平成27年度第1回柏市保健衛生審議会母子保健専門分科会 会議録

平成27年度第1回柏市保健衛生審議会母子保健専門分科会

1 開催日時

平成27年5月1日(金曜日)午後3時から午後4時30分

2 開催場所

ウェルネス柏4階大会議室

3 出席者

委員

足立千賀子 、鎌倉和子 、窪谷潔 、佐藤紀子(会長) 、鈴木美岐子 、橘房子 、田牧徹、 中矢静子 、巻淵順子 、和田靖之(副会長) 、渡邊智子

事務局等

山崎保健所長、平島保健所次長、髙木課長・根本副参事・山岡統括リーダー・友野専門監・宮島専門監・川崎副主幹・長谷川副主幹・鳥居・山崎(地域健康づくり課)、戸来課長 代理 小倉専門監(保健予防課)、福島課長(子育て支援課)、高橋課長(こども福祉課)、宮島課長(保育運営課)、関口課長(こども発達センター) 、増田課長 代理 中村副主幹(学校保健課)

4 議事録

議題(1)柏市母子保健計画策定について

事務局より説明1.

 市町村の母子保健計画は、国の第2次健やか親子21に基づき策定することとなっております。健やか親子21というのは、21世紀の母子保健の主要な取り組みを提示するビジョンであり、関係者が一体となって推進する国民運動計画とされております。 市町村において、妊娠、出産、育児、その他、健やかな子育てに関する現状分析、今後の望ましい方向性等につきまして、検討を加え、地域の母子の健康や生活環境の向上をはかるための、体制の確立に向けた母子保健計画を策定し、効果的な母子の保健対策の総合的な推進に資するものとしております。市町村は、母子保健の現状やサービスの課題、目標等を、具体的に記載した母子保健計画に沿って、事業を推進することになります。

 今年度27年度から、子ども子育て支援法による、柏市子ども子育て支援事業計画がスタートしたことに伴いまして、柏市次世代育成支援後期行動計画が終了となりました。これまで、柏市の母子保健計画は、次世代法の行動計画の一部として、組み込まれていたため、ここで、新たに、柏市の母子保健計画の策定が必要となったものです。

 計画の期間は、国に準じまして、平成28年度から平成37年度までの10年間を予定しております。

 母子保健計画を策定するにあたっては、母子保健と関連する保健・医療・福祉・及び教育分野との連携を確保するため,関係部門の計画や指針、施策との連携を図ることが必要となっております。特に、母子保健と子育て支援とは、密接に関わっているため、妊婦健診や乳児家庭全戸訪問事業は、柏市子ども子育て支援事業計画にも記載されております。内容が関連する部分につきましては、それぞれの計画に位置づけ、連携をとりながら、切れ目なく、母子保健サービスが提供されるということが、重要となります。なお、母子保健計画は、子ども子育て支援計画と一体的に取り組むだけでなく、母子保健の一義的な目的である、母子の生命を守り、母子の健康の保持増進を図ることに念頭をおいた、保健的観点で策定する計画になります。

事務局より説明2.

 柏市母子保健計画の策定スケジュールは、健やか親子21(第2次)を追いかかる形で、柏市母子保健計画の推進を図っていくという予定となっております。国の動向を見ながら、改めて柏市の実態を把握するということで、より色の濃いものを策定していかれば、と考えております。

 国の最終的な評価では、課題として、思春期保健や周産期,小児在宅医療の充実、また連携体制や地域の支援体制の強化、育てにくさを感じる親に寄り添う支援、児童虐待防止の更なる支援の充実を図ること等があげられています。

 これまでに、示されました課題に沿いまして、健やか親子21(第2次)にあたっては、子育て環境の充実に向けた3つの基盤課題、2つの重点課題が設定されております。国として、今後10年間にわたり、取組む具体的な目標を設定しておりますが、柏市は、国の提言を受けまして、関連機関、関連部署と連携を行い、とって、どのような取り組みが必要なのか分析をしまして、具体的な事業に反映させていくようになるかと思います。

