平成20年度第1回柏市公共下水道事業審議会会議録

1 開催日時

平成20年6月26日(木曜日) 午後2時から午後3時30分まで

2 開催場所

柏市柏5丁目10番1号

柏市役所第二庁舎5階 第5・6会議室

3 出席者

(委員)

伊崎委員、落合委員、倉持委員、酒向委員、佐藤委員、沢田委員、須谷委員、中村委員、古川委員、松永委員、眞鍋委員、宮崎委員、森委員、吉見委員

(事務局)

本多柏市長、飯田土木部長、藪崎土木部次長(兼)下水道整備課長、川上下水道維持管理課長、小川下水道整備課副参事、飯野主幹、増田副主幹、山田副主幹、西牟田主事補

4 議題

・会長、副会長の選出

・柏市下水道事業の概要について

・今後のスケジュールについて

5 会議録

議事に先立ち委嘱を行い、委員の互選により会長に落合委員、副会長に森委員を選任した。次に柏市公共下水道事業の概要及び今後のスケジュールについて事務局から説明を行い、質疑応答に入った。

柏市公共下水道事業の概要については以下のとおり

公共下水道事業の概要については資料にも書いてありますが、柏市の公共下水道は昭和35年、柏市の駅前を中心とした107ヘクタールの公共下水道に着手したことが始まりとなります。その後十余二工業団地の終末処理場と下水道を整備し、昭和46年には手賀沼流域下水道の整備に着手し、現在に至っています。平成19年度末での柏市の整備面積は4163.67ヘクタール、普及率は85.6%となっております。

公共下水道事業とはどのようなものかといいますと、下水を処理するために地方公共団体が様々な整備を行うものでございます。

下水に対応するものとして上水があります。これを平たく言いますと上水は飲み水、下水は飲み水以外の不要な水、つまり一般には汚水とされています。しかし実際は下水の分類として汚水と雨水がございます。先ほど普及率85.6%と示してございますのは汚水の普及率です。

柏市だけでなく日本全国、日本全体が同じ傾向にありますが、当初、公共下水道を整備する目的は公衆衛生にありました。生活に直結した問題であったため汚水排水の整備を優先して進めてきた背景があります。そのため雨水の整備につきましては柏市では約43%に留まっています。

ここで、公共下水道の編成について説明させていただきます。

単独公共下水道というものがございます。公共下水道というものは単に下水を集めて流しているのではなく、その終端に水処理施設を整備しなければ公共下水道とはいいません。みなさんのところから流れた下水が下水管あるいは管渠を通って流れていき、水処理施設を通ってきれいな水となり放流されるというものが、公共下水道における下水処理のプロセスでございます。

公共下水道の中にもいろいろな種類がございますが、その一つに特定公共下水道というものがあります。こちらは柏市では十余二工業団地に整備してありますが、特別な目的を持った地域に限って整備していく公共下水道です。

それから手賀沼流域下水道がございます。柏市の地形では、柏市に降った雨の大部分は手賀沼に流れていき、残りのごく一部は江戸川の方に流れていきます。このように雨水が流れ込み集まってくる一つの大きな周辺流域に、一括して整備される公共下水道を、流域公共下水道と呼んでいます。ちなみに我孫子市、柏市、流山市、白井市、鎌ヶ谷市、松戸市、印西市が、この手賀沼流域公共下水道を利用しております。次回の審議会ではこの手賀沼終末処理場を視察していただきます。

下水道法の一番最初の制定は明治33年に行われております。この旧下水道法の大きな目的というのは、土地の清潔を保つことなどでした。昭和33年には再度下水道法が制定されており、都市の健全な発達や、公共衛生の向上などが目的とされました。当時のこのような目的よって整備された下水道の大部分は、合流式下水道と呼ばれるものでございます。これに比べて今柏市が進めている下水道は分流式下水道というものです。

この合流式、分流式の違いについてですが、雨水も汚水も一緒に集めて流しているのは合流式下水道です。早くから下水を整備してきた東京都などは、この合流式下水が主流となっています。それから雨水は雨水で集めて流し、生活排水やし尿といった汚水は、別で一括して流しているものが分流式下水道ということになります。現在ではこの分流式下水道を整備することが主流となっています。

この昭和33年の下水道法が整備されたのと同時期に、水質保全法、工業排水法というのが整備されておりますが、排水についてはこれら下水道法、水質保全法、工業排水法が、それぞれ独自の立場で規制してきたという背景があります。

その後、高度経済成長の中で経済が発展したとき、みなさんもご存知のとおり公害問題が非常に大きくクローズアップされてきました。これに対処するために昭和42年、公害対策基本法という法律が定められ、その法律に基づいて水質汚濁防止法というものが昭和45年に制定されております。

