平成19年度第1回柏市通学区域審議会会議録

1 開催日時

平成19年5月22日(火曜日)午後2時00分~午後4時

2 開催場所

沼南庁舎501会議室

3 出席委員

森川会長、落合副会長、平子委員、小泉委員、中村委員、河嶌委員、大森委員、青柳委員、熊谷委員、浅野委員、布施委員、水上委員、為成委員、片岡委員、伊藤委員(15名)

4 委員及び傍聴人以外の出席者

(事務局)矢上教育長、河原学校教育部長、玉村学校教育部次長、野中学校教育課長、安蒜学校安全対策室長、佐藤統括リーダー、山田統括リーダー、中村

5 公開・非公開の別

公開

6 傍聴者

7名

7 議題

(1) 報告事項  :  柏市通学区域審議会第5回会議の結果について
(2) 審議事項 : 柏第一小学校の通学区域の見直しについて(諮問)
(3) その他 : 欠員による委員の委嘱について

8 会議の概要

(1) 欠員による委員の委嘱を行った。
(2) 報告事項として上記7(1)第5回会議の会議経過を説明し会議録として決定した。
(3) 審議事項として柏第一小学校及び柏中学校の通学区域の変更について教育長より諮問があり、審議会として基本的な事項である通学区域を見直す区域、受け入れ校、変更期日、対象者についてを柱とすることとし、それ以外の事項(通学路の安全確保や学区外就学の取り扱い等)については附帯事項とすることとした。
(4) 本審議事項は会長と事務局で答申原案を作り各委員に諮ることにし、次回は平成19年6月29日(金曜日)に開催することとした。

9 主な内容

◎柏第一小学校及び柏中学校の通学区域の一部変更に関する諮問について

教育長:学校規模の適正化と、教育環境の改善を図るため柏第一小学校及び柏中学校の通学区域の一部変更について諮問する。

事務局:平成18年度からの審議経過を踏まえて、諮問書の内容を補足説明した。通学区域の変更時期について平成21年4月1日ということで記載し、在籍児童の就学措置については、柏第二小学校の前例(希望する児童については学区外就学というかたちで引き続き承認)を委員に説明してきた。最終的な柏第一小学校の取り扱い、及び柏中学校への進学に関する取り扱いについて、答申書への記載も含めて議論し意見をまとめていただきたい。

委員:最近、呼塚交差点北側の住民から、四小へ変更後の通学路がすごく心配だということで話を聞いた。また、後から建った南側のマンションは学区変更されずなぜ自分たちだけなのか。学区変更後の就学予定者に説明がないとか。こういう意見に対し今後どういう検討をするのか。

会長:通学路の安全については、答申の中に組み込む必要がある重要な案件だと思うが、基本方針と付帯事項という形での対応、処理も可能だと思う。

委員:二小の事例は事例として、この学区内ではどのような考えで進められるのか。柏中への進学の取り扱い等に関してはなるべく希望に沿った形で進めいただきたい。

会長:答申書の基本事項としては、学区を変更する地区とその受入れ校、変更の期日、更に変更期日における在籍者の就学措置の三点に絞られると思う。それを基本方針とし、その他の部分については附帯事項としてまとめていきたいと思うがいかがか。附帯事項としてはどのようなことが必要か。提案のあった通学路の安全という項目は、欠かせないと思うが他にどうか。

委員:通学区域変更地域に住む保護者、未就学児の保護者は通学路の心配はかなりあると思うので、教育委員会でもやはりこういう問題について大変心配であると(考え)、事前に一小のPTAを対象とした説明会を何回かしている。PTAだけでなく地域の自治団体でも心配をしているので、説明会を開いて欲しいと要望したところ、大変分かり易い説明をしてもらえた。そういった説明会で住民の不安、質問に対しての回答を、一部でも話してもらえると理解できると思う。

会長:決定事項ではないので断定的なことは話さないということは分かるが、今までの地域の方、保護者の方の反応の中でどんなことが課題としてでてきているのか。

事務局:今まで市長への手紙等で通学区域変更について市民の方々から貴重な意見が寄せられている。昨年はかなり件数が多かったが、今年度に入り数は減っている。内容としては通学区域の変更、通学路の安全について質問等であった。また、柏第一小学校のPTAに対して検討会が今年度発足した。今後、答申がでたらそれに基づき、通学路の関係や附帯事項の関係について地域の自治団体や回覧等を通し、具体的に調査、回答していく。そういったスケジュールで考えている。

会長:これまでの意見交換の中で出たポイントは、基本的な事、決定事項は当審議会の答申の柱になるが、附帯事項としてできるだけ皆さんの意見を吸収した形で答申書に入れるということかと思う。繰り返しになるが、通学路の安全について調査を行うとか、地域、保護者との連携、意見を吸収して対応策を考えるとかそういう要望があると思う。もう一点は、学区外就学を認めるかどうか、要望が出た場合公平な扱いをすることも一つのポイントかと思うので、附帯事項として出す必要があると感じる。前倒しで変更後の学校に行きたい場合の取り扱い、学齢前児童の保護者に対する周知説明、マンション建設予定の場合に業者に対し事前説明、そういったようないくつかの項目を附帯事項として加えてはどうか。

委員:柏第二小学校の学区変更の時の附帯事項について参考までに説明して欲しい。

事務局:柏第二小学校の附帯事項のまとめは、通学路の安全について十分調査を行う。地域及び保護者との連携。学区外就学を認める場合公平な措置を図る。周知の期間を十分にとる。ということであった。

会長:これまで提案、説明があったことをとりまとめて、答申案に盛り込みたいと思うがいかがか。

委員:学区外就学について話があったが、これは在籍児童の就学措置として書き込みを行うということか。

会長:明確にイメージしたわけではないが、兄弟姉妹の関連等、保護者の要望が出そうなことを考え、そういう場合の判断基準を明確にして欲しいという意味である。

答申書の原案は、審議会の前に委員の意見を伺って修正しながら次の審議会で最終案としたい。

10 審議会での確認事項

(1) 答申は基本事項を柱とし、関連する項目は附帯事項とする。
(2) 答申書の原案は次回の審議会で諮る。