平成17年度第6回柏市公共下水道事業審議会会議録

1 開催日時

平成17年12月19日(水曜日)午後2時から午後4時まで

2 開催場所

柏市柏5丁目10番1号柏市役所第2庁舎5階第5・6委員会室

3 出席者

(委員)

成嶋会長、森副会長、上田委員、大場委員、鬼澤委員、黒須委員,小林委員,佐藤委員、里見委員、塩野谷委員、成川委員、畠山委員、服部委員、宮崎委員及び山内委員

(市・事務局)

日暮下水道部長、橋本下水道部次長、藪崎下水道総務課長,大橋下水道維持課長、麻生下水道建設課長、浜野下水道総務課副参事、谷川副主幹、高橋副主幹、田崎副主幹及び増田副主幹

4 議題等

  1. 柏市公共下水道使用料について

5 会議録

会長の開会挨拶後、質疑に入った。

質疑応答は次のとおり

会長  前回、沼南公民館で開催されました審議会での際に出された質問がいくつかあったわけですが、それに対する事務局の答をお願いします。

事務局   前回の審議会での席上において、いろいろ質問をいただきました。その中で次回回答するといった内容が3点ほどあります。その前に関係資料を配布したいと思います。

事務局 第1点目ですが、公共下水道の事業の進捗とそれが環境に与える影響、こういった部分について環境部との連帯はいかがか、それから事業の進捗が環境にどのような影響を与えているのか、またそれをどう捉えているのかということで、環境マネジメントという観点からご質問をいただいております。

先ず柏市は環境基本計画に基づく環境保全、創造施策を推進するとともに、事業者、消費者としての立場からも少資源、少エネルギーなどに配慮した環境行政に積極的に取り組んできましたが、平成12年にISO(国際標準機構)が定めた環境マネージメントシステムに関する国際規格のISO14001を導入し、環境に対する取り組みの一層の促進を図っております。この中で公共下水道として担う役割、方向性については環境保全事業としてきれいな手賀沼の再生を環境目的、目標に掲げ、下水道の整備促進することを実施計画に登録しております。なお、具体目標としては、今年度下水道普及率84%をめざし事業実施しております。

また、下水道を整備することにより、環境に与える効果としては、下水道を整備促進することにより、家庭や事業所から排出される汚濁負荷を減らすことが可能となり、川や沼、水田等の水を取り巻く環境の回復や保全に大きく寄与しているものと考えております。

先ほど配布しました資料の測定結果ですが、代表的例としまして、川の有機物の指標としましてBOD、湖沼の有機物の指標としましてCODというようなものを、柏市は昭和46年以来毎年定点で測定してきています。それと下水道普及率をかみ合わせて例年の平均値を5年間隔で示しています。大堀川は北柏橋、大津川は上沼橋、手賀沼はフィッシングセンターの隣接地で測定をしております。この年間平均値を見ていきますと,昭和46年に大堀川がBOD56.7ミリグラム/L、大津川が7.52ミリグラム/L、手賀沼はCOD10.7ミリグラム/L、行政人口が約152、700人で下水道はまだ共用開始しておりません。柏市の下水道は昭和48年に柏市の終末処理場が共用開始されております。この時の普及率は5%となっております。

平成16年度の年間平均値ですが大堀川がBOD4.2ミリグラム/L、大津川が4.3ミリグラム/L、手賀沼はCOD8.9ミリグラム/L、この間の下水道普及率は83%となっております。この下水道の普及率と河川の浄化の関係を学問的に検証したことはありませんが、着実に下水道の普及率とともに河川の水質が改善されてきている、当然のことかと思いますけれども、このようなことからも下水の整備普及というものが周辺の水辺環境の保全に役立っているというような形で理解されるかと思います。また環境評価する時にそれぞれの河川或いは湖沼につきましては環境基準というものがあります。これは規制基準ではなくて、そこの環境を保全することが望ましいといわれる基準です。この基準につきましては、大堀川が8ppm、大津川が5ppm、手賀沼が5ppmというような基準が設定されております。この基準の評価の仕方は75%値ということで、単純に年平均値をそのまま当てはめるわけにはいきませんが、例えば100回測定した時にその測定結果を一番小さな数値から順に大きな方に並べていった時に下から数えて75番目の数値、この数値が環境基準のこの数値を満たしていれば、環境基準を達成するというふうに理解しております。そのような形で見ていきますと、今現在大津川と手賀沼は環境基準値を満足していない。大堀川については満足している。このような状況になっていますので、更にこれから環境保全のための色々な取り組みが必要であろうかと思います。このような簡単に説明いたしましたけれども、下水道の普及が端的に周辺の河川、水環境の改善につながっているというようなことの一つの座標かと思いますので報告させていただきました。2点目といたしまして、市民への周知ということですが、料金改定案が議会で議決いただきましたら、その議決内容に沿って4月1日号に掲載いたします。