この水質汚濁防止法の目的には、公共用水域の水質の保全ということが謳われております。ここで一番大きな変換を求められたのが公共下水道です。公共下水道というと、水処理施設を持っていて下水を処理してそれを川に流すというものであり、中和処理場があると申しあげました。水質汚濁防止法が制定されたことによって、公共下水道の水処理施設が水質汚濁防止法のなかの特定施設の一つとなり、下水道法ではなくて水質汚濁防止法のもとに、下水道放流水、つまり公共用水域に排出する下水が、水質規制を受けるようになりました。

このことによって、これまでの都市の健全な発達と公衆衛生という目的の他に、公共用水域の水質の保全という目的が付加されました。

つづきまして環境基本法が制定されております。これは平成5年に制定されました。この法律の中では、環境保全の重要な担い手として公共下水道施設が位置づけられてきています。

さらに水道水源保全の特別措置法というものが平成6年に制定され、水源の確保という観点からもこの下水道終末処理場の役割が大きく求められました。

現行の下水道法が昭和33年に制定されてから現在までの間に、公共下水道は都市の健全な発達と公衆衛生の向上、これに加えて公共用水域の水質の保全、さらには水道水源の確保といろいろと大きな役割を担うような形になってきています。

さて次に下水道事業の歩みということでございます。

こちらは主に汚水を対象とした下水道事業の内容で、先ほど申し上げた内容と比較してご覧になってください。

昭和35年に柏処理区、これは柏駅を中心とした109ヘクタールの地域ですが、ここの下水管敷設に着手しました。この地域については昭和48年の9月に篠籠田にある終末処理場、これは現在は廃止しておりますが、これが完成して稼動となっています。実際の運転は昭和48年の9月から無事に下水を流しています。

昭和42年に十余二の処理区98ヘクタールにおいて下水道事業に着手しました。こちらは昭和45年の10月から実際に稼動しています。

昭和46年に手賀沼流域下水道の整備に着手しました。

この昭和46年には先ほどの水質汚濁防止法が制定されておりますので、公共用水域の水質の保全ということを大きな目的に掲げて、千葉県は手賀沼流域下水道、江戸川流域下水道、印旛沼流域下水道といった、単独公共下水道というよりも大きな流域で捉えた公共下水道を整備して環境の保全に努めるという考え方を示しています。その考え方を受けて、柏市も全域を流域下水道で処理するという考え方に移りました。そうした流れの中で、昭和47年には江戸川流域下水道に着手しています。

昭和56年、江戸川と手賀沼の流域下水道の終末処理場が稼動できるようになり、この時から流域下水道で下水を処理し、放流しているという形になっています。

このころの契機といたしまして、先ほど申し上げました柏処理区を流域下水道の区域に編入いたしました。あわせて平成15年に十余二処理場の特定公共下水道も流域下水道に編入し、今に至っております。

これと並行いたしまして沼南地区の方ですが、昭和46年に大津ヶ丘団地の公共下水道に着手しました。そして特定環境保全公共下水道として184ヘクタール整備したとありますが、これは沼南地区にある海上自衛隊基地周辺に下水道を通したということでございます。また湖南地区の区画整理に関連して公共下水道整備を48ヘクタールにおよび行いました。

このような形で現在に至っております。

平成19年度末現在の下水道の整備状況でございます。

柏地域の行政人口336,929人、沼南地域48,894人、合計385,823人。同じように全体の行政区域面積が11,490ヘクタール、そして全体の下水道事業計画面積は7,576ヘクタール。現在整備完了した面積は4,163.67ヘクタール。普及率では現在約86%となっております。これは人口比でございまして、行政区域内の人口分の処理区域内の人口が約86%という数字ございます。

公共下水道事業の財源と費用負担ということで資料に示してあります。

公共下水道を敷設してこれを維持管理するという事業を行っておりますが、この事業に掛かる経費を大きく分けると建設費と公債費、運営費という形になります。

建設費につきましては、下水管を敷設したり終末処理場を建設したりするための費用です。

公債費というのは実は借金です。資本費という形で下水道施設を建設するために補助金をもらっておりますが、補助金は補助対象事業の半分と決められております。残りは大胆に申し上げますと、全ては借金で賄っております。そしてその借金の元利償還金を公債費で賄うという形で、整理しています。

それから運営費というのは下水道の維持管理、その他まざまな広報や諸事務のための費用です。

次にこれらを担保する財源についてです。

建設費は国庫補助金からでています。

それから下水道事業債ですが、これが先ほど申し上げました借金でして、公的基金からも借り入れております。

受益者負担金は公共下水道の整備に充てております。公共下水道の一番の特徴というのが、公共下水道の使用が始められるまでに莫大な初期投資が必要なことです。そのため事業費の調達が必要になります。受益者負担金とは、下水道を整備するという投資に対して受益者がはっきりしていますので、受益者にその受益分を負担していただくというものです。この受益者負担金の算定についてですが、事業費から国庫補助金を引いた四分の一と、それぞれの区域を決めて建設する、その総建設費から国庫補助金を引いた四分の一を、受益者負担金として下水道利用者からいただいています。

