平成26年度第1回スポーツによる中高年の健康づくり部会会議録
1 開催日時
平成26年9月11日(木曜日)午後2時~午後4時
2 開催場所
柏市役所 沼南庁舎501会議室
住所 柏市大島田48-1
3 出席者
(委員)部会委員3名
原瀬部会長、阿部副部会長、野呂部会委員
(事務局)4名
小貫スポーツ課長、黒須副参事、板橋推進担当リーダー、山本主事補
4 協議事項
(1)中高年の健康づくり講座をいかに進めていくべきか
第1回目となる今回は、部会の今後の方向性を決めるために各部会委員より意見を求めた。
- 委員
現状では、健康づくりに係る講座が非常に縦割り化している。保健所が主役を占めておりスポーツ推進審議会あるいはスポーツ課が果たす役割が希薄になっている。まずは現状でどのような問題を抱えているかを確認したい。 - 委員
健康教育は介護保険まで視野に入れた環境づくり、あるいは健康づくりが必要。また、認知症にならないようにする健康教育も必要ではないか。 - 委員
健康寿命を延ばすためには小さい頃からの体づくりや運動をすることが必要。また、それなりの歳になったときに、健康寿命を延ばしていくために何ができるか考えることが大事である。 - 委員
この部会は中高年を対象にしているが、地域の中で健康推進員やふるさと協議会、包括支援センターなど地元の皆で協力して、皆が健康で明るく仲良く地域としての繋がりをつけていければよい。最終的には健康であったり安全であったり、小さい頃からお年寄りになるまでを見据えた健康づくりが必要。 - 委員
各地域には学んだ知識を活かして自分たちで健康を作るという意識もある。そうした思いやニーズを上手くすくいあげることができればよい。 - 委員
包括的な環境づくりが必要であって、健康づくりが主体となっていくのではない。健康教育、スポーツ振興が主体となるわけではなく、地域の環境や環境づくりのなかに健康づくりやスポーツ指導が入っていくことが望ましい。 - 委員
問題やニーズを探り、それをバックアップしていくといったシステムが望ましい。まずは地域の要望を聞く必要がある。 - 事務局
行政の人材は限られているため地域が主体となった健康づくりは望ましいと思う。 - 事務局
地域ニーズに対するプログラムを考え、スポーツ課に来られる市民の方に提示できるようになればよい。 - 委員
日本の平均寿命に寝たきりの人を入れると値は大きく下がる。10パーセントは寝たきりである。健康寿命や活力寿命を延ばすことが大事。 - 委員
運動指導はもちろんのこと、これから大事なのは抗加齢医療である。寝たきりにならないための心得を話したり、そうした講義のあとに運動をやったりすれば効果があると思う。ただ運動をするだけではあまり効果はない。寝たきりにならないための心得やそれに対する運動、食事指導等をセットで行い、それぞれの分野で専門知識を持つメンバーでチームを作り、実践していく必要がある。 - 委員
保健師や健康づくり推進員とチームを組んで実践していくシステム作りが必要ではないか。スポーツ課で地域におけるニーズのリストを作って、サロンや福祉協議会などと連携して健康づくりを行っていくことは可能か。また、どう関わりあっていくかをスポーツ課でも研究してほしい。 - 委員
スポーツには健康寿命を延ばすことや生活習慣病の予防・改善、ロコモティブシンドロームや認知症の予防にも効果がある。ただ、スポーツは健康になるための手段に過ぎず、バランスも大事で、スポーツをすれば必ず健康になるというわけではない。健康かどうかは自分で決めることであって、それを可能にする知識や知恵や工夫の面からでサポートをしていきたい。 - 委員
地域健康づくり課の事業である出張健康講座のシステムはよい。これに類したことで、医師とスポーツ関係の指導士と保健師と栄養士などが一体となってできないだろうか。既存のシステムを使っていくのもよいのではないか。
部会のまとめとして委員から以下の3点が挙がった。
- 包括的な健康環境づくりを目指す。
- 健康教育のシステム作りの再構築。
- スポーツ課として地域のニーズを探る。
5 傍聴
1名
傍聴要領に反する行為は、見受けられなかった。