柏市母子保健計画には、母子保健計画の基本的な考え方、計画の前提条件となる柏市の地域の状況、また課題と指標の目標設定を具体的な形でお示ししたいと思っております。計画の評価見直しにつきまして、それぞれの推進体制や関係機関の役割、また目標達成の機関や達成するための方策、進捗状況等をお示しするということで、計画の内容に盛り込むことを予定しております。

本日、第1回目のつきましては、策定の経緯ということで、具体的なスケジュール等をお示ししたいと思います。2回目につきましては、柏市の実態の検証、指標及び目標の検討というところを進めてまいりたいと思っております。第3回目におきましては、2回目で把握をしました実態に基づきまして、計画の素案を提示し、また評価方法、具体的な推進体制のあり方を検討したいと思っております。計画の体制につきまして、皆さんと協議を進めてまいりたいと思っております。その後、11月に、柏市保健衛生審議会が予定されておりますので、3回の分科会での審議内容を中間報告を予定しておりまして、12月にパブリックコメントということで、市民の皆様からのご意見を頂戴したいと思っております。最終の1月の分科会におきまして、計画案を取りまとめさせていただき、審議会からの答申を受けるという形で、母子保健計画の内容を決定させていただきたいと思っております。来年度につきましては、計画に基づき、事業を開始しまして、毎年の進捗管理と策定後5年を目途に中間評価を実施予定して、また次期計画にあたり、最終評価を実施することを予定していきたいと思っております。

議事

(委員)母子保健計画は、健やか親子21(第2次)に基づく計画と表現されておりますが、これを具体的に進めていくための計画と理解して大丈夫でしょうか。

(事務局)はい。健やか親子21(第2次)は、国民行動計画と位置づかられておりまして、数値目標も入っております。それを実現させるために、各自治体が具体的に、どのように進めるのか、柏市としては、健やか親子21(第2次)の指標、考え方に基づいて、今回、母子保健計画を策定させていただきたいと思っております。

(委員)母子保健計画は、健やか親子21と次世代育成支援対策推進法を一つのものとして、取り組んできていたという、大きな矢印で描かれていますね。平成27年度に子ども子育て支援法に基づく、事業計画が先に、分かれた形でスタートしている型。おそらく、そこに入らない部分を、母子保健計画として策定するという型と、この図からは見えるのですが、この子ども子育て支援事業計画が担っている部分を、もう少し説明していただいてもよろしいでしょうか。

(事務局)子ども子育て事業計画につきましては、ひとつは待機児童の解消というものがあります。それから、もうひとつ、保育園など、お子さんを預けないご家庭では、在宅で子育てしていくわけですが、地域子育て支援ということで、例えば、地域子育て支援センターの運営ですとか、それから、一時保育等、在宅で保育をしている父母を支援していく地域子育て支援が大きな核となっております。

議題(2)柏市親と子の健康度調査アンケートについて

事務局説明

 柏市母子保健計画の策定を目的としまして、柏市の親と子の健康度を把握するため、アンケートの実施を予定しています。柏市の母子に対するサービス利用状況、ニーズの把握と共に、柏市で育っておりますお子さんの健康度、親御さんの子育ての状況を把握するということで、実施していきます。

 調査内容につきましては、妊娠出産時の状況、子育ての状況、乳児一般健診について、母子等に対するサービスの利用状況の4点を挙げております。サービス利用状況は、3つの年齢区分にあたるお子さんを育てる保護者の皆さんを対象として、アンケートを実施する予定でございます。3~6か月のお子さん、1歳6か月のお子さんと3歳6か月のお子さん、調査対象の総数は、約1200と見込んでおります。3~6か月の乳児につきましては、国の健やか親子21(第2次)において、3~4か月児の調査を実施しているということになっておりまして、既に柏市においては、柏市民健康づくり推進員による『こんにちは赤ちゃん訪問』においてアンケートを配布し、郵送回収を予定しておりますが、計画策定のためのアンケートとしては、改めて、もう少し広い対象として、3~6か月児に対して、調査をすることとなっております。訪問でのアンケート配付ではなく、各対象家庭に、郵送配布、郵送回収を予定しており、短期間でのアンケート回収として、作業を進めていきたいと思っております。1歳6か月、3歳6か月のお子様を育てる保護者につきましては、柏市幼児健診にお越しいただきますので、健診会場におきまして、アンケートを配布、回収したいと考えております。柏市の親と子の健康度につきましては、アンケートのみではなく、既存の母子保健事業が多数ございますので、それらから把握している既存データや、保健師、栄養士、歯科衛生士が地域母子保健活動において把握をした実態なども、共に合わせて分析していきたいと思っております。

