平成26年度第2回柏市スポーツ推進審議会会議録

1 開催日時

平成27年3月19日(木曜日)午後1時15分~午後3時

2 開催場所

柏市役所 沼南庁舎大会議室
住所 柏市大島田48-1

3 出席者

(委員)12名
藤原委員、阿部委員、桑原委員、野呂委員、花島委員、井上委員、内藤委員、吉場委員、佐藤(紀)委員、
猪口委員、石崎委員、松戸委員
(事務局)6名
藤江生涯学習部長、小貫スポーツ課長、黒須副参事、加藤統括リーダー、大浦施設担当リーダー、板橋推進担当リーダー

4 報告事項

(1)今期の柏市スポーツ推進審議会活動報告

事務局から今期(平成25年度、平成26年度)の柏市スポーツ推進審議会の活動について事務局から報告した。

  • 委員

    従来、健康づくりについては、色々な部署で事業を行い無駄が多かった。しかし、最近、健康に関する業務で庁内の横断的な連絡会が実施されていると聞いている。次年度以降は、本審議会内の部会である『スポーツによる高齢者の為の健康づくり部会』を周知し、活用してもらえるようにしてもらいたい。

(2)第2期柏市スポーツ推進計画の策定スケジュール

平成27年度中に策定する『第2期柏市スポーツ推進計画』の策定スケジュールについて事務局から説明した。

  • 委員

    学校にアンケートを行うようだが、幼稚園や保育園など未就学児については含まれるのか?期間の長い計画の中では、幼児から小学校の連携についても、視野に入れる必要があるのではないか?

  • 事務局

    現時点では未就学児は含まれていないが、庁内の関連部署などと連携を取りながら、計画に反映できるよう検討していきたい。

  • 委員

    このような部門計画は色々な部署で策定しており、また市全体の基本的な計画もあると思う。先ほど横断的な連絡会の話があったが、スポーツ推進計画も、他部署が策定する計画の内容とかぶらないよう、関係各課と連絡を取り無駄のないようにしてもらいたい。

  • 事務局

    現在、市では『柏市第五次総合計画』を策定中であり、こちらとの整合性も図りつつ、関係各課の情報提供や意見照会などを行いながら部門計画である『第2期スポーツ推進計画』の策定を進めていきたい。

  •  委員

今までは、スポーツというと競技スポーツだったが、これからは健康づくりに主眼を置いた事業も重要になっていくと思うので、健康福祉部門だけでなく、スポーツ課としても健康づくりについて組織的に取り組んでもらいたい。

  •  委員

スポーツ庁が10月から設置される。こちらでも他の省庁とも関係しながら健康づくりを意識した組織作りがされていくので、横断的な取り組みについて参考になると思う。

  • 事務局

十分に参考にさせていただきたいと思う。

5 審議事項

(1) 第2期柏市スポーツ推進計画策定に係るアンケートについて

アンケートの結果について事務局より報告を行い、運動をする人と運動をしない人の二極化が進んでいること、施設の充実よりソフト面の充実が求められていること。以上の2点について、委員より意見を伺った。

  • 委員

今回の報告では、男女別や年齢による区分けがされていないが、そうすることにより、きめ細やかな対策が検討できると思う。

  • 事務局

今回はそこまで詳細な報告はできませんでしたが、次回以降に報告したいと思う。

  • 委員

スポーツクラブにお昼頃行くと、毎日のように来る方がいる。時間のある人は、運動している。運動していない人には日常的な運動を取り入れるような施策を検討したほうが良いと思う。

  • 委員

現役で働いている世代が、平日に運動をすることが難しいのだと思う。仕事以外は少しでも休んでいたいと思うのが現状ではないだろうか。今後、細かいデータが出てくればそういった現状が出てくると思う。そういった世代は体を動かすことは週末に限られてしまうと思うので、どうやったら週末のイベントなどに参加してもらえるかを検討したほうが良いと思う。

