柏市スポーツ振興審議会会議録 平成22年12月14日

1 開催日時

平成22年12月14日(水曜日)午後3時~午後5時

2 開催場所

柏市大島田48-1
柏市役所 沼南庁舎5階501会議室

3 出席者

(委員)6名

藤原会長、綿谷副会長、笠野委員、中塚委員、大濱委員,井上委員

(事務局)5名

窪井生涯学習部長、関スポーツ課長、小池統括リーダー,川口振興担当リーダー、振興担当山岸

4 議題

(1) スポーツ振興計画中間見直しに係るアンケート調査の実施について

(2) 事業仕分け(学校体育施設開放事業)の結果について

5  議事(要旨)

第1号議案 スポーツ振興計画中間見直しに係るアンケート調査の実施について

資料に基づき、柏市スポーツ振興計画の中間見直しについて説明した後、スポーツ立国戦略の概要及びスポーツに関するアンケート(案)の内容について事務局から説明した。

質疑等

質問 アンケートの実施数が1、000人ということだが、回収率が50%としても500人程度の結果では、40万都市としては少ないと感じるが増やすことは出来ないのか。

応答 アンケートの回収率が前回のアンケート回収率39.6%よりも極端に下回る場合は、街頭や公共施設を利用したアンケート方法等の実施を予定している。また、1、000人の中には小・中学生、高校生は含まれていないため、実質は1、000人以上の回収が出来る予定である。

以上の審議により、第1号議案は、今後意見等がある場合は、随時事務局側で受け付けることとして了解を得た。

第2号議案 事業仕分け(学校体育施設開放事業)の結果について

資料に基づき、事業仕分けの結果、学校体育施設開放事業の現状及び課題等について事務局から説明した。

質疑等

意見 管理指導員の報酬について疑問に思う。利用団体間の協力によって指導員は運営できるのではないか。受益者負担は、体育館では照明を使用したり、トイレ等消耗品も使用することを考えれば、利用者側の負担は当然のことと思う。

意見 開放事業では、スポーツを通じた子どもの育成にとても役立っていると感じる。非常に良い制度だと思う。受益者負担については、スポーツクラブに通う等でも通常は費用の負担がある。学校開放についても利用者が負担するのが普通と思う。

意見 (学校側の意見として)校内で怪我をされてしまうことが一番残念。指導者や利用者がきちんとした体制でルールを守り利用するのは歓迎である。受益者負担については、今後、総合型地域スポーツクラブについての意識を持たせる意味でも有料化することは必要と思う。

意見 学校は、幼い頃から体育の授業を受けて育ったスポーツ文化の拠点とも言える場所である。受益者負担については賛成であるが、今後、どのようにして利用者側に周知させるのか、その啓蒙もしっかりと行う必要がある。

意見 受益者負担は、当然のことと思う。「何のためにスポーツをするのか」を考えると、自らの健康や心身のために行うものである。それに対して費用を負担することは当然のこと。

質問 事業仕分けの対象になったわけだが、学校開放にはどれくらいの予算がかかっているのか。

応答 年間で約3、800万円、その内の約3、000万円が管理指導員への謝金である。他の費用は、運営委員会への委託費や備品購入費等である。なお、今回、事業仕分けの対象になったが、事業実施に対しての反対意見はほとんどなかった。受益者負担や指導員の謝金等の運営方法について見直しが必要という判断である。

意見 以前は、管理指導員を老人クラブ等地域の方々が持ち回りのような方法で協力し合っていたが、近年はそのような協力者が減少しており、指導員を専門的に引き受けてくれる人材がいない。

意見 (事務局から)受益者負担については概ね賛成と思われる。今後は、実績に基づく負担や事前登録制等、具体的な受益者負担の方法を協議し、条例等の整備についても慎重に検討することとしたい。

以上の審議により、第2号議案は、今後も継続し審議することで了解を得た。

その他について

(事務局から)来年度の柏市スポーツ振興計画見直しにかかる後期5ヵ年の施策等について、意見をいただきたい。

意見 障がい者スポーツをバックアップするような施策を検討して欲しい。障がい者でもスポーツの機会を待っている人がたくさんいる。

意見 市民が気軽に身体を動かせる機会を増やすことが必要だと思う。また、柏レイソルの試合の合間や前後等に選手と触れ合うことが出来るような企画など、トップアスリートを活用した施策も良いのではないか。

意見 体育協会では、若い頃に競技スポーツを実施していた高齢者の意識を変えて、生涯スポーツ競技にチャレンジするような対策が必要。市民大会でもシニアの部を設けることも検討している。

意見 秋にふれあいウォークに参加しているが、長い距離を歩くために事前に練習をして臨んでいる。春にも実施すれば練習が増える。このように、イベントがあればそれを目指す人たちが自然と運動するようになると思う。

意見 個々のライフステージに合わせた、市民ニーズに応じた環境整備ができれば、いつでもスポーツが出来る環境になると思う。

意見 障がい者に対する施策を充実したいとのことだが、障がい者は、参加する手段がない場合が多い。福祉バスを利用するなどの交通手段の整備を行い、障がい者が参加しやすい環境整備をすることが必要。

高齢者の施策については、ひとりで団体の中に入って行くことはとても勇気が必要なこと。隣人などの声かけによって参加しやすくなるのではないか。

意見 補助金について、各スポーツ団体に市からの補助金が支出されているが、各競技団体には一律の割り当てとなっている。競技団体には人数等の規模に大きな差があり、毎年補助金以上の繰越金が発生している団体もある。補助金の割り当てについて再検討して欲しい。

6 傍聴

(1) 傍聴者
なし

7 次回開催

平成23年3月(予定)