平成28年度第5回柏市建築審査会会議録
1 開催日時
平成28年12月16日(金曜日)午後1時30分から2時25分まで
2 開催場所
柏市役所本庁舎5階 第3委員会室(柏市柏5丁目10‐1)
3 出席者
- 委員
坂本会長、平澤会長代理、籠委員、後藤委員、高野山委員、髙橋委員、田中委員 - 説明員
建築指導課 平久課長、古谷副参事、藤田主幹、齊藤副主幹、福井主査
- 事務局
都市部 多田理事
開発事業調整課 澤課長、奥村副主幹、山中副主幹
4 議題
案件第1号 建築基準法第43条第1項ただし書の許可
5 議事(要旨)
案件第1号(建築基準法第43条第1項ただし書の許可)
案件第1号については、事務局及び説明員から、案件の内容を説明した後審議を行い、審議の結果、当該建築許可について同意することに決した。主な質疑応答審議内容は、以下のとおり
- 委員
案件内容及び説明内容を確認したいと思いますが、今回の案件は、許可基準3(4)に限りなく近いが、そのまま当てはめるためには、道路状空地について現在の所有者全員の同意を得ていることが必要である。しかし、今回の案件は相続による現在の所有者1名と連絡が取れないため、より適合した許可基準3(5)イで許可したいと説明がありました。そこで、審査会としても単に許可に同意するということではなく、説明があったどちらの許可基準の方がより適合しているかという内容も含め、案件内容とセットで審議し、同意したいと思いますので、委員の皆様よろしくお願いいたします。
- 委員
相続により現在の所有者で、連絡が取れないため同意が得られていない土地(49-4の一部、49-11)の所有者は、現在関係する土地に居住していますか。 - 説明員
現在、居住していないため、空家状態です。 - 委員
現在、連絡が取れないため同意が得られていない土地(49-4の一部、49-11)の所有者の父親には、連絡が取れているのですか。 - 説明員
父親は死亡しております。 - 委員
現在の所有者から同意が得られていない土地(49-4の一部、49-11)は、空家にしている状況で固定資産税はどうしているのですか。 - 説明員
固定資産税は払い込まれています。そのため、申請者側で法律上のできる限りの調査を尽くしましたが、現在の所有者と連絡を取ることができませんでした。そこで、建築指導課が市の関係課等に可能な限り問い合わせ調査をしたのですが、同じく現在も連絡が取れない状況です。 - 委員
現在、4メートル空地確保のできていないところは、現時点での所有者の同意が得られていない土地(49-4の一部)ですか。 - 説明員
そのとおりです。過去に4メートル空地確保のセットバックする意思があって、幅員2.7メートルの通路を一方向にセットバックして建築したのですが、その時は公庫の中間検査を合格したので4メートル確保されたと考えられます。その後、ブロック塀を築造する際に数センチメートルセットバックが不足したため、現在の状況になったと思われます。 - 委員
昭和36年当時から空地幅員2.7メートルの通路が存在したのですか。 - 説明員
柏市の調書では、昭和36年頃に空地幅員2.7メートルに貸家6棟が建築されたようです。その後、昭和37年頃から昭和42年頃にかけて、土地と建物をセットで売り出されました。さらにその後、昭和57年頃に建替えができないため柏市に相談があり、当時の建築基準法の手続に基づいて、建替えを行って、現状に至ったようです。 - 委員
現在存在する共同住宅は幅員4メートルの空地に出ていないですか。 - 説明員
井戸とそのポンプの一部が、幅員4メートルの空地内に出ている状況ですが、今回の計画で撤去して、幅員4メートルの空地を確保することになっています。 - 委員
今回の幅員4メートルの空地の確保について、どうやって確認するのですか。 - 説明員
北側隣地の土地と今回の幅員4メートルの空地は、境界が明らかなので、その境界から一方的に後退し幅員4メートルの空地を確保するので、4メートルの空地を確定することが可能です。また、当然完了検査を受けるので、その時期になったら建築指導課も現地を確認しますので、今後は幅員4メートルの空地が確保されることになります。 - 委員
現況の既存共同住宅と今回計画する共同住宅の規模等や戸数は同等ですか。 - 説明員
規模等や戸数は、既存共同住宅と同等であり、住戸タイプもワンルームタイプ4戸で同等です。
6 傍聴者
0人
7 次回開催予定日
平成29年2月17日(金曜日)午後1時30分から