平成21年度第8回柏市開発審査会
1 開催日時
平成21年10月30日(金曜日)午後2時~3時
2 開催場所
柏市役所第2庁舎5階第3委員会室
3 出席者
(開発審査会委員)
小野会長、保田職務代理者、芦部委員、伊藤委員、清家委員
(事務局)
増田都市計画部次長、広瀬課長、平久主幹、堀江副主幹、浅野副主幹、佐々木主査
4 議題
- 議案第1号 開発行為の許可について
「屋外施設等の付帯施設を建設する目的で行う建築行為等」 - 議案第2号 開発行為の許可について
「社会福祉施設等」
5 議事(要旨)
(1) 事務局より議案番号第1号について説明を行い、審議の結果全員一致で異議がない旨の結論を得た。主な質疑応答審議内容は以下のとおり。
委員)この地域は、市街化調整区域ですが、将来にわたって土地区画整理等の開発の予定はあるのですか。
事務局)今のところこの地域での開発計画はございません。
委員)資材置場の管理棟を建築することに異議はありませんが、区域の周辺は地図や写真を見る限り、第1種低層住居専用地域が隣接し、周辺には住宅が建ち並んでいます。このような地域に、用途として資材置場がよいのかという疑問は感じます。大堀川の周辺やこういった市街化地域に近いところで、市街化調整区域といえども従前から住宅が建っているところの開発をどのように指導していくかを考えて欲しい。
(2) 事務局より議案番号第2号について説明を行い、審議の結果全員一致で異議がない旨の結論を得た。主な質疑応答審議内容は以下のとおり。
委員)緑地の計画を説明してください。
事務局)擁壁の高さを1m程度に抑え、全体の緑化率を通常の10%から21%とし、周辺を囲む擁壁の上の斜面地に、高木、中木を植栽することで、将来樹木が育つことで、大堀川からは、植栽樹木が立体的に見えるように計画しています。
委員)大規模な災害発生時の避難はどうなっていますか。
事務局)県立柏中央高校が、柏市の指定避難場所に指定されています。
委員)緊急時の医療体制はどうなっていますか。
事務局)柏たなか病院、柏リハビリテーション病院と連携しています。
委員)市街化調整区域で病院や特別養護老人ホームを建設するのであれば、大量のお湯や水を使用することになるので浄化槽で処理するのではなく、上下水道を整備するべきではないか。
事務局)この地域は、手賀沼の水域になり、浄化槽について千葉県の基準があり、下水道の終末処理場から出るものと同程度の基準となっております。また、今年度、千葉県が中心となって、市街化調整区域の開発についてのありかたについて、関係市町村の担当者を集めて検討会を開催しています。関係市町村の市街化調整区域の課題は様々ですが、柏市では大堀川周辺に比較的規模の大きな公共施設が数多く建築されております。都市機能がコンパクトに集積する街づくりという国の方針を踏まえ、今後柏市の市街化調整区域における開発について検討していきたいと考えています。
委員)今回の増床の数は。
事務局)特別養護老人ホームについては、既設50床から新たに100床増床し、合計で150床になります。
委員)高齢者の増加にともない、今後このような社会福祉施設の建築が増えてくることが予想されます。本日の審議で各委員からの意見があったように市街化調整区域の社会福祉施設の開発のありかたについて、開発許可部局、福祉部局、まちづくり部局と十分に検討していただきたい。
6 傍聴者
5人