平成29年度 柏市幼児教育振興審議会会議録
1 開催日時
平成29年9月7日(木曜日)午後3時から4時30分
2 開催場所
柏市大島田48番地1
柏市役所 沼南庁舎5階大会議室
3 出席者
(委員)
古橋会長、江島副会長、奥野委員、村川委員、吉田委員、渡辺委員、高桑委員、鈴木委員、渡邉委員、堀委員、伊藤委員、一瀬委員
(事務局)
松澤子育て支援課長、池田教育研究所長、冨高教育研究所担当リーダー、
山口教育研究所指導主事、遠藤教育研究所指導主事、美留町教育研究所指導主事
4 議題
- 平成29年度 柏市立教育研究所「幼児教育関連事業」に関する報告について
- 幼保小連携のさらなる充実に向けて
5 議事等(要旨)
午後3時、定刻になり開会。
議事等に先立ち、委員委嘱の後、教育研究所長の挨拶等を行った。
報告
柏市教育研究所の事業概要
- 幼児教育関係
- 早期からの教育相談支援体制の構築
協議
事務局による説明の後、質疑応答及び意見交換を行った。
- 幼児教育共同研究の家庭生活調査における就寝時刻の結果を10年前と比較してみると、子どもたちの就寝時刻が遅くなっていることがわかる。この10年間の社会の変化にともない、子どもたちの生活リズム等に影響が出ているのではないか。これからも継続的に調べていく必要があるのではないかと思われる。
- 幼保こ小連携の交流会を実施するにあたり、小学校側は、1年生の子どもたちが年長児と接する姿から、成長の様子をうかがうことができる良い機会となっている。しかし、各校、各園における行事の調整や感染症の流行による実施時期の延期、安全面の確保等を考えなくてはならない。
- 小学校や幼稚園、保育園、こども園の先生方はとても忙しい中、連携を取っていただいていることについて、保護者としてはとてもありがい。今後さらに入学前に子どもたちが学校と園を行き来することで、小学校の雰囲気を知ることもでき、子どもたちの不安を取り除いていただければありがたい。
- 幼保こ小連携事業がさかんになっているからこそ、もっと積極的に各校、各園の先生方が色々なことを一緒に話し合えるような環境を柏市や教育委員会に作っていただけるとありがたい。
- 幼児教育から小学校教育へなめらかに接続していくということは、今まで数年間の大きなテーマだったと思う。幼児教育の現場でも、どのようにしていったらよいのか模索していたが、小学校との交流授業や地区別の話し合いが、とても大きな効力となっていた。引継ぎについても書類だけでなく、小学校と園の先生方が顔を合わせて口頭ですることも重要である。
- 小学校教諭の初任者研修等で行われていた異校種交流は、幼保こ小連携においてとても大切なことだと思う。幼保こ園の先生方が小学校の行事を参観することもあるが、小学校の先生方にも園へ来ていただき、様子を知ってもらうことも必要ではないか。
- 今年度の1年生が入学前に通っていた園の数を調べたところ、千葉県内外を含めて20園程あった。様々な地域の園から入学してくるので、幼保こ園との連携は簡単ではないということを痛感している。しかし、文部科学省から「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」の10項目が示されたことで『柏市版 スタートカリキュラム』の中にも「柏市版 幼児期の終わりまでに育てたい姿」が示されている。4月からは幼保こ園がそれらを目安に子どもたちを育てていただき、小学校ではそれを受けてスタートカリキュラムに沿って子どもたちを育てていくことで、切れ目なく子どもたちの育ちをつないでいく必要がある。
- 「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」が示されたことにより、幼稚園と保育園、こども園が共通の目標や尺度等を持つことになるのは、とても大切なことである。小学校や幼保こ園の関係者や先生方だけでなく、保護者の方にも伝えることで家庭教育の中にも浸透し、よりスムーズな連携につながるのではないだろうか。
- 現在、教育全般における大きな変化は、幼稚園教育要領と保育所保育指針、認定こども園教育・保育要領の全面改訂がなされ、来年4月に施行されることである。特に重要なのは、改訂を踏まえて、幼保こ小連携のポイントがどこにあるのかということを、しっかり確認することである。
6 傍聴
傍聴者 0人
7 次回開催日時(予定)
平成30年10月