同時にホームペーにも掲載します。併せて料金改定のパンフレットを作成し検針員にお願いして各世帯への配布を実施したいと考えております。また周知期間を設ける必要がありますので、前回の料金改定と同様に1か月間予定しております。従いまして、新料金の賦課は5月から実施したいと現在考えております。それと3点目のホームページへの掲載方法についてですが、これまでの記載内容は要点だけを記載していましたが、5回の審議会からは審議内容を前文掲載するよういたしました。また今後もこのお知らせすべき内容につきましては、要点ということではなくて、背景が分かるような形で、できるだけ詳細にお伝えできたらと考えております。またそのように対応していきたいと思っております。以上3点が、前回の質問をいただいた中で持ち越しさせていただいた件かと思います。

会長  この審議会での審議事項につきましては、長時間にわたり審議してきたわけでございますが、審議日程も、もう1回ということになっております。従いまして次の審議会で答申の取りまとめをしたいというふうに思っているわけです。そこで審議事項で受益者負担金の件ですが、今までかなり事務局から詳細な説明がありましたので、ご理解をいただいているものと思いますのが、念のため、もう一度事務局から説明をしてください。

事務局  第3回の審議会で説明した概要をもう一度説明します。

今回新たに設定する負担区の対象地区についてですが、旧柏市の市街化区域については、全て負担区と負担金の単価が設定されています。これに対し旧沼南町については、3年から5年以内に事業を進める予定区域に対しまして負担区と負担金を順次設定していたということであったために、市街化区域の中でも負担区、負担金が設定してない区域が残っています。今回、合併を機に賦課徴収の効率を図るために、旧沼南町の市街化区域の中で未設定となっている174ヘクタールの地区を負担区の設定をしたいということで説明申し上げました。また負担金の単価についても同様に周辺土地の設定状況等を加味しまして、汚水事業費の内、国庫補助に係る経費を除いた経費を対象としまして、負担率は旧柏市の考え方である対象経費の4分の1をいただきたいと話をしております。

そうしますと、今回設定する受益者負担金の単価につきましては、1立方メートルあたり530円でお願いをしたいということでご説明申し上げております。

会長  只今の説明は、旧沼南町の市街化区域の受益者負担金の負担区の174ヘクタールについて負担区を追加すること、もう一つは当該区域の単位負担額を立方メートルあたり530円にするという説明でございますが、現状やこの前説明を伺った積算の根拠等からして妥当ではないかと思いますがいかがでしょうか。

会長  特にご異論がなければ、この審議会としては妥当であるということで答申したいと思っておりますが、よろしいでしょうか。

委員  異議なしの声あり

会長  それでは、次にもう一つの審議事項であります使用料の適正化の問題でございますが、今までの何回かの審議状況を見て参りますと、大方の意見としては、改定するのは、やむを得ないのではないかというご意見が多かったのではないかと思ったわけですが、そういうことでよろしいでしょうか。仮に改定をすることが、やむを得ないという前提で行った場合に改定幅の問題ですけれども、三つの案が示されていますが、審議会としては何パーセント位で答申したらよいでしょうか。なにかご意見ございましょうか。

会長  全体としては、とにかく、まだ下水道料金そのものが本来、受益者負担の原則という立場から考えますと、まだまだ金額が低いというのが現状だと思います。そういうことによって一般会計の繰出しで賄っているのが現状ですけれども、前回事務局のほうから出された案についてご意見があれば伺いたいと思います。

委員  負担は少なければ少ないほど、よいに決まっていますけれども、今の状況を考えますと、政府は地方交付税の削減を言っておるということもありますし、下水道事業が自主独立経営を義務付けられていると、こういうこともありますので、住民に充分な理解をしてもらうというような努力をするという前提にしまして、負担を増やすのはやむを得ない。その負担率ですが、二つの制度を一本化して2回に分けて価格の整合性を合わせていくということでありますけれども、ここに載っているのを見ますとトータルとしては6億から7億円の差を負担を増やしながら、差を縮めて一つにするというような感じではないかと思います。そうしますと、今回半分をやるとしますと、3億円台の差を縮めるといいますか、それ位の負担率にしておかないといけない、ということになりますと5%から6%になるわけであります。5%、6%の差は3千万円位で大きな差ではないのですが、第2回目の平成20年の改定の事を考えますと、その時点の社会情勢というのはいろいろな面で厳しい社会情勢になっている。景気はやや回復してきますので、住民の所得は若干増えて行くと思いますが。反面、消費税はたぶん増税されているというふうに思いますし、それから今取っている数々の減税策があります、家庭においては定率減税などがありますが、こういったものが二回位に分けて無くなってくるとか、それから法人ではIT関係の設備投資の減税とか、こういうのも景気対策ですから、景気が回復してくれば当然無くなってくると、こういうことでですね、平成20年位の社会環境というのは、住民にとってあれもこれも上げるということになってくるので、そこは沢山の負担をお願いするというのは中々いかないのではないかと、そうしますと、今約3億円位を負担を増やしておかないといけないという時に、3千万のことであるならば、6%の約3億3千万位を増やして、第二回目は、むしろ6%といわず、1%位減らしていかないと住民の説得はできないのではないか。そこで同じ率で負担をお願いして認められれば、それでよろしいですけれども。そこは中々住民の理解を得るのは難しいのではないか、そうなりますと今回、柏と沼南では負担率が違って大変な面がありますけれども、6%がいいのではないか。これは絶対そうすべきだというわけではありませんし、最終的には政治的に決めていただかないといけないわけですが、これからの状況を考えますと、そういうふうに思いましたので、前回6%位の負担がよろしいのではないかとお話したわけです。

