平成23年度第1回柏市都市景観デザイン委員会 会議録
開催日時
平成24年3月13日(火曜日)午後1時~5時
開催場所
UDCK(柏の葉アーバンデザインセンター)
出席者
- 委員
北原会長、今津委員、清水委員、染谷委員、中川委員、中村委員、丹羽委員、平倉委員、福委員、宮本委員、柳井委員及び山野辺委員 - 事務局
吉川都市部長、岩崎都市部次長、長妻主幹、井出副主幹、青木主事及び竹内主事
議題
柏市都市景観賞選定について
議事(要旨)
審査について
本年度の柏市都市景観賞は、平成14年度から開催され、活動10周年を迎える景観アドバイザー会議の案件59件より選定を行った。一次審査が平成24年2月1日に行われ、9件が審査を通過した。
委員会当日、委員により9件の現地確認を行った後、表彰候補の投票と大賞候補の投票、コメント等をいただいた。その結果、1件が大賞、6件が表彰対象となった。
投票結果表彰対象の選定及び講評
本年度の柏市都市景観賞は、平成14年度から開催されている景観アドバイザー会議案件より選定を行った。一次審査が2月1日に行 われ、9件が1次審査を通過した。委員会当日、委員により9件の現地確認を行った後、表彰候補の投票と大賞候補の投票、コメント等をいただいた。その結果、1件が大賞、6件が表彰対象となった。
結果と主な意見
都市景観賞 大賞
柏高島屋ステーションモール新館
- 本館も併せて景観形成を図っている。
- 商業施設のファサードとしては、広告類を抑えている。夜の景観が良い。
- 存在感はあるが、自己主張は少なく、良い。
- 中が全て見えるのは良く思わない。
都市景観賞
パークシティ柏の葉二番街
- 人工的な街としては、最高の出来となっているように感じた。
- きちんと一体デザインされた緑、重層的な植栽は評価できる。
- 棟の間隔が狭く感じる。ストリートファニチャーなど面白い提案があっても良いと思う。
- 人の気配は少ないが、新しい街の成長が楽しみ。
京葉銀行 柏の葉支店
- 小規模だが引き締まった街角景観を作り出している。
- スッキリシンプル。道路・歩道・建物壁面を近隣住宅と揃えれば良かった。
- 沿道部の緑化がもう少し。全体の緑化ボリュームが欲しい。
- 形は個性的だが、周囲と調和は街が建設中のため判断できない。
豊四季台団地
- 団地の再整備としては、大変よく出来ていると思う。
- 保存樹、地被類、低木、高木の重層な緑化を演出。駐輪場の屋根緑化など新しい手法を取り入れている。
- 環境に対する配慮を見える化していて良い。緑と同様に建物も一部保存すべきだと思う。
- 高齢化対応がまだ不足。災害対策が見えないのが残念。
寺嶋駐車場
- 多くの緑を取り入れ、駐車場を感じさせない工夫をしている。
- 並木とベンチに好感が持てる。提供公園が活かされれば尚良い。
- 壁面緑化は、1階だけでなく上部へ連続させてはどうか。
- 1階に植栽や樹木で緑が確保されていて、街の景観を補填している。
- コーナー部分のシンボルツリーが広告優先になってしまっているのが残念。
風早南部小学校
- 緑の中で、子供の施設らしく明るく清潔な色彩計画が良い。
- 横に広いが圧迫感が無く良い。外周部緑化に厚みがもてなかったのが残念。
- 通学する児童自身がどのように評価しているか聞いてみたい。
ウェルネス柏
- 複雑な機能を良くまとめている。
- スッキリしたデザインが好印象。行き易い雰囲気もある。
- 大木の植栽は評価できる。樹形の管理まで行き届けば、尚良い。
- 駐車場と園庭に触れられる緑が配置できなかったことは残念。
- 周囲の公共施設群が全体で統一感が取れるようになると良い。
その他意見
- 公共事業は、先導的な役割として景観形成に配慮を行なう必要がある。
- 景観は、建物等の完成ではなく、人の生活・緑の成長・まちの賑わいが作り出すものである。現時点での評価は多少、拙速である。
- 今後、植栽の成長、まちの成長に期待をする。
傍聴
傍聴者なし