 お子さんを妊娠出産した様子として、主なアンケート回答対象としては、父母を念頭に、主にお母さんが答えられることを想定して、アンケート項目を挙げております。妊娠初期の気持ち、困ったときに相談できたか、妊娠中の母の喫煙や飲酒、お仕事の状況、職場からの配慮の有無、マタニティーマークの認知度や妊娠出産時の状況等は、お父さんが把握している状況があれば、お父さんでもお答えいただこうと明記をしております。またお父さんの育児実態、お子さんの育てにくさをどのように感じているか、またどのように解決しているかというところの有無を、お伺いします。また赤ちゃん、お子さんの子育てをしている社会的な成長を理解しているか否か、乳幼児揺さぶられ症候群の認知度、また生後半年から1歳頃の子どもの後追いについての認知をお伺いしていきます。そして子育ての状況として、児童虐待の実態をお伺いする予定であり、親と子の地域行事の参加状況、声をかけてくれる人がいるか否か、また要望をお伺いしていきたいと思います。柏市母子保健サービスの利用状況と知っているか否かを含め、満足度、利用した後の感想をお伺いしてまいります。

 1歳6か月につきましては予防接種の状況、仕上げ磨きの状況、お子様の成長段階の認知というところで、指差しでの興味を示すか否か、また3歳6か月のお子さんにつきましては、ほかのお友達の遊びに加わろうとするか否か、お子さんの成長に応じた項目を加えるなどを予定しております。

議事

(委員) 親と子の健康度調査アンケート、このアンケートをすれば、親と子の健康度がわかるのか、計画を立てるにあたって、例えば、食べ物のこと、人工栄養のことなど。生まれて間もないのに、色々なお母さんがいるなかで、人工栄養、母乳といった、この区分が見やすいかどうか。これでも、良いと思いますが、もっと、深くたずねないのか。食事も、具体的には、野菜を食べているとかもあります。にこにこ楽しそうに食べているとか、そのような表現でも良いですし。もう少し、何か具体的な何かがないと、アセスメントしたものにならないのかな、と思いました。これでは、計画を策定していくときに、作りにくくはないかしら、と思いますが、いかがでしょうか。

(事務局)アンケートの質問内容につきましては、表現方法について、検討をしたいと思います。既存事業において、例えば離乳食教室や母と子のつどいについて、子育てを始めたばかりのお母さんと市の保健師栄養士が関わる機会があり、そちらで把握している実態も、親と子の健康度の分析に参考にしてまいりたいと考えております。

(委員)うちの学生を見ていても、なかなか、これからお母さんになる人たちですけれど、食事調査をしていても、差が出るとか、すごく色々なんですね。だから、食べ方についても、聞いておく必要があるし、お母さん方にも質問していく必要があるかな、と思います。

(委員)食べ方についても、菓子パンを与えているだけの場合もありますので。きちんと知っているのか、それは何かと理解していますか、わかろうとしているのか、など。厳しすぎる必要はありませんが、もう少し深くたずね、計画が立てられる質問があると良いのではないかな、と思いました。

(委員)そのあたりが、育てにくさ、のところ。今度の健やか親子21(第2次)においても、育てにくさを感じている母親への支援が課題にあがっていて。おそらく、離乳食は、育てにくいと感じる大きな課題になっていくので、もう少し具体的に母親像とか、家族の子育て像が見えるといいのではないかと。そのあたりで、項目を見直してももらえると良いのではないかと思います。

(委員)妊娠中にお母さんが働いていたと答えたかたが、妊娠中に仕事を進めることに対して、職場から配慮をされたと思いますか、との設問ですが、もう少し具体的にあると良いと思いました。例えば、問い方によって、就労している職場の制度的な部分で配慮をされたととる人と、同僚や仲間、上司など、職場の雰囲気、周囲の対応の配慮なのか、と。分かりにくいのかな、と思いました。健やか親子21の、子どもの健やかな成長を見守る地域づくりにも、かかってくるのかな、と思いましたので。