会長  次回の改定を考えると、今回できるだけ上の方に決めておいたほうがいいんじゃないかというご意見ですね。

委員  私の案としてはそうです。

委員  前回も改定されているわけですが、どれくらいの率で上げたのですか。

事務局  基本料金だけで3.6%の95円です。

委員  5%と6%の差は3千万の違いでたいした額ではないのですけれども、皆さんに納得していただけるような率にしたほうがいんじゃないかと思うのですけれども。

例えば社会福祉協議会で会費を年間200円から300円にする時、いろいろありまして、月に換算したら微々たるものですが、これは5割アップでとんでもないという意見もでていますのでね、やはり今回は、できる物なら中間位の、皆さんがとにかく納得するような形で、柏の皆さんも、ひょっとしたら沼南と合併したがために負担増という声も出てはいけないし、沼南側からしてみても5と6からいけば、額は微々たるものかも知れませんけれども、先程の200円から300円じゃないのですが、6から5のほうが受けられる感じがよいのではないかと思っています。先ず市民の皆さんにどう納得していただけるかが、大前提じゃないかと私は思っています。

会長  6%、5%のご意見がでましたが、ほかの方のご意見はいかがでしょうか。

委員  この改定については2段階ということで、平成20年度にもう一度やりますよね、そうすると平成20年度に値上げしますよという前触れはするのですか。

事務局  公共下水道の使用料金につきましては、これまでの審議会の中でもいろいろ現況について説明させていただきましたけれども、今回の改定率4%、5%、6%、これは柏市の料金体系の基本料金と従量区分の1001立方メートルを超える部分を据え置きして、その間を一律アップして設定しています。柏市の料金体系だけについて考えれば、5%一律上げたとしても全体では3.1%ということでございます。ただ、沼南町の部分やそれから事業系の井戸の使用水量だとか、そういったものが将来にわたって一本化するための布石としてなっています。ただそういうふうな形でやっても資本費の回収率については、まだ41%から42%の範囲で、到底本来の使用料回収には達してないわけです。従いまして、これからも社会状況とか、いろいろなものを見た中で、その時にお願いできる範囲で提案させていただくことになろうかと思いますが。

本旨でいけば、維持管理費と資本費の全額を利用者の方々に負担していただくというのが、最終の到達点ということから考えていきますと、これからも定期的に、柏市の場合は3ヵ年を一つの算定期間ということで定めてございますので、見直しをしていきたいと考えております。そのことから考えていきますと、これからもこういう場を借りて、いろいろご審議をいただくことになろうかと思います。

委員  私がその質問をしたのは、来年度から値上げになりますよね、また平成20年度も、またかという住民の感情としてあると思うのですが、またかということじゃなくて、そういう感情が起きないソフト面の裏付けをきちんとやる必要があるんじゃないか。

数字だけを合わせて、負担率の改善ということではなくて、ですから今回値上げしました、こういう背景があって平成20年度もこういうふうになりますよ、という前触れを住民に知らせていく、そして納得してもらう。そのためには、皆さんの負担率が多くなるに代わって市民の快適な生活がこういうふうに起きるんだよと、こういうステップアップがあるんだよというような、そういうようなものが打ち出されるのかどうかということを、私は前から言っているのですが。前回の環境マネジメントの件も、そういった事も含めて質問させてもらったわけですけれども。値上げしました、市民の生活が快適じゃないとか、そういうものであれば住民は納得しない。充分に納得できるそういうものを、いろいろな形で知らせていく、掲載するとか、20年度はこうなりますよというようなものを打ち出せないのか、素人でわからないのですが。

会長  柏市の下水道料金というのは、本来ならばいっきに上げたいところだけど、上げられないから少なくとも3年に一度は見直していくというのが今までの経緯ですよね。

事務局  算定要領において今、会長さんが言われたように、3年に一遍下水道の改定をずっとしてきているわけです。今回も18年、19年、20年ということで料金の設定を考えていたわけです。今資本費の負担率44%位になり、今回18年3月議会に上程していくのですが、委員が言われるのも分かるのですが、また20年も上げるということは、なかなかいえないと思うのです。改定については、市長は審議会に諮問します、ただそこで上げるか、上げないかはその時の社会情勢もございますし、そして皆さん方の意見もあるわけです。ですから上げない場合も出てこようかと思います。従って今回も、3年間を目安にこの改定をお願いいたしたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。

事務局  公共下水道は経費を掛けて整備をし、その見返りが接続した家庭の快適な部分や、資産価値が上がるということがよくいわれることですけれども、下水道に接続することによって通常ですと、汚水等が一般の浄化槽と違いまして、公共用水域に直接処理水を流したりすることが無くなりますので、実質的には雨水、地下水、湧き水、そういったものが川に流れて行く。というような状況になろうかと思います。