  • 委員

現在のシニアの世代は積極的に運動をしている人たちがいるが、今の30から50代の中年の世代がシニアの世代になったときには、同じように積極的に運動しないのではないかと感じている。現在、中年の世代がシニアになったときに運動の必要性を意識できるように、長いスパンで計画を考えることも必要だと思う。

  • 委員

公的なイベントで無料だと参加者が多いが、有料になると参加者が少なくなってしまうことがある。ただ、受益者負担という形で100円でも200円でも有料でやって、それでも参加者が来るような内容を検討していくことが重要だと思う。

  • 委員

スポーツ推進委員協議会で、体力測定やふわどっち大会を有料でやるようになったが参加者は減っていない。健康に関することなど、受講者に関心のあるものを検討していけば良いと思う。

  • 委員

自主的なグループや自治会の集まりなどでウォーキングが活発で、参加する方は健康づくりの意識が高い。しかし、自分を過信してしまうことが多いので、専門家がいる当スポーツ推進審議会の健康づくり部会が正しい知識を伝えていければ良いと思う。

  • 委員

働き盛りの世代が運動をしていないとの話があったが、健康づくりや体力づくりなどについては興味があるようなので、その辺をテーマにした企画や、親子で何かするといったような企画で、休みの日に出かけてみようと思わせるような仕掛けをしていくべきだと思う。

  • 委員

運動をする場所がないというのも、一つの原因ではないだろうか?子どもが遊ぶための公園は、音を出してはいけないとか、キャッチボール禁止など、禁止事項ばかりで、結局、子ども達は公園でもゲームをやっている。アンケートの中で、施設の整備の項目があったが、子ども達にとっては場所を作ってあげるが一番ではないかと思う。

  • 委員

学校でも、運動に関して二極化が進んでいると感じる。以前は学校の校庭で遊ぶことができたが、今は学校開放でスポーツ団体が利用しているので、自分の学校だが校庭の隅で遊んでいる。そこで体育の授業で補うかたちになっており、巡回教室でエアロビクスの派遣など、子どもと親に対して教室を行っている。このように親子共に運動する楽しさを感じ、運動に対する考え方を変えていけるようにしなければならないと感じている。ふわどっちにも参加しているが、一度楽しいと感じると長く続けていけるのだと思う。

  • 委員

子ども達が公園で遊べるようにするためには、ルールを変えていかなければならないが、行政側は一度決めたことを中々変えたがらない。子ども達の運動する場所とするための公園のルール変更を、スポーツ審議会として訴えていく必要があるのではないか?

  • 事務局

安全を考えると色々なルールを定めなければならないのは避けて通れないが、子ども達の体力づくりという観点からは非常に残念なところである。委員の意見を良いタイミングで行政内で共有したい。

  • 事務局

今までは、スポーツというと競技スポーツがイメージされてきた。これからは、健康づくりという観点からも、少しハードルを下げられるよう計画の中で表現していきたい。

  • 委員

地域での世代を超えたイベントが重要と考える。現在は町会や子ども会が崩れている状態であり、きちんとコミュニケーションが取れていれば、先ほどの公園の騒音問題なども、理解できるのではないだろうか?スポーツ課として他の部署とコラボレーションし、地域のつながりや世代を超えたイベントを実施することで、地域も活性化し、柏市民のスポーツにつながるのではないだろうか?

  • 委員

指標としてスポーツ実施率があるが、目標値としての実施率を次の計画ではどの程度まで引き上げるか検討が必要と考える。

  • 事務局

前回の計画の中でも目標値は掲示しており、今回の計画の中でも審議会の中などで検討を重ねた上で掲示していきたい。

  • 委員

これまでの委員からの意見から、一つはスポーツに親しむ環境を作ること。また、それに対する具体的な方策を作ること。これを今後の課題ということで、次回以降検討していただきたい。

次回以降も、第2期柏市スポーツ推進計画策定の為、引き続き審議会の中で検討していくこととした。

6 傍聴

2名

傍聴要領に反する行為は、見受けられなかった。