そのほか下水道には公的な部分がございますので、公共下水道の整備のために市の一般財源からも繰り入れてもらっております。

公債費の方の下水道使用料それから一般財源についてです。下水道使用料とは下水道を使用している方から処理料金をいただくものでございます。この下水道使用料金と、市から繰り入れてもらった一般財源をもって、公債費の元利償還金を支払っています。

また運営費につきましても同じように下水道使用料それから一般財源と、こういう形の中で資金を調達して運営しているという仕組みになっております。

今ご覧いただいているのは平成20年度の柏市の全体の予算と、この中に含まれる下水道事業の割合でございます。右の方に円グラフを示してありますが、この中のクリームの部分が一般会計です。これは皆様から考えれば、柏市の一般の事業をやっていくために使われる予算、お金でございます。そしてブルーと赤で示してある部分が特別会計ということになります。

特別会計とはどういうものかといいますと、地方財政法の中に十三事業ほど定められているものがございます。具体的には水道事業、あるいは病院、ガス、市場それから公共下水道、その他もろもろでございます。これらの事業の運営にあたっては受益者が特定される、サービスを受ける人が特定されますので、その事業を運営するために、そのサービスを受ける人から使用料あるいは代金等をいただくという形で事業を運営していくものであり、一般会計とは区別されるものでございます。

この一般会計と特別会計を合わせたものが柏市の一年間の予算の全額となり、総額191、987百万円でございます。その中で下水道が占める事業費は16、208百万円で、全体のうちの約8.4%を占めています。

今年度の下水道事業の収入と支出についてでございます。

歳入というのは下水道事業を進めるにあたって、どういうところから、どういうお金を使って予算を得るかというものです。歳出というのはその予算をどういう風に使っていくかをまとめたものであります。

まず下水道の歳入の方ですが、繰入金が23.8%。それから市債は、建設の借り入れ順でございます。使用料および手数料は円グラフの黄色い部分で33.5%。そのほかその判例の方に書いてあるような形で、この16,208百万円の年間の予算を調達しております。その使い道につきましては右側の方にグラフがありますけど、建設費で16.6%、それから管理運営費で23.2%。過半のものはこれまでに下水道を整備していく際に国から借りたお金の返済、元利償還の返済にあてるという現状でございます。これが今年度予算の概要でございます。

続きまして現行下水道の使用料の体系ということでございます。

先ほど市長の方からも少し話がありましたけれども、沼南町と合併いたしまして、従来からあった柏市の料金体系と、新しく柏市になった沼南町の料金体系と二つ、現在の柏市には下水道料金の設定がございます。前回のこの審議会の中で、柏市の料金体系と旧沼南町の料金体系とは開きがありすぎるため、二つの料金を一度で統合することには非常な負担が伴うという考えに至りました。その中で、現行の下水道使用料につきましては、柏市の新たな使用料金と沼南地域の旧使用料金との差額の中間点をとらえて、沼南地域の現行の料金を設定しましょうという形になり、今の形になっています。

この料金の格差については、当期の次回以降の審議会の中で審議していき、一本化していこうという話になっています。

この資料にあるとおり、柏地区、沼南地区それぞれの料金体系の中でも料金の格差が生じているという状況でして、これも一本化も図っていきたい。これは井戸水を使っているところの料金体系におけることですが、井戸水の場合ですと水道水と違ってメーターがございませんので、世帯あたりで使用量を定めて、その使用量分を使用すると仮定してお金をいただいている。柏地域、沼南地域での違いはございますけど、先ほど見ていただいたそれぞれの地域の使用料金を基に計算した数字から料金をいただいています。

その資料の下に特定公共下水道(十余二工業団地内の事業所)とありますが、こちらは累進的なものではなく、1m3につき231円という形でいただています。これは処理経費すべての実費をいただいている。

その下に公衆浴場というのがございますが、今はやりになっているスーパー銭湯などは別でございます。町のお風呂屋さんということになります。こちらは単一料金で1m3につき12.6円でいただいています。こちらが安いのは、公衆浴場の場合千葉県の法律か何かで公衆浴場の使用料金については決められてしまっております。これは公衆的な立場からくるものですが、非常に低く設定されております。そのような関係から12.6円になっています。ちなみに柏市では今銭湯は4件ほど営業していおります。

以上で概約の説明とさせていただきます。

質疑応答については以下のとおり

委員 先ほど公衆浴場は単一で12.6円というお話があったんですが、スーパー銭湯の場合はどういう取扱いになるんですか?