この結果として先程一例を示したとおり、直接検証したことはございませんけれども、下水道の整備とリンクしながら、周辺の河川は改善され、昭和48年当時はメタンが湧いていたりして酷い状態でしたが、今では身近な所において、皆さんが釣りを楽しんだり、あるいは散策したりしている。こういう価値というのは具体的に説明することは難しいと思いますが、下水道の一つの効果として、健全としてあるわけですから、これまでソフトの面で皆さんにPRするのは不得手でしたが、環境保全課ともいろいろ相談しながら、視点を変えた下水道の効果を説明できるように検討していきたいと思っています。

委員  下水道の長期的な政策として、今後とも引き続ききちっと整備して快適な市民生活に寄与していくことが大原則かと思いますが、その中でいったいどれだけの受益者負担が原則だということを打ち出しておきながら、尚且つ現実的にどれだけの負担をしていくかが我々の審議かと思います。

今ご意見がいろいろでていますけれども、私個人的には5%位という感じはありますが、やはり値上げもいろいろあるけれども、5%を越す6%以上の値上げというのはかなりの負担がある。それから、長期的な戦略でいけば、整備していく以上は、ある程度の受益者負担があるということですから、将来にわたって3年後に必ず値上げをするということは、いえないとしても長期的な方向としては、上げざるを得ないということを、ある程度市民の皆さん方にもわかっていただくしか、仕方がないと思うのですが。そういう意味で、あえて上げないとか言わずに上げる方向ですよということだけは、示しておいた方がよろしいのではないかと思います。

委員  根本的には受益者負担という考え方にはならないということなのですが、改定案の説明の中で、維持経費の見直しとか、経費節減の努力をこうやってやりながら、尚且つこうなんです、という説明が市民は欲しいんだと思いますので、環境にもこういうふうになっていく、そういうことを目標にして、また整備の方もこうやって努力をして、こういう成果を目指して行っています。それでもこれだけ足りないんです、ということを懇切丁寧な表現で納得していただけるような、そういうことをした上で、実際にこれだけ足りないから、この金額になっていきます、というそういうことで安易に受益者負担という概念を押し付けていきますと、全体的に不信感を皆さんお持ちですので、何処かで何かしているんじゃないかという、そういうことも実際あります、是非努力していただきたい。何をどうやって効果的にしているのかということの表現をしていただけたらと思います。

委員  今委員さんがおっしゃったとおりだと思います。受益者負担といいながら、やはり市民としては、いったい市役所では設備投資にどれだけ節約しているのか、安くする努力をしているのか、そういうことがあまり目に見えてこないので、やはり現実問題としても随分努力なさっていると思いますけれども、いろいろな意味で設備料を1円でも2円でも安くするとか、そういった努力をしていただくと同時にそのへんのPRというか、理解をできるようなご説明をしていただけると、ありがたいと思います。

委員  やはり市民の生活がステップアップする、環境に負荷がかからないものになっていく、経営の効率化、こういったことで努力していくという三つの柱でソフト面のPRを打ち出していく必要があるのではないかと思います。先程も言ってますけれども数字だけ合わせでは納得できないと思います。やはり払うからには、自分たちにどういう見返りがあるのか、ただ数字合わせだけで値上げされているとなると、住民感情としてはどうなのかなと思うのです。

事務局  今まで決算数値だとか、そういったようなものの見方の中から、いろいろなものをお願いしてきました。もちろん経営努力につきましては、冒頭でもご説明いたしましたが、例年10%削減とかそういうような形で財政上の問題からいけば、ここ10数年続けてやっきて、そのような中で事業規模の縮小だとか、事業経費の効率的な使用の方法であるとか、様々な事をやってきているわけですけれども、その結果いまのような状況ということが一つあります。もともと公共使用料金というのは、特別に下水道使用料につきましては、政策的な料金ということが一つありまして、初期の資本投下が物凄く大きい、といいますのは大きな終末処理場を造って、流域下水道のシステムを完了していくわけですけれども、これをいっきに整備することが中々出来ませんので、各段階である相当のエリアをもって下水の整備を進めて行く、そうしますと共用開始するにあたっては、本幹の整備は、さることながら、終末処理場は既にそこに完成していないと共用開始できない。

従って設備投資が非常に高くなる。それに加えてその下水に接続する利用者の方々の絶対数が少ない、というようなことで、そこのところを下水の使用料の原則に基づいて、全部料金をいただくという形になってしまうと、とても負担できるような料金ではない。そういうようなことで下水の普及というのはその環境上、欠かせない施設でありますのでこれは必要だと、さりとて使用料についてはそういうことでは、なかなか普及できない、というような事の中に一般財源を投入して進めてきております。そんな関係で当初の使用料金については、相当安く設定するのが常であり、柏市の下水道の使用料料金についても、この例には漏れず、この周辺殆どの市町村がそういう状況でございます。その負担できる市民の方々の経済力や経済状況等を加味しながら、できるだけ使用料金の位置を近づけていきたいというのが、下水の基本の考え方でございます。そういうことでいろいろ進めてきているわけですが、その中で皆さん方に言われた内容の部分というのが、うまく皆さん方に説明できなかった点が多々あったのかと思います。それにつきましては、これからの課題といたしまして、実際の市民の目からの観点に立って、これからの下水道事業をどういうふうに進めていくかということを、真摯に考えていきたいと思っております。

