平成21年度第4回柏市建築審査会会議録

1 開催日時

平成21年10月23日(金曜日)午後1時30分~2時15分

2 開催場所

  • 柏市柏五丁目10番1号
  • 柏市役所第2庁舎5階 第1委員会室

3 出席者

(委員)

杉山会長、横山会長代理、内田委員、佐藤委員、反町委員、寺嶋委員

(説明員)

建築指導課:鈴木課長、松村副参事、山崎副主幹、格内主査、横田主事

(事務局)

都市計画部:増田次長

開発事業調整課:廣瀬課長、平久主幹、染谷副主幹、佐々木主査

4 議題

  • 建築基準法第55条第3項第2号の許可に係る案件   計1件
  • 建築基準法第56条の2第1項ただし書許可に係る案件 計1件

5 議事(要旨)

事務局及び説明員から、案件の内容を説明した後審議を行った。その際に表明された主な意見は次のとおり

  • 案件第1号(建築基準法第55条第3項第2号許可)
  • 案件第2号(建築基準法第56条の2第1項ただし書許可)

・既存建物の大半が新耐震基準以前の建築とのことだが、耐震改修促進法の適用は受けるのか。今回の増築の際、何か実施の必要のあるものの有無について説明願いたい。

⇒校舎の耐震診断は全て終了しており、耐震改修については屋内運動場が既に実施済みで、RC建物を平成22年度以降順次実施すると建物管理者より報告を受けている。

・今回は敷地内で独立した建物を新築するという扱いだから、耐震改修促進法の既存建物への遡及はないという理解でよいか。

⇒そのとおりである。

・既存建物との直接接続がなくても、建物として機能的に一体利用する計画である場合、耐震改修促進法では増築とみなす規定であったと記憶しているが、それについてはどうか。

⇒一体利用であるなら、速やかな改修が必要となる。今回の既存建物は構造上一体利用ではないが、建物管理者からは耐震改修の実施を前提とした予算要求をすると聞いている。しかし、実施については予算措置次第とのことである。

・エキスパンションジョイントでの接続等で、構造的に分離している場合は、促進法の遡及適用はないのではないか。

⇒エキスパンションジョイントで接続する増築部分が50平方メートル以上であれば、既存建物の耐震改修が必要となってくるが、今回の増築は完全に独立して建築するため、既存部分の耐震改修の同時施工が必須ということではない。

・今回の増築部分は一時的な利用なのか、恒久的に利用するのか。

⇒この地区は今後も児童数の増加が続くため、増築する建物も継続的に使用していく計画である。

・児童数の増加を見込んでいる地区と、今回増築を計画している小学校とはかなり距離が離れている。通えなくはないと思うが、この小学校で対応しなければならないのか。

⇒この小学校では、今後も児童数の増加が見込まれているが、敷地内のみでの対応には限界があるため、学区の編成等の面で対応を考えると報告を受けている。また、小学校の通学距離の規定内であるため、教育委員会でも通学圏内であると判断している。

・通学路としては、交通量の多い交差点を通過するようだが、そのあたりの対応は。

⇒この地区の通学については、学校やPTA等地元において通学バスの運営を考えている。

・今回は、普通教室の増築のために審査が必要ということだが、仮に教室ではなく鳥小屋や倉庫のみの建築であった場合でも、同様に審査をすることとなるのか。

⇒敷地単位での判断となるため、今回同様審査することとなる。

◎審議の結果

当該建築許可について同意することに決した。

6 傍聴

(1) 傍聴者

0人

7 次回開催予定日

平成21年11月27日(金曜日)午後1時30分から