平成29年度第5回柏市建築審査会会議録

1 開催日時

平成29年10月11日(水曜日)午後2時から2時30分まで

2 開催場所

柏市役所 分庁舎2 第1・2会議室(柏市柏255‐1)

3 出席者  

  • 委員
    柳澤会長、山本会長代理、金子委員、髙橋委員、田中委員
  • 説明員
    建築指導課 平久課長、染谷副参事、藤田副参事、齊藤副主幹、吉田主事
  • 事務局
    都市部 多田理事
    開発事業調整課 澤課長、永倉主幹、山中副主幹

4 議題

案件第1号 建築基準法第43条第1項ただし書の許可 1案件   

5 議事(要旨)

案件第1号(建築基準法第43条第1項ただし書の許可)

案件第1号については、事務局及び説明員から、案件の内容を説明した後審議を行い、審議の結果、当該建築許可について同意することに決した。主な質疑応答審議内容は、以下のとおり

  • 委員
    現在、今回の申請敷地に既存の住宅があるようですが、申請者氏名が有限会社日興不動産なので、今回の申請建築物は建て売り住宅ですか。
  • 説明員
    今回の申請は、土地を購入した有限会社日興不動産による建て売り一戸建ての住宅です。
  • 委員
    雨水の処理について、放流接続先がないようですが、どのように処理する計画ですか。
  • 説明員
    雨水処理については、放流接続先がないため、敷地内に雨水集水浸透施設を設けて、敷地内で浸透処理する計画となっております。なお、汚水処理については、既設の公共下水本管に接続して処理する計画となっております。
  • 委員
    今回の申請において、2名の方が不同意のようですが、その理由は何ですか。
  • 説明員
    今回の申請において、不同意の2名の方を含む空地東側6宅地については、今回現地復元測量を実施した結果、門や塀が空地幅員4メートル部分に1センチメートルに満たない程度、突出していることが判明しました。そのため、空地幅員4メートル確保について、申請者側が関係者全員に説明したのですが、不同意の2名の方については、今まで空地幅員4メートル部分の境界について、幅員4メートルが確保されていると思っていたため、現在の段階では、まだ理解納得が得られていないため、今回は2名の方が不同意の状況での申請となりました。
  • 委員
    一般的な建て売り住宅の平面プランにはない、土間収納を設けている理由は何ですか。
  • 説明員
    申請者等に確認したところ、過去にも同様な平面プランで建て売り住宅を販売したところ、一般的な建て売り住宅と差別化が図られ人気があったため、今回も1階平面プランに土間収納を設けることにした。それによって、自転車、ベビーカー、アウト・ドアー等の収納を考えている、お客さんに人気があるので、今回の平面プランにしたようです。さらに、申請者等に土間収納以外の使い方は、しないことを併せて確認しております。
  • 委員
    仮に、今回の申請において、共同住宅を建築することは可能ですか。
  • 説明員
    今回の空地が、建築基準法上の道路であれば共同住宅の建築も可能です。しかし、今回は法第43条第1項ただし書の空地に接する敷地における建て替えに対する救済が目的なので、一戸建て住宅の2階建てまでが可能となります。      
  • 委員
    今回の申請敷地以外は、個人が所有している状況ですか。
  • 説明員
    そのとおり、申請敷地以外の敷地は個人が所有し、一戸建て住宅の敷地としております。そして、今回の申請敷地だけが有限会社日興不動産が所有している状況です。
  • 委員
    今回の空地については、申請敷地奥の位置指定道路の延長等にはできなかったのですか。
  • 説明員
    申請敷地奥の位置指定道路は、昭和44年11月1日指定され、今回申請の空地や宅地も同時期に開発され建築されたようです。そして、その当時であれば、すみ切り等の基準が現在と違っていましたので、今回の関係地も併せて位置指定されることは可能だったかもしれません。しかし、現在において位置指定道路にするためには、関係者全員の協力を得て、現在不足するすみ切り寸法や道路幅員4メートルを確保して申請等の手続をする必要があります。ところが、昭和44年11月1日位置指定以降は関係者全員の考え方が、個々の接道状況等により協力が得られない等の理由により、位置指定道路にできない状況になってしまったようです。そのため、昭和54年に最初の建築相談があって以来、法第43条第1項ただし書の空地扱いとして、建築してきた状況です。
  • 委員
    今後の建て替え時に、今回不同意の2名の方から同意を頂くのは難しいですか。
  • 説明員
    今回不同意の市道に接道していない敷地の方については、接道が今回の空地しかないため、今後の建て替え時には、内容を理解されて同意していただけると思います。しかし、現在市道に接道している敷地の方については、今後の建て替え時に、敷地設定や敷地面積を明確にする等の意味で、空地4メートル確保についての同意の内容を理解していただくように指導していきます。

6 傍聴者

0人

7 次回開催予定日

平成29年11月24日(金曜日)午後2時から