柏市立柏高等学校第3次教育計画策定委員会会議録

令和元年度第2回柏市立柏高等学校第3次教育計画策定委員会会議録

日時

令和元年9月5日(木曜日)午後3時から午後4時40分

場所

柏市大島田48番地1 柏市役所沼南庁舎5階501会議室

出席者

委員

北垣委員、岡崎委員、塚本委員、横谷委員、河嶌委員、飯田委員、小貫委員、増子委員、石田委員、
内田委員、今井委員、富樫委員

事務局

松澤学校教育課長、杉浦教職員課長、関根学校財務室長、逆井指導課長、佐々木教育研究所長、中村学校保健課長、岩永指導課統括リーダー、宮本指導課指導主事、新井教職員課統括リーダー、岡崎教職員課管理主事、藤木市立柏高校事務長、金子市立柏高校教頭、高井市立柏高校教頭、滝沢市立柏高校教務主任

議題

  1. 課題解決に向けた高校における取り組みについて(進捗状況報告)
  2. 市立柏高校教育計画プロジェクトチームの調査・分析について(報告)
  3. 仮説「望まれる市立高校」について(協議)
  4. 今後の流れについて(連絡)

議事

課題解決に向けた高校における取り組みについて(進捗状況報告)

市立柏高校から、高校で現在取り組んでいることについて進捗状況の報告があり、それに対する質疑応答を行った。

  • ホームページの更新を増やすなど、学校のアピールを積極的に行っている。部活や行事ばかりでなく、今後は授業でも頑張っているところを発信していく。
  • 東武バスに働きかけて増便を依頼している。 
  • 学習指導要領の改訂に合わせて、カリキュラムの編成を行う。次回の会議で素案を示す。 
  • 施設面では校舎の外壁の修繕が進んでいる。 
  • 行事の精選など、働き方改革を推進していきたい。 
  • 夏休みに行った学校説明会のアンケート結果によると、多くの生徒が部活動をもっと知りたいという理由で参加していることが分かった。 

委員からの質問や要望

  • 中学生や先生方に対する説明はどのように行っているのか。多くの中学校に市立柏高校の良さをアピールしてほしい。
    (学校回答)進路連絡協議会において高校の説明を行っている。各学校が主催する高校説明会にも参加している。
  • ALTが2人在中しており、英語教育が充実している点についてもっとしっかりアピールしてほしい。

市立柏高校教育計画プロジェクトチームの調査・分析について(報告)

委員会内に立ち上げてプロジェクトチームが市立柏高校の現状を「見える化」するため、各種調査を行った。その結果について報告があった。

  • 中学生の高校選びで一番重視されるのは、学力にあっているかどうか。次に卒業後の出口が重視される。
  • 市立柏高校と同等学力の県立高校を比較したところ、大学進学率に大きな差はない。就職者が多めである。推薦で進学を決める生徒が9割である。
  • 塾関係者へのヒアリングを行ったところ、面倒見のよい学校、キャリアをしっかり考えることのできる学校が今後は望まれるだろうということが分かった。
  • 通学の利便性を向上させることが志願者増にどのようにつながるか、検証していく必要がある。
  • 部活動は時代に合わせた見直しが必要ではないか。

仮説「望まれる市立高校」について(協議)

プロジェクトチームから、上記について2点の仮説が示され、それについて協議を行った。

  1. 「なりたい自分が見つかる学校」(充実したキャリア教育を行う)
  2. 「面倒見がいい学校」(多様なニーズに対応するクラス・コース・カリキュラムの編成を行う)

(各委員からの意見)

  • 大学入試が変わってきている。高校で様々な経験をし、自らのポートフォリオを蓄えていくことが必要。市立柏高校吹奏楽部出身の学生が、柏市を将来応援していきたいと明確な希望を語っていた。このように高校での経験を自らの将来に生かしていけるとよい。
  • 今後必要なのは、独り立ちできる人間。自分で考えて、協力・協調して仕事ができる人間である。面倒見がいい学校を目指す取り組みの中に、こうした人材を育成することを目的として加えてほしい。
  • 行政とのタイアップを行うことで、県立との差別化を図ってほしい。
  • インターンシップや体験学習を市役所と連携して行うことは、課題は多いが、可能ではないか。
  • 「10年後に活躍できるヒントを与えてくれる学校」とは抽象的な表現。具体的にどのようなことか。
    (事務局回答)新しい指導要領においても求められていること。具体的な取り組みについては、この会議で委員の皆様にあげてもらいたいと考える。
  • 市が主催する行事に市立柏高校には協力してもらっている。地元と学校の連携を強化していくことは志願者を増やすことにつながるだろう。教育委員会や行政はそのつなぎ手となる。
  • 県立高校と比べてクラス編成や授業展開が充実していることはもっとアピールすればよい。
  • 卒業後どんな人間になってほしいのか、それを明らかにしてそのための方策を講じる。それが自分探し・自分探求ではないか。
  • 「市柏へいけば、こんな風に力が伸びていく」と具体的に中学生に薦められる。
  • PRという面では大々的に市役所や教育委員会が市柏を応援してもいいと思う。
  • 市立柏高校ではすでにいろいろと特色ある取り組みをしているが、それが当たり前になっていてアピールをしていないことが多い。生徒自身、地域のために頑張りたいという希望をもっていて、消防士や警察官を目指すものも少なくない。

今後の流れ

教育計画の実施までの流れについて確認後、次回の会議までに更なる調査を進めることと、教育計画の柱立てを提案する予定であることを事務局から説明があった。

(次回の会議について)

  • 通学の利便性や部活動の見直し、地域連携の具体的取り組み、コースやクラス編成について調査・分析を進め報告。
  • 学校とプロジェクトチームが合同で検討を進める。
  • それぞれの委員が、具体的な取り組み案や施策案を次の会議で持ち寄り意見を出し合う。