(事務局)非常に参考になるご意見をありがとうございました。確かに、市のほうで、育てやすい環境の整備にあたっては、具体のお母さんを取り囲む環境を把握する必要がありますので、就労の制度や職場内の態度等で、どのように配慮されたと感じたのか、もう少し掘り下げた質問も工夫していくことで、具体策もみえてくるのかな、と感じました。今後、検討したいと思います。

(委員)母子の関連するサービスの利用状況について、参加しているか否か、満足度を聞いたデータを見たいと思っております。私たちは、お母さん個人に会うことが多いのですが、母と子のつどいに行って充実している人、満足している人もいますが、一方で、行ったために、既にグループができていて、寂しい思いをしたという声も聞こえてきて。ただ、母と子のつどいをやっています、ということでなくて、質的なところも導き出されると良いな、と思っております。

(委員)母乳か人工乳か混合かの質問です。できれば、母乳をあげたいのが願いですが、そこが、目標。柏市における目標はあるのか。あれば、そこに近づけるための対策もわかるのかな、と。1歳6か月でも3歳6か月でも同じ質問がありました。1歳6か月でも、母乳挙げているのも普通ですが、母子健康手帳からは、確か何年も前に、母乳については削除されています。そこをあえて聞いていくという意義、3歳6か月でも聞いていくということ。お母さん方にとって、たずねられると、あげてはいけないのにあげていると、ネガティブにイメージを持って、答えようか否か悩む、と聞くこともありましたので、柏市として目標をどのように持っているかがないとアセスメントできないのかなと思っております。

(事務局)人工乳についてですが、健やか親子21(第2次)で国が示しております指標を参考に作っております。出産1か月の母乳の割合というのが、保健対策をみるための参考指標として明示されておりまして、ベースライン値は、50パーセントくらいと提示がございます。国のほうでも、中間評価、最終評価の目標は、今現在では提示をしておりません。市のほうでは、どのような目標をすえるのか、今後検討になると思っております。調査項目につきましては、項目だけで分析していくだけでなく、クロス集計もしながら実態把握をしていきたいと思っております。出産年齢ですとか、仕事の有無などに応じて、例えば人工乳はどうなのか。柏市の実態はどうなのか、満足度などとのクロスも行い、実態を把握する参考資料としていくことになると考えております。
乳児の人工栄養の国の現状把握ですが、健やか親子21策定時は、44.8パーセントであったことに対して、国の目標値は60パーセントとしております。最終評価は51.6パーセントであったという評価に基づき、現在進められているということであります。目標には達していないが改善されたということで、母乳育児については、母と子の愛着形成を促す支援であるということであるということ、母乳で育てられない母親への支援もあげられておりますので、目標としては、増えるのみでなく、できない方への支援も含めて検討せねばならないと考えました。

(委員)一番は分析になってくると思っております。アンケートをとったはいいが、その後が大切。分析にあたっても、色々なご意見をいただきながら、各分野の専門家の皆様と分析をして、柏市の課題を確認し、目標はどこにあればよいのか、2回目以降審議をしたいと思っております。ご協力をお願いいたします。

(委員)妊娠出産の満足とのところですが、おそらく、満足度とその後の子育てのしやすさとか、虐待につながるというところまで、その後のメンタルヘルスに設問がいくのかと思います。満足度というところは、少し踏み込んでみる、どのような意識を持たれて満足を得られているのか、環境のことなのか、その方のキャラクターなのか。その人の持つパーソナリティなど。その2点で、もう少したずねてみると良いと思いました。その後の助産師、保健師の支援は、どのあたりを求めているのか、尋ねてみるのはどうでしょうか。

(委員)その人自身が受けた医療行為、帝王切開なのか緊急オペなのか、切迫で長く入院したとか、という様々な要因。また、その人個人のパーソナリティということによって、感じやすいかどうかなど、幅広い意味での環境ですね。アメニティーの部分。妊婦さんを取り囲む広い意味での環境。またパーソナリティも。その後のメンタルヘルスにも関わると思うので、その辺も区別してみると良いかと。