委員  今回のポイントは、いかに市民の方に分かっていただくかというのが大きなポイントですから、私も何パーセントにすると言ったのは市民の理解を充分に得ての前提としての話をさせていただいたのですが。しかし全国の地方自治体では、いろいろな媒体を使って似たような課題に取り組んでいる例があるのではないかと思います。どんな媒体で、どんな表現をして、そしてどのようなルートで配送すればいいのか実例があると思います。民間会社でも不祥事を起こした時のお詫びを、家庭に情報がきちっと浸透するような方法でだしておりますよね。いくらでも金をかければいい、というものではありませんけれども。そういった例も参考にしていただいて、今お話をいただいて考えられるのは、ホームページと広報という感じでありましたので、それよりももう少し工夫していただいてよく浸透するように、内容を考えてやっていただかないといけない。今回の改定はそこに大きなポイントがあるのではないかとこのように思います。

会長  他に発言されていない方で、ご意見ございますか。

委員  前回の資料において、柏市民の標準世帯が2.6人で、使用量が10立方メートルから30立方メートルということで全体の8割強ということですが、これはいつ頃の年代でしょうか。

事務局  平成16年の資料を基に作成しております。

委員  私の家庭は4人家族で60立方メートル使用しており、この標準には当てはまらないのですが。

事務局  柏市の場合は水道使用料の徴収の絡みがありまして、2ヶ月分をお願いしていますので、月に直すと30立方メートルになります。

会長  今までの審議の中で皆さんのご意見は、料金改定はやむを得ないというのが大方の意見と私は承知しているのですが、そこで幅の問題ですが、一つは次の改定を考えればこの際、6%が良いとの意見、それから住民に対する説明とか、そういった立場からいけば5%でいったらどうかという意見の両方があるわけですけれども、皆さん方のご意見を伺いたいと思います。

委員  多数決で決めるものではないと思うのですが、執行部はどのような考えですか。

事務局  今回内部で検討して、その結果3案を出させていただいたところです。

会長  事務局の3案は少なくとも沼南との合併により、かなり下の方で抑えた数字であろうと思いますので、私の考え方を言わせてもらうと、やはり住民説明だとか、そういった事を考えると5%という事がいいのかなと、こんな感じを持っているわけでございますが、他にご意見あればお伺いしたいと思います。

委員  それで結構です。

委員  金額的に見ても、いくらも違わないですよね、5%案が一番いいんじゃないでしょうか。

会長  今5%という案がでましたけれども。

委員  私も皆さんがよろしければ、よいと思います。

会長  特にご異論がなければ5%ということで案を取りまとめたいと思いますが、いかがでしょうか。

委員  異議なしの声あり

会長  そういうことで、答申案の方は進めていきたいと思います。

会長  事務局でこれからの日程について考えている事がありましたら、説明してください。

事務局  いろいろな議論を踏まえまして、意見を拝聴させていだき、私どもが諮問をお願いした内容については、全てお話がしていただけたと受け止めております。今後の手続き等につきましては3月の議会に上程していきたいと考えておりますので、次回の審議会で答申をいただければと思っております。答申ということになりますと、今までご審議いただいた2点についての件と、それから、そこに至るまでの皆さん方の意見を、附帯意見としてまとめる事が一般的な形式かと思いますので、そのへんのところを整理していただけたらと思うのですが。私どもの方でこれまでいただいた意見等を要約して整理したものがあるのですけれど。もし、よろしければ、今までの審議を要約したものがございますので、それを参考に一つの書式として収めていただけたらというふうに思います。これから資料を配布いたしまして、概略の説明をさせていただきたいと思います。(資料配布)