事務局 スーパー銭湯の場合は柏市の一般の使用料金がそのまま掛かります。

委員 今度の見直しについてですが、沼南町が使用料金を柏市にあわせていく方法と、それから柏市を含めたあるべき使用料金の姿は、どのようにお考えですか?

事務局 前回の審議会でご説明させていただいた中では、柏市の公共下水道料金にあわせるという形になっています。しかしその格差がありすぎましたので、これを一度であわせることは辛いということで、平均で5.6%上げさせていただいています。

委員 ということは、柏市は上げないということが前提でよろしいですか?

事務局 端的に申し上げますと下水道の使用料金というのは、先ほど雨水と汚水というふうな形で説明しましたが、雨は公的な部分が多いのでこれは公費で賄う。それから汚水の分については利益が特定されるということで、これは受益者自身に賄っていただくのが便宜ということです。しかし公共下水道として公共的な部分もございますので、それぞれ受益者が負担すべき範囲、そうでない範囲というのがあり、今の料金体系に反映されています。

今の現状を申し上げますと、下水道使用料金は資本費と維持管理費でそれぞれ定められた範囲について計算していくわけでございますが、本来いただくべき下水道料金を100%といたしますと、今いただいている使用料金で賄っているのは65%です。そういう状況がありますので、社会状況等含めまして、これから検討していかなければいけませんが、見直しさせていただきたいというふうに考えています。

委員 では柏市の料金も今回見直すということですか?

事務局 その辺も含めて検討していただきたいと考えています。

委員 わかりました。

事務局 前回の答申書の内容については、後から説明がありますが次回は処理場の見学をさせていただくので、8月から12月位の期間に月に一度程度の開催で本格的な議論をしていただくということになると思います。その8月の前に前回の答申の内容を含めて、皆様に資料として配らせていただければと思っています。

委員 次回のその次の会にきちんと諮問がでて、その説明資料をいただけるということでよろしいですね。

委員 先ほどのご説明で下水には汚水と雨水があるということでした。汚水についての普及率は85.6%で、雨水については43%という数字ですが、これは周辺の市町村と比べてどうなんですか?

事務局 まだ詳しく調べておりませんが、周辺の市町村についても同じような状況であるということです。これについて柏市内で申し上げますと、雨水の方はいずれ大堀川と大津川の両方に流れて排出されていきます。公共下水道として雨水を整備する上で、この両河川の流末がきちんと整備されていなければ、下水道を接続できないということになります。このような理由で事業の進行が遅くなっているということがひとつあります。それから汚水に比べて雨水は一度に多量のものを流すので、非常に大きな工賃、事業費が掛かるということもあります。さらにもうひとつ、これは優先順位の問題かもしれませんが、汚水の処理については公共下水の改善や環境衛生上の問題のため、優先して整備するべきという考え方があり、雨水の方は相対的に立ち遅れています。

委員 柏市と旧沼南町の下水道料金を比較していますが、他の自治体も含めまして、柏市の使用料金というのはどのくらいのレベルにあるのですか?

事務局 千葉県の中では比較的高い位置にあります。ただ先ほど申し上げましたように使用料金で負担している範囲が、いただくべき全体の料金に対して65%という状況です。これに対してできるだけ下水道の維持管理費については使用料金で賄うというのが、今の国の考え方です。その辺の資料につきましても審議が進む中で、きちんとお示ししたいと考えています。

委員 雨水というのは各家庭では浸透枡になっていますが、道路の雨水のことを処理するとおっしゃっているのですか?U字溝で流れているような。

事務局 雨水は各家庭や道路に降ったものすべてを処理、排水しています。今はたくさんの家が建ったりして雨水が地下に浸透していくケースが非常に少なくなっています。一気に雨水管に流れ込んだりしますので、場合によっては配管が詰まってしまったり、あるいは流しているときに溢れてしまう。それから降り方が違ってくるので、降った雨が直接流れ込んでいくといったケースもあります。そういったものを緩和させるために、最近建てる家にはそれぞれ地下浸透枡とか地下浸透管というものをつけております。それから規模の大きな、宅造開発といって土地を削っていくつもの家を建てる場合には、そこの地域には流出を緩和させるために調整池というものを、開発する面積に応じてつけてもらうようにしています。

事務局 地域によって雨水の配管が入っている、あるいは道路にU字溝が入っているという違いがあり、その違いによって宅地の排水の系統が違ってくるということです。屋根に降った雨に対して、U字溝などの管がなければ、家の敷地内に浸透枡をつけることになるなど、いろいろ指導があります。U字溝があったり雨を流す管があれば、これに直接繋ぐという場合もありますので、地域によって違ってくるということです。

委員 柏市は分流式下水道だから、雨水と汚水は別になってるということですか?

事務局 そういうことです。

会長 他になければ質疑応答を終わりにします。

6 傍聴

無し

7 次回開催日時

平成20年7月24日(木曜日)

手賀沼終末処理場視察 午後2時から3時