平成24年度第3回都市景観デザイン委員会 会議録
開催日時
平成25年1月30日(水曜日)午後1時~5時
開催場所
第5・6委員会室(本庁舎)
出席者
- 委員
北原会長、宮脇副会長、今津委員、清水委員、杉浦委員、染谷委員、中川委員、平倉委員、福委員、宮本委員及び山野辺委員 - 事務局
吉川都市部長、南條都市計画課長、長妻主幹、井出主幹、永野副主幹、竹内主事及び高橋主事補
議題
柏市都市景観賞選定について
議事(要旨)
審査について
本年度の柏市都市景観賞は、平成24年8月1日から8月31日まで募集を行い、お店の景観部門11件、まちなみの景観部門13件、計24件の応募をいただいた。景観アドバイザー会議による一次審査が平成24年12月21日に行われ、お店の景観部門4件、まちなみの景観部門3件、計7件が審査を通過した。
当委員会にて、7件の現地確認を行った後、表彰候補の投票結果を参考に景観賞を決定、コメントをいただいた。投票結果及び委員の主な意見は以下のとおり。
投票結果
【お店の景観部門】
吉野沢保育園 | 3票 |
Reitaku Student Plaza“はなみずき” |
5票 |
やまもも |
0票 |
イタリアン割烹 茶寮 洛山 |
3票 |
【まちなみの景観部門】
麗澤大学前の通り | 4票 |
住宅地の樹林坂 | 2票 |
巻石堂病院前 | 5票 |
表彰対象の選定
投票の結果を参考に、お店の景観部門に「Reitaku Student Plaza“はなみずき”」を、まちなみの景観部門に「巻石堂病院前」を選定した
主な意見
吉野沢保育園
- 前面の空間の存在、落ち着いた色彩により、周辺住宅地と違和感なく、目立たない良さがある。
- 色彩の面積比をコントロールすることで、重くなりがちな素材感や低明度色を調和させている。
- 高彩度色の遊具等が通りから見えない様に配慮されている。
- 調理室の窓の庇が残念である。
麗澤大学前の通り
- ストリートファニチャーや舗道の色彩が、落ち着いた中間色であることによって、緑豊かなまちなみに穏やかな印象を与えている。
- 良い環境形成ができている。
- 緑の量が多く長年にわたって樹木が大事にされてきた様子が伝わる。
- 大木、低木、下草、歩道、後ろに控える建物との調和が見事である。
- 以前に国交賞主催の表彰を受けており、改めて表彰しなくてもよい。
Reitaku Student Plaza はなみずき
- 地域コミュニティへの配慮が建築デザインに現れている。
- 大学と街の人をつないでいる層の厚さ(道の景観を含み)が感じられる。
- ハード・ソフト両面で地域に開かれた施設として好感が持てる。
- 地域にとけこんで自然な感じに好感がもてた。
- コンビニのサインやのぼり旗は改善が必要であるが、廣池学園の意識からすれば改善に動くという期待はできる。
イタリアン割烹 茶寮 洛山
- 良質の庭である。
- 外からは目立たない中にもオーナーの心を感じる。
- 落ち着きが感じられる。
住宅地の樹林坂
- このまちなみの心地良さがさらに周囲に広がって欲しい。
- ワインディングロード(シークエンスの豊かさと歩きやすい勾配)が、住宅地の導入として魅力がある。
- 効率のよさより、心地良さを尊重した民間の開発計画を評価する。
巻石堂病院前
- 街の中心に貴重な緑を提供し、まちなみのオアシスになっている。
- 街の中心で意識的に植栽を残そうとしている意思に敬意を感じた。
- 木陰と空間を評価する。
- 蝉時雨などのサウンドスケープを街の中心地で感じられる空間を評価したい。
- 腰壁の色はもっと落ち着いたニュートラルなものが望ましい。
- 日当たりが悪い部分の植栽の管理や、樹種の選定、設備類の見せ方に工夫するとよい。
傍聴
傍聴者なし