務局  (資料説明)A4判3枚

諮問の内容は2点あり、使用料金の適正化と、沼南町市街化区域の受益者負担区の追加及び受益者負担金の設定の2点について審議をいただいたところでございます。これまでの審議結果の内容だけを要約させていただきますと、一つといたしましては、柏市公共下水道使用料の適正化についてということで、公共下水道使用料の適正化については、下水道使用料金の本旨に基づき、適正、且つ公平な使用料を設定すべきと思われるが、これまでの経緯を踏まえ、且つ旧沼南町との合併に伴う一市二制度の段階的解消等の課題を考慮すれば、料金体系を段階的に一元すること及び旧柏市の水道使用量に基づく、下水道使用料の平均改定率、これは先程、お話の中で5%とございましたが、5%というふうな形になったことかと思います。これでいきますと具体の使用料金がはっきり表に出て参りませんが、これは使用料の改定の方針の中で説明させていただきましたが、柏市の水道使用をしている使用料金の下水道料金を基にして、旧沼南町の使用料金体系、それから事業系の井戸の料金体系、更には特定公共下水道の料金体系が関数的に決まってくるという説明をしております。その一つ一つの文言でいうと長くなり、理解が難しくなるということで、お手元に配布しました表にその内容を整理させてもらいました。こちらの別表柏市料金体系(案)(2)というものがございますけれども、これが今回の柏市の水道使用料金体系を5%アップした時の各柏市、沼南町、それから事業所系の井戸、特定公共下水道についての料金の体系でございます。それと合わせまして、この表の中にはでて参りませんが、旧沼南町のフレーム(従量区分)では、柏市の従量料金の31立方メートルから50立方メートルが、旧沼南町では31立方メートルから40立方メートル、41立方メートルから50立方メートルの2段に分かれていたかと思います。そして一番最後の1、001立方メートル以上については、旧沼南町では更に10,000立方メートル以上というような項目になっていますが、これは当初の考え方に基づきまして、柏市の水道区分の体系に統一し、それに合わせまして今回、幅を設定していただきました料金体系が柏地区の水道の料金体系でございます。

この料金体系に合わせて、沼南地区の水道料金体系につきましては、この中間値を設定していく旧沼南町の料金と、新しい柏市の水道料金体系の中間の値を旧沼南地区の水道料金の値として設定させていただくということでございますので、この欄につきましては、沼南地区の水道の欄になろうかと思います。そして柏市の地域にある井戸水を使っている事業所の使用水量につきましては、暫定的に旧沼南町の新しい料金体系に設定して、次回の料金体系の時に柏市の水道料金の体系に統一していくというのが考え方でございますので、このような表になろうかと思います。そして特定公共の料金につきましては、今まで一律の立方メートルあたり178円でございましたが、これにつきましては他の部分と異なりまして、その特定公共下水道のエリア内で料金が確定してございます。そういう関係で現在赤字の部分だけを補填していただくという形で、178円から220円の一律の料金体系になろうかと思います。また、この区域につきましては平成14年度に手賀沼流域下水道に編入しておりますので、平成21年度までには、これが流域下水道に接続していきたいと考えていますので、接続後につきましては、柏市の料金体系の中で考えさせていただきたいというような考え方で、今現在柏市地区では三つの料金体系、そして沼南地区では一つの料金体系の形になろうかと思います。それからもう1点、一般の家庭の井戸を使用している時の使用料金についてでございますが、こちらにつきましては、柏市、沼南町とも認定の制度を取っております。その認定の仕方といたしまして、1人世帯の場合、月間の使用水量10立方メートルと認定しております。2人世帯で16立方メートル、3人世帯で22立方メートル、4人世帯以上で28立方メートルという認定をしておりますので、それぞれの認定水量に見合う料金をそれぞれの水道料金から算定したものが、柏地区については柏地区の欄、沼南地区については、沼南地区の欄というような形で計算することができますので、この表のとおりになります。そして、公衆浴場についてですが、市内4箇所ありますが、こちらの下水道料金につきましては、千葉県知事の認可制で価格統制がなされております。これは公共的施設という見方がありまして、千葉県知事が入浴料金を認定するということで、その経営状況によって料金を設定することはできなくなる。そのような関係でこれまでどおり1立方メートルあたり12円ということで設定させていただきたいということでございます。以上が下水道使用料5%改定した場合の割合でございます。先程申しあげ上げましたが、柏市の案の5%ということは、皆さんに示しました4%、5%、6%の中の5%に設定した場合に、それぞれの地域(種別)の改定率はそれに見合った改定率になるということをご承知置きいただきたいと思います。2番目に沼南地区の受益者負担金の負担区の設定と負担金の設定ですが、これにつきましては、先程説明しましたけれども、まだ旧沼南町の市街化区域の中で受益者負担区を設定していない地域174ヘクタールを負担区に追加する、合わせてこの区域の負担金の負担額を立方メートルあたり530円にするというようなことで、お話がまとまったと理解しております。続きまして、これまでいただいた中での意見の要旨を3点ほど整理させてもらっています。

一つは、旧柏市と旧沼南町との水道使用量に伴う下水道使用料金の格差、これは合併協定の内容を遵守し、二回の改定を得て統一する。もう一つ、下水道事業の運営にあったっては、環境を配慮し、経営の合理化、効率化を目指し、一層の水洗化率の向上への取組みを行い、下水道事業を計画的に推進するようを要望する。そして先程もいろいろご意見もございましたが、使用者に対しては充分な理解が得られるよう対策を講じる。というようなご意見かと思いますので、まとめさせていただいたところでございます。

会長  今の審議事項の要約と附帯事項の要約の説明をしてもらったわけですが、附帯事項につきましては、審議会の過程でいろいろと皆さん方から出てきました意見を集約しまして、答申に附帯事項として付けたいと思っているわけですが、特にご異論がなければそのようにしたい、一応3点について事務局で要約してもらったわけですが、この際この他に盛り込みたいというものがあれば、この3点も含めてご意見を伺いたいと思います。

