平成27年度柏市福祉有償運送運営協議会 会議録

1 開催日時

平成28年2月19日 午前10時から午前11時まで

2 開催場所

柏市役所 分庁舎2 第1、第2会議室

3 出席者

委員(敬称略)

石井委員(柏市土木部長)、名取委員(福祉有償運送に係る利用者)、松丸委員(本市を営業区域に含む公共交通機関及び運転者の代表 )、竹内委員(本市を営業区域に含む公共交通機関及び運転者の代表)、中根委員(自家用有償運送に関係する特定非営利活動法人等の代表)熱海委員(関東運輸局千葉運輸支局)、藤本委員(柏市保健福祉総務部保健福祉総務課長)

事務局

保健福祉部保健福祉総務課 飛田主任、榊原主事補

土木部交通政策課 片山統括リーダー、大山副主幹、増田主事

申請団体

一般社団法人かしのわ 、特定非営利活動法人ゆうゆう 、特定非営利活動法人福祉サービスかしわ市民の会

傍聴者

0人

4 議事(概要)

報告事項

柏市福祉有償運送の輸送実績について

柏市福祉有償運送運営協議会要領の一部改正について

議題

  1. 福祉有償運送の新規登録について
  2. 福祉有償運送の更新登録について

事務局から以下3事業者の申請内容を一括説明した。

新規登録申請団体「一般社団法人 かしのわ」「特定非営利活動法人 ゆうゆう」

更新登録申請団体「特定非営利活動法人 福祉サービスかしわ市民の会」

主な質疑

(委員)乗務員の飲酒の有無はどのように確認しているのか。

(かしのわ)対面で、口頭で確認している。

(ゆうゆう)同じく、対面、口頭で確認している。前日の飲酒は許可している。

(かしわ市民の会)対面では確認していない。アルコールチェッカー3台を所有している。

(委員)自動車運送事業法では平成23年5月1日より、乗務前のアルコールチェッカーによるチェックが義務化になったため、必ず実施していただきたい。

(委員)対面による飲酒の有無確認では、実際にわからないこともあるため、やはりアルコールチェッカーによるチェックを実施するべきである。前日の飲酒も、場合によっては次の日に残る。できれば乗務前後に確認し、記録も残すくらいにしたほうが良い。利用者の命に関わるという意識を持ち、事故を未然に防ぐために準備をきちんと行うべきである。また、かしわ市民の会について、利用者の方で要支援認定の方が多い。基準の中に要支援認定の方はなるべく一般タクシーを使うようにとある。

(かしわ市民の会)利用者からは、精神的な問題により福祉有償運送を利用したいとの希望がある。他の公共交通機関の利用を勧めてはいる。

(委員)協議会が形骸化しないようにしてほしい。申請をすればすぐ通るといったようになると、チェックが甘くなることもある。挙がっているアルコールチェックについても、甘いと感じる。

(委員)飲酒について、乗務員は高齢の方が多いが、高齢者はアルコールが残留しやすい傾向があるので注意が必要である。その他、利用者が1~2名の団体について、運送の対価をもらう必要があるのか疑問である。

(委員)アルコールを単位に変換し(例えばビール500ミリリットル分を1単位)、1単位のアルコールを消化するのに4時間かかるという計算がある。飲酒に関する乗務員への指導を徹底していただきたい。

(委員)アルコールの消化時間等に関する情報は各事業者できちんと把握していただきたい。利用者の少ない団体の対価について意見が出たが、1名の利用者が頻繁に利用する場合や、急な対応の際に、1つの団体ではまかないきれないというケースもある。対価が必要なのかどうかは事務局でも確認する必要がある。

(委員)アルコールチェックについて、事務局で積極的に指導はできるのか。

(事務局)事業者の申請の際、アルコールチェッカー導入の推奨を行っていきたい。

(委員)今年1月に起きた貸切スキーバスの事故を受け、安全運行に関する通達を福祉有償運送事業者を含めた各運送事業者に送っており、アルコールチェックを含む乗務員への確認、指示については、対面または電話により行うよう努めることとしている。

(委員)乗務員の健康診断をきちんと実施しているか確認したい。

(かしのわ)常勤1名、非常勤1名の勤務であるが、常勤1名の健康診断のみ実施している。非常勤1名についても、今後健康診断を実施することを検討したい。

(ゆうゆう)実施している。

(かしわ市民の会)実施している。

採決結果

3事業者とも全て賛成多数のため、旅客運送を行わせる事が必要であるとの合意に至った。