の充実、開発などは、広域な課題であり、一課で結論を出すことは難しい。手賀沼周辺は、自然豊で魅力があり、たくさんの人が集まる場所であるので、そこへ出向き何か活動を行うことは、スポーツの実施率を向上させるのに可能性を秘めていると考える。
  • 委員
    中高年の健康づくりは、これからの社会の課題である。行政として、5年10年先には行政の中で横断的な取り組みができるようになると、地域との連携が図れるようになると考える。
  • 委員
    スポーツ推進計画の基本施策4の気軽に利用できる「場所」の充実に関すると思われるが、総合体育施設の設立の署名活動は、知っているか。
  • 事務局
    総合体育施設の設立の署名が集まっていることは承知している。しかし、新たに施設の建設について総合計画に記載するのは難しいが、施設の老朽化対策や人口推移などを見据えて考えていく必要がある。
  • 事務局
    スポーツ庁の動向について情報をお持ちであれば、ご紹介をお願いしたい。
  • 委員
    本年10月1日にスポーツ庁が発足した。考え方としては、今まで文部科学省が教育の中からスポーツについて提唱してきたが、スポーツをキーワードに各省庁が横断的に手を取る形で健康スポーツ課を新設した。オリンピック・パラリンピックに向け競技スポーツにおける競技力の向上や子どもの体力・運動能力の向上を意図としている。
  • 事務局
    今回頂いた意見を参酌し、第2期柏市スポーツ推進計画案第3章、第4章の見直しをしていく

7 傍聴

(1)傍聴者

3名

傍聴要領に反する行為は、見受けられなかった。

8 その他

(1)次回日程

平成27年11月11日