平成29年度第2回都市景観デザイン委員会 会議録
開催日時
平成29年11月20日(月曜日)午後1時30分から3時30分
開催場所
第3会議室(分庁舎2の2階)
出席者
委員
- 柏市都市景観賞一次審査委員
染谷委員、岡本委員、大津委員、篠崎委員
事務局
- 都市計画課
酒井課長、永野主幹、居原田副主幹、後藤副主幹、苗加主任
議題
平成29年度柏市都市景観賞一次審査について
議事(要旨)
審査について
平成29年度柏市都市景観賞は「水辺の景観」をテーマに、柏市内で潤いや安らぎ、居心地の良さを感じ、かつ、良好な景観を創り出している水辺の景観、街並み等を募集した。そこから一次(市民投票・デザイン委員会)と二次(デザイン委員会)の2回審査を行い、景観賞を決定する。
市民投票では、「にらめっこ(エントリーナンバー1)」と「晩秋(エントリーナンバー6)」の2件が二次審査候補に選ばれた。本委員会では、委員による投票及び審議により、市民投票選出物件以外から2件程度、二次審査候補を選出する。
なお、物件の内で内容等が近いものは、一体として評価すべきと判断し、それぞれ一つの物件とした。また、エントリーナンバー1とエントリーナンバー6が含まれる物件については二次審査候補とした。
審査基準
- 柏市の都市景観の中で、潤いを与えている水辺の風景、柏らしい自然、歴史を感じさせるもの。
- 水辺を活かした建築物、工作物、緑化などの工夫により、一体として良好な景観を形成しているもの。
- 良好な水辺景観の創出、保全に貢献しているもの。
- 将来の景観まちづくりのモデルとなり得るもの。
一次審査候補
A.柏の葉の公園(エントリーナンバー6、8、9、17)
B.こんぶくろ池自然博物公園(エントリーナンバー2、20)
C.あけぼの山農業公園(エントリーナンバー3、14)
D.北柏ふるさと公園(エントリーナンバー5、10、16)
E.道の駅しょうなん付近(エントリーナンバー1、12、13、15)
F.春うらら(エントリーナンバー4)
G.ヒドリ橋から望む大津川河口景観(エントリーナンバー11)
H.都会のオアシス(エントリーナンバー19)
I.柏リフレッシュ公園(エントリーナンバー7)
J.日本の原風景 カシニワ かにうちの森テラス(エントリーナンバー18)
なお、A及びEは市民投票選出物件が含まれるため二次審査候補とし、本委員会における審査候補はB・C・D・F・G・H・I・Jの8件とする。
デザイン委員会による景観賞二次審査候補
B.こんぶくろ池自然博物公園
J.日本の原風景 カシニワ かにうちの森テラス
以上2件をデザイン委員会による景観賞二次審査候補に選出した。
主な意見
こんぶくろ池自然博物公園
- 手賀沼は柏の原点であり、代表する原風景である。その源泉を残す努力、自然環境を守る活動を市民(NPO法人)が行っている点を評価したい。
- 視点場からの景色よりも、その場所の潜在的な力、可能性を評価すべきと考える。その上で、都会近辺にありながら平地から湧水がでること、温暖帯で冷湿地の植物が生息すること、それらが保全されていることを評価したい。
- 市民(NPO法人)と行政の連携により水源地の公園整備・管理が進められており、市民と行政が目指すべき「公民連携の景観づくり」のモデルとなり得る。
日本の原風景 カシニワ かにうちの森テラス
- まさに「原風景」と呼べる関東平野の田園風景であり、その保全に貢献している点を評価したい。
- 水田を見渡せる視点場を「水辺」と捉えると、カシニワ制度を用いて整備・保全を行うことは、市民と行政が目指すべき「公民連携の景観づくり」のモデルとなり得る。
- 使われない土地を、カシニワ制度を用いて「地域の庭」として良好な景観に再生させる考え方は、今後の柏市の景観づくりのモデルとなり得る。
傍聴
1名