委員  今までの審議会の中で3年前の審議会の附帯事項としていくつか載っていたような気がするのですが、そのへんの内容は、今回の審議会の中で載らないで、そのまま残ってきたような内容があればお話いただければと思うのですが。

事務局  これまでの中で何度か説明させていただいたと思いますが、第5回の審議会資料の中に料金改定の必要性と課題というような形でまとめさせていただいた中に、3点程あろうかと思います。1点につきましては、使用水量による1立方メートルあたりの単価に4.9倍の格差が生じているという点、これはこれまでに説明いたしました累進度の問題でございます。2点目といたしまして、井戸事業所用や特定公共、これは単一の料金設定になっている。同量の汚水を排出しても、水道使用者よりも料金が低廉に設定されている。もう1点の課題としまして、特定公共は平成21年度に流域下水道への接続を予定しており、移行にあたってはなんらかの経過措置が必要と考えられる、という3点あろうかと思います。今の質問ですが、井戸水を使用している事業所の設定料金につきましては、今回の料金の改定の中で、新しく設定された沼南町の下水道の使用料金に移行していく。その同額のものにすると次回の改定の折には、それと同じような形で水道を使用する下水の使用料につきましては一本化されていく、というように考えてございます。そういう意味では今回の中で議論された話かと思います。それから特定公共下水道につきましては、先程も申し上げましたが,この区域は一つの終末処理場とそのエリアでもって,営業形態が他の流域下水道と違って確立しておりますので、今回他の地域と合わせて水道の使用量に基づく下水道料金を設定するのは、如何なものかなというところで、その中の赤字補填について、料金値上げをさせていただく。そういった意味では単一料金制度になりますけれども、流域に接続した折には検討させていただきたいと協議されているかと思います。また移行にあたっての経過措置ですが、特定公共下水道は平成14年に都市計画の変更を受けて、流域下水道に組込み済みになっておりますので、いずれ流域下水道に接続していく、そういうことになれば、その時点で水道の使用料金相当の部分をいただくことになろうかと思います。従って今回の考え方というのが、こちらでいうところの経過措置というような考え方になろうかと思います。最後に、使用水量によって1立方メートルあたりの単価に4.9倍の格差が生じているということでございます。これは料金表の上での累進度の見方ですが、基本料金と最高位の従量制の区分料金との比でございますので,例えば全ての料金を一律でアップしたときは、その比は変わりません。表面的な物だけの見方でいきますと、4.9倍の格差を少なくする場合には基本料金を上げるか、従量制の最高位の高い料金を下げるか、真ん中で上げてもその部分は同じになって参ります。そういった意味では、先の議論の中では4.9倍の累進度の捉え方が非常に重要な役割になってくるかと思います。今回はそのような中で、いろいろな料金体系を統一すること、現在財政に非常に支障をきたしている定期的な料金を改定をすること、更には今回沼南町との合併による一市二制度の料金を合併協議会の内容を遵守しながら将来統一化を図るなど、多くの課題が盛り込まれておりましたので、今回累進度については通り一遍の触れ方をしただけに留まっているというのが状況でございます。以上が前回の料金改定時に付された課題に対して、今回の審議会で取り扱った内容でございます。

委員  前回の改定で保留され、今回も合併等の問題もあったため、別の形で進んできたような感じがするのですが、できたら附帯事項として累進度の問題を載せたらどうでしょうか。放置できない問題だと思うのですが。

会長  解決されていないわけですよね。引き続き答申に盛込んだらどうかということだと思うのですが。

委員  後は解決されているんですよね。

事務局  解決というよりも、一つの筋道をつけることができたと思っております。

委員  4.9倍の累進度というのは、使えば使うほど、高くなっているのか、逆に使えば使うほど、単価的に安く設定されているのか、そのへんを教えていただきたいのですが。

事務局  柏市の料金体系の水道使用の場合ですが、基本料金の部分で10立方メートルまでは900円で、立方メートルあたりに逆算すると90円、それから従量区分の高額の部分が立方メートルあたり402円で、この比でございます。柏市の下水の1立方メートルあたりの処理単価につきましては、これまでも、説明しておりますが、ここ10数年来200円から220円の間を動いているのが現状でございます。第5回の審議会資料の19ページの中にも各市の部分を触れてございますが。そうしますと、一般家庭10立方メートルを超えた最低の従量区分でいきますと、200円前後の処理原価に対して100円前後の使用料をいただいている。1,000立方メートルを超える大口の使用者については、200円前後の原価に対して、その倍の400円前後の使用料をいただいている。これが累進度という、その比を単に数字で表したのが累進度で、現在の料金体系ではこのような形になります。

委員  前回の改定時に保留にされた課題ということですが、今回の審議会はこのメンバーで審議してきており、附帯事項は1番、2番、3番と要約されておりますので、前回の経緯は経緯として、大事にしなくてはいけないと思いますけれども、やはり前回の改定時の課題を今回入れるのは、如何なものかと思います。

