平成22年度第2回柏市開発審査会

1 開催日時

平成22年6月18日(金曜日)午前10時から午前11時

2 開催場所

柏市役所第2庁舎 3階庁議室

3 出席者

(開発審査会委員)

芦部委員、伊藤委員、小野委員、保田委員

(宅地課)

谷口課長、清水主幹、大竹副主幹

(事務局)

増田都市計画部次長、祐川課長、堀江副主幹、浅野副主幹

4 議題

議案第1号 建築行為の許可について
「病院又は診療所に通院する患者の利便性を目的とした薬局」

5 議事(要旨)

議案第1号については、事務局より内容の説明を行い審議の結果全員一致で異議のない旨の結論を得た。主な質疑応答審議内容は以下のとおり。

委 員)薬局を設置する合理的理由を、既に営業している2軒の薬局の状況を踏まえて説明していただきたい。
また、薬局と病院との立地関係についての説明もお願いしたい。

宅地課)現在2軒ある薬局の平均待ち時間は約30分くらいであり、冬季の外来増加シーズンになると60分以上となります。そのため、以前から通院患者へのサービスの観点から改善が必要とされていました。
また、病院と薬局との立地関係については、健康保険法により敷地は分離することになっています。

委 員)提案基準の(5)の優良農地とはどのようなものですか。また、(7)の関係部局の協議とはどこの部局との協議になりますか

宅地課)優良農地とは、農地法による農用地区域、農業公共投資の対象となった農地、及び集団農地です。また、関係部局との協議は、柏保健所との協議となります。

委 員)病院の周辺はすでに市街化区域になっており、市街化調整区域が一部残っている形になっています。柏市としてはこの市街化調整区域を今後どのようにしていくのかお聞きしたい。

宅地課)柏市と隣接している流山市の市街化区域は、以前は柏市の市街化調整区域と一体の市街化調整区域でした。しかし、流山市はその後のつくばエクスプレス沿線の土地区画整理事業で市街化区域に編入され、現在の用途地域になりました。このような経緯から柏市では、今後も引き続きこの区域を、流山市の市街化調整区域と一体で市街化を抑制し、自然環境を保全していくものと考えています。

委 員)おおたかの森病院の汚水はどのように処理していますか。

宅地課)現在、合併浄化槽で処理しています。
公共下水道の整備については、この地域は江戸川左岸流域下水道処理区に位置し、その流末は流山市となるため、柏市単独での整備はできない地域です。そのため、公共下水道の整備は、柏市側の市街化区域に向っていくにはさらに数年かかるのではないかと思われます。

委 員)病院の調剤薬局というのは、後から開業する薬局と同じ経営主体でない薬局が参加するのでしょうか。つまり、今回の場合、同一経営主体が3つの店舗を経営することはなく、競争を確保するため経営主体が違う店舗が参入してくるのですか。

宅地課)柏市内の病院周辺にある薬局を見る限り、自由原則であると理解しています。つまり、違った企業が進出してくる場合もありますし、同一企業が2店舗出店する場合もあると思います。

委 員)提案基準の内容では、薬局の規模を小さく抑えるという趣旨があるかと思いますが、3つ目を造るということは同じことですから、本来の市街化調整区域の開発要件からすれば、同じ機能のものを小さく分ける理由があるという訳ではないのですね。
本来それが望ましいかたちであるのか、確認したいと思います。

宅地課)提案基準での調剤薬局は、必要最小限の規模であると考えており、市街化調整区域であるため、その規模で許可するものと考えております。その中で、病院の敷地からの距離基準を設けており、薬局の需要があればその範囲での自由競争があり得ると思います。そこで問題があれば都市計画部局で見直しを行うものと考えています。

委 員)需要があれば、全体に数がある程度増えることを想定して、小さな規模であれば問題はないという前提で良いのですね。

宅地課)そのように考えます。また需要の中での自由競争であれば問題ないと思います。

6 傍聴者

なし

7 次回開催日

柏市役所第1庁舎 3階306会議室
平成22年8月19日(木曜日)午後1時30分から