(委員)予防接種について、非常に柏市の誤接種が減っていて、良い環境になっていると思います。誤接種の問題は、小児科、開業医の先生方はものすごく苦労していて、スケジュールを組んであげるなどして、良い成績になっていると思うのです。はたして、ご家族のほうは、それをご理解いただいているのか。

(事務局)母子保健の実態把握につきましては、既存データも充分活用してまいります。アンケートにつきましては、柏市で、生まれてずっと柏市で育つお子さんばかりではないので、参考として状況把握したいと思い、アンケートに明記をしておりますが、確かに実際の予防接種の実施状況において、把握されていることも多くございますので、こちらのデータも参考に、実態把握できる部分も、実際には多くなるのかな、と思っております。

 健やか親子21(第2次)では、アンケートとして、掲載するよう言われているところではございますが、計画としては、絶対条件ではございませんので、アンケート項目として掲載するか否かも含め、事務局として、検討してまいります。

(委員)確かに、予防接種を済ませたかどうか、の問いになっています。受けやすさなどの観点では、聞かなくて良いのかな、と今、思ったところでございます。医療機関のほうでは、過密なスケジュールのなかで、受けやすさを考慮、配慮して、実施しているというところですが、地域のお母さん達が果たして、受けやすい環境であると感じておられるのか、というとこでしょうか。

(委員)現場にいると、お母さん方が、受け持ちの開業医師と密接な関係が、裏側では見えてくると思います。開業医師も頑張っている。そういう内容のことも含まれると、質問もわかりやすくなるのではないかな、と思いました。かかりつけ医がスケジュールをきちんとたててくれているのか、が大切。医療を充分に受けているということがわかればよろしいかと思います。

(委員)歯科の方ですが、保護者の仕上げみがきについて、3歳6か月健診のアンケートにはありません。3歳6か月は、歯も生え変わり、1歳6か月にくらべ、お友達との付き合いも増えますので、親御さんだけでは、非常にむし歯の危険があります。昔に比べ、3歳児健診(3歳7か月対象)ですが、非常に、むし歯の罹患率は少なくなりまして、むし歯の有無だけで、虐待の背景がみられると言われるようになってきました。父母が仕上げみがきを考えて欲しいですね。大体の親御さんは考えていると思いますが、日常生活の具合で、我が子の口の中を覗き込めないなど、あると思いますので、仕上げみがきを、口の中の衛生管理を喚起する意味でも、計画に入れて欲しいなと思います。

(委員)歯科医師の立場からは、中学校を卒業するまで、仕上げ磨きが必要と考えております。ひげが生えてきた息子の仕上げみがきをするのは、嫌という親御さんもいますが、口の中では、歯の生え変わりも多いですので。少なくとも小学校高学年になるまで、仕上げみがきをして欲しい、口の中をのぞいて欲しいと思っています。ネグレクトとの関係もかなりあると思いますので。3~6か月では、最初の歯が生えてくる、生後半年くらいですが、6か月でも歯が生えてこない場合もありますが、歯が生えてきたことに気づかれるのは6か月を過ぎたころかと。それまでに、お口の中の健康に関わってあげる(親の)気持ちを、わかってあげられたら、と思います。例えば、お口の中をのぞいていますか、などです。

(事務局)3~6か月のアンケート項目につきましては、当課歯科衛生士との協議も行いまして、既存の母子保健事業において把握できる部分も含め、検討をしていきたいと思います。

(委員)3~6か月の虐待の質問ですが、このくらいのことをすると、命に関わるものです。ここまでをたずねるのか、市のほうでたずねるのは、ここまで必要なのか。育てにくさをたずねるほうがよいのか。食事を与えない、口をふさぐなどは、児童相談所レベルになってしまう。どのくらいで、支援を導き出すのか、と考えると、子育てのしにくさをたずねる設問を作られると良いと思ったのですが。

(事務局)こちらの設問については、国の項目をとりあげたものです。国では、1歳6か月、3歳6か月においても同様に質問をしております。乳児のお子さんを育てる親御さんには、刺激の強い質問だとは思われます。子育てのしにくさ、を分析できるための指標に差し替えていくような形で検討をしたいと思います。一方、健やか親子21(第2次)に基づいては、既に調査を開始しております。

5 傍聴

傍聴者なし

6 次回開催日

平成27年9月1日(火曜日)予定