第15回柏市下水道事業経営委員会会議録

 1 開催日時

平成29年5月17日(水曜日)午後3時~4時

2 開催場所

柏市役所分庁舎2 2階 第1・2会議室

3 出席者

(委員)
落合委員、谷委員、佐藤委員、倍委員、横土委員、弓削田委員、今井委員、竹内委員、中屋委員、高橋委員、平石委員、稲田委員、黒駒委員
(事務局)

 君島土木部長、山根土木部次長兼下水道整備課長、古賀下水道維持管理課長、藤井下水道経営課長 松本雨水排水対策室長 他5名

(注意)職・氏名の記載の順序及び方法は、任意です。

4 議題

  1. 副委員長の選出
  2. 平成28年度実施事業、平成29年度予算・実施事業について

5 議事(要旨)

1. 副委員長の選出

柏市下水道経営委員会条例第4条第1項の規定に基づき、谷委員が選出された。

2. 平成28年度実施事業、平成29年度予算・実施事業について

  平成28年度実施事業及び平成29年度予算・実施事業について説明を行い、この後これらについて質疑応答を行った。質疑内容は以下の通りである。

  • (質問) 資料7ページ 収益的収支の「管渠費等」は建設費にあたるのか。

(回答)維持管理費である。

  • (質問)資料7、8ページ 平成29年度予算の「管渠費等」には5ページのような老朽管テレビカメラ調査の費用も含まれているのか。

(回答)テレビカメラ調査費は8ページの資本的収支の「建設改良費」に含まれる。

  • (質問)資料14ページ ハザードマップ設計条件案の「最大降雨量79.5ミリ/時間降雨」はどのように算出したのか。

(回答)近年柏市で一番多く浸水被害が発生した平成20年8月の降雨データから算出したものである。

  • (質問)資料5、11ページ 老朽化対策のテレビカメラ調査によって発見された浸入水等の補修工事費は予算に含まれているのか。老朽管の調査段階ではあると思うが、補修はどのように進めていく考えでいるのか。

(回答)平成27年度にストックマネジメント計画を策定している。特にコンクリート管で建設から35年を経過すると、道路の陥没の事例が増加する。ストックマネジメント計画では平成37年度を目標年度にしているが、平成37年度までに建設から35年経過する管は560キロメートルに及ぶ。国の劣化予測式にあてはめて算出するとそのうち70キロメートルが改築・修繕が必要になってくる。

平成37年度までに老朽管560キロメートルの調査を完了するためには年間約1億3,000万円費用がかかる。また、改築・修繕が必要な管が70キロメートルとすると約70億円、年間約10億円が必要になる。しかし実際に調査してみないと正確な事業規模は分からないので、調査を進めている。

(意見)平成29年度の予算に直接的な修繕の予算は盛り込まれていない。今後発見された不具合については計画に基づいて、費用を平準化しながら工事を進めていくことになる。

  • (質問)資料11ページ 管渠整備の際に公共汚水桝を設置していると思うが、11ページの汚水管整備の「桝設置工事」1.5億円は何らかの理由により、整備した当時はつけられなかった分ということか。また、今後も毎年かかってくるのか。

(回答)原則は下水道の整備の際に公共汚水桝を設置するが、何らかの理由により設置できなかった、後付けの公共汚水桝設置費用である。毎年1億円前後かかる傾向にあり、年間約250箇所の設置申請がある。近年は県道沿いの空き地に家が建ち、下水道本管が深いために1件あたりの工事費が数百万円がかかるというケースが見受けられる。様々なケースがあるため、多めに予算を確保している。

  • (質問)資料11ページ 毎年同程度の公共汚水桝設置工事費用がかかるのか。

(回答)実績は予算額まで到達していないケースが多い。柏は大きな宅地が多く、数年経って小さい開発をしたり、分筆があった際には後付けの公共汚水桝を設置せざるを得なくなる。

  • (質問)開発事業でも柏市が公共汚水桝を設置するのか。

(回答)開発事業の場合は事業者の方で設置してもらう。個人の申請の場合は原則、市が設置する。

  • (質問)資料11、18ページ 18ページの「A1-1-2 利根川第5-1排水区調整池 排水ポンプ改築事業」は11ページのポンプ場改良」にある4.4億円に充当しているのか。

(回答)その通りである。

6 傍聴

傍聴者 0人

7 次回開催日時(予定)

平成29年11月を予定

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