平成23年度第2回柏市通学区域審議会会議録

1 開催日時

 平成23年8月23日(火曜日)午後1時30分~2時10分

2 開催場所

  • 柏市大島田48番地1 柏市沼南庁舎5階501会議室

3 出席者

委員

 岩佐会長、為成副会長、助川委員、小松委員、小川委員、松下委員、城川委員、直江委員、柿久保委員、冨澤委員、荻谷委員、舩橋委員、石井委員

事務局

 河合教育長、浮谷学校教育部長、藤江学校教育部次長、山本学校教育課長、今井学校施設課長、佐藤学校企画室長、菅原統括リーダー、芳賀副主幹、須藤副主幹、 五津主査、中村主査、飼沼主事

4 議題

審議事項

  1. 松ヶ崎の一部の通学区域の変更について(答申)
  2. あかね町8番の一部の通学区域の変更について(答申)

報告事項

5 議事

審議事項

(2)あかね町8番の一部の通学区域の変更について

  • 前回の審議会で、委員から「あかね町8番一方通行の道路において、車両の安全運転を促す措置をとるよう関係機関等に働きかけること」を付帯事項として追加したいという意見が出された。事務局で現地を確認し、現在のところ、注意を促す表示の設置について関係機関と協議中である。(事務局より報告)
  • 審議の結果、答申案を修正無しで、答申として採用する。

報告事項

  • 新設小学校通学区域についてはすでに答申を頂いているが、新若柴町会及びマンション・レーベンハイム柏の葉オルテから、新設小学校通学区域編入の要望、及び要望に対するこれまでの教育委員会の対応・回答・説明等について、本通学区域審議会で報告をしてほしいとの要望があった。要望は、次の6点である。
  1. 柏北部中央地区新設小学校の通学区域について
  2. 通学区域の交通事故防止の安全対策について
  3. 新若柴町会地域の学童通学路の安全施設に関する要望について
  4. 地域内学童の通学区域の変更について(660名署名の要望書)
  5. 住民説明会への出席要請について
  6. 住民説明会後の進捗状況について
  • レーベンハイム柏の葉オルテは、新若柴町会内に位置するが、町会には所属しておらず、管理組合理事会理事会長の名前で要望書が出された。要望書の内容は、新若柴町会からのものと同様である。
  • これらの要望に対し、教育委員会として以下の通り、回答した。
  1. 柏第四小学校及び松葉第一小学校への通学路の安全対策は、関係各所と連携しながら、引き続き進めている。
  2. 新設小学校通学区域については、答申を基にしており、新若柴町会及びレーベンハイム柏の葉オルテは、新設小学校の通学区域に含めることが困難である。
  3. 新設小学校の通学区域は、諮問の際に示した3点の方針と今後の児童数の推計によって定めた。方針の1点目は「田中小学校の分離校なので、田中小学校の通学区域であること」、2点目は「土地区画整理事業にともなって人口増加が見込まれ、学校建設が計画されたことから、通学区域は区画整理事業地内であること」、3点目は「既存または新設の大きな道路を境界線とすること」である。
  4. 今後の児童数は、開校後急激な児童増加により、開校3年目には建設されるすべての普通教室を使用することになり、6年目には1、000名を超える児童数を推計している。途中、普通教室の増設があったとしても、これ以上児童を受け入れることは難しい状況である。
  • 以上のことから、新若柴町会及びレーベンハイム柏の葉オルテの新設小学校に関する要望に対しては、今後の児童数から大変厳しい状況であることを説明した。
  • なお、今後、柏北部中央地区新設小学校の通学区域については、9月定例市議会において、柏市立小学校設置条例の一部を改正する条例の制定を行った後、当審議会の答申を基に、区画整理事業地内での必要な調整を図り、教育委員会で議案の上程を行なう。

以下、質疑応答 

  • 新若柴町会やレーベンハイム柏の葉オルテの要望に対して、教育委員会はどのような対応をしてきたのか。(質問)
  • 新若柴町会からは6回の要望があり、その都度町会長に説明をしてきた。町会長とともに現在通学する小学校の通学路を点検し、危険箇所等の確認も行った。また、新若柴町会主催の住民説明会に出席し、柏第四小学校及び松葉第一小学校への通学路の安全対策と新設小学校の通学区域について回答、説明をした。レーベンハイム柏の葉オルテの住民代表に対しても同様に説明を行った。(回答)
  • 新若柴町会とレーベンハイム柏の葉オルテからは、現在通う学校の通学路の安全対策について要望が出されているようだが、具体的にどのような危険があるのか。(質問)
  • 配付資料の要望書写しや説明会における、地元の方々のお話では、柏第四小学校通学路は、近くに工場が数多くあることから、大型車の行き来等車両交通量が多く、歩道はあるものの狭く、学校まで約2kmと距離があること。松葉第一小学校通学路については、答申の際に、十余二または若柴交差点の横断歩道橋の横断という意見があったが、そこまでの距離や時間から現実的でないので、消防局前の横断歩道を横断しなければならず、そこから、学校までの歩道が狭く、対向する自転車と接触する危険性があるということである。(回答)
  • それらの危険に対して、教育委員会ではどのような安全対策を行っているのか。(質問)
  • 町会長や役員と現地を歩き、状況確認を行った。柏第四小学校及び松葉第一小学校両校の通学路に関する安全対策について、配付資料の通り、町会要望をもとに関係機関に対し要望し、現在も協議を続けていることを説明会で報告した。現在までに、注意看板の設置や通学路標示板の設置を実現し、国道部については、国道交通省千葉国道事務所交通対策課長と協議を進め、今後も継続的に要望、協議を進めていく。(回答)
  • 西部消防局前に横断歩道橋ができる可能性はあるのか。(質問)
  • 国土交通省千葉国道事務所に設置要望書を提出した。建設費等から中長期的対応という回答であったが、消防局前交差点周辺の安全対策を含め、引き続き、要望していく。(回答)
  • 新若柴町会やレーベンハイム柏の葉オルテの子供達を、新設校に学区外就学で入れられないか。(質問)
  • 学区外就学については、基本的に通学区域が決定した後の決定事項である。現時点では、開校後数年間で児童数が急激に増加することが見込まれることから、学区外就学を認めない方針だが、今後の児童数増加の速度を見て、制限を加えた学区外就学は考えられる。ただし、教室数に余裕があるときに学区外就学を認め、毎年見直しをした場合、余裕がなくなったときに兄弟姉妹で別の学校に行くことになるので、慎重に対応する必要がある。(回答)

6 傍聴

(1) 傍聴者

 5名

(2) 傍聴の状況

 傍聴要領に反する行為は、見受けられなかった。