委員  今回合併の問題とかいろいろあり、そちらの方に集中していたような気がします、本来やるべきことを明らかにしておかないと、また次期にこういう問題がでてくるのではないかなと思って提案させてもらったのですが。

委員  委員の言う事は理解できるのですが、例えば次回の改定時に、当初の改定時の課題から今回2回目、或いは3回目と、附帯事項で継続されていくと膨大なものになってしまうと思うのです。以前は以前でそれは尊重すべきだし、忘れてはならない事だと思いますけれども、今回は3点でよろしいのかなと思います。

会長  今までの審議の中で出た要約の内容3点でよいという意見と、前の審議会で解決されていない問題について、どうなっているのかという事を次の審議会で議論すべきではないのかという考え方だと思うのですが、その点でどうするかという事なのですが。

委員  事務局は、今後の課題として是非解決しなくてはいけないという考えはあるのですか。

事務局  単純にその改定をした料金表を見て、その比をとるという考え方でいけば、その比だけの数値になりますけれども、この累進度の考え方はある見方をすれば、かなり大きな意味を持つものであろうかと思います。ただ先程来のいろいろなお話を承れば、そのお話もそのとおりかなというふうに考えてございます。

事務局  普通公共料金というのは、基本的にどの市町村も税の累進課税を基本としていまして、通常民間ですと、使えば使うほど大口の場合は安い料金になりますが、ただ公共性があるので小口利用者に対して、ある程度大口の方が負担するという考え方が今まであったわけです。前回は基本料金95円上げています。この4.9というのは95円上げる前の累進度です。今は事実上4.5倍になっています。柏の場合は最高が402円ですが、第5回審議会資料の19ページを見ていただくとわかるのですが、千葉県下でも高い方で、柏市よりも高いのは市川市だけです。そのへんで前回の審議会の中でも検討課題の一つという事で、提案したわけです。今回は私どもの方としては、基本的に柏市もある程度最低上げなくてはならないけれども、合併協定に基づいた一市二制度を、概ね二回の料金改定で統一しなくてはならないという課題がございましたので、そこを重点的に、そして前回の審議会の過程も頭に充分入れて、それらを踏まえて原案を作ったつもりです。この累進度については、今後大きな課題になるのではないかと思います。やはり税と同じように使えば使うほど公共性のものは、高くなっていくのが現状です。そうすると、大口の方が非常に負担が大きいわけですが、そのへんを今後は検討しなくてはならないのかなと思っています。

会長  かなり大きな問題であるとすれば、審議会でも踏襲して、もう一度附帯事項にいれてもいいわけですね。

事務局  審議会は独自性をもっていますから、審議会皆さんの意見でお願いしたいと思います。

会長  やはり審議会で、一稿加えておいたほうがいいのかなという感じがしないわけでもないのですけれども。

委員  本審議会は、大きな目的としては一市二制度の解消ということが目的で二回にわたって改定をしたいというのが、執行部の考えだと思うのですが、そうしたならば、この問題については大切でありますけれども、この審議会の中では審議をされていないと、それを附帯事項として入れることは、如何なものでしょうか、と私はそういう意見です。

会長  今回はそういうことでよろしいですか。 それでは今回3点でいきたいと思います。 審議事項の要約と附帯事項3点について、答申に盛込むということでよろしゅございますでしようか。

委員  異議なしの声あり

会長  それでは、そのようにしたいと思います。

会長  これからの手順等について、事務局で考えている事がありますか。

事務局  先程も触れましたけれども、今後の審議日程を考えて参りますと、答申につきましては次回の審議会でいただけたらというように考えております。そのようにしていただけると、大変ありがたいと思っております。

会長  只今、次の審議会で答申をしていただければというご意見ですけれども、いかがでしょうか。

委員  異議なしの声あり

会長  異議なしということでございますので、次回の審議会において答申をするということで、審議を進めさせていただきたいと思います。答申案がまとまりましたら、次の審議会の前に委員の皆さんに送付させていただき、特に異論がなければ、その案で答申するという運びにしたいと思っております。よろしいでしょうか。

委員  はい。

事務局  今私どもの方でお示したのは、これまで審議いただいた成果と、その折の皆さん方の意見をまとめてございますので、これを答申をいただくということになりますと、私どもが答申の本文を作るのは、如何なものかと思いますので。

会長  そのへんについて、ご意見ございますか。

委員  ここまで審議いたしましたので、答申案の作成につきましては、会長、副会長に一任をしたいと、このように思います。

委員  異議なしの声あり

会長  提案のとおり、副会長と相談しながら、まとめるということにしたいと思います。

会長  他に事務局から、ありますか。

事務局  次回は1月11日(水曜日)当会場で午後からお願いしたいと思います。

会長  それでは、今の方向で案をまとめまして、委員の皆さん方に送付したいと思っております。

他にないようですので、これで本日の審議会を終わりにしたいと思います。

6 傍聴

  1. 傍聴者 5人
  2. 傍聴の状況 傍聴要領に反する行為は、見受けられなかった。

7 次回開催日時

平成18年1月11日(水曜日)第5.6委員会室 午後4時から