第4回柏市公設総合地方卸売市場運営審議会会議録

1 開催日時

平成16年11月30日(火曜)午後3時00分~午後5時00分

2 開催場所

柏市柏五丁目10番1号 柏市役所第2庁舎5階第5、第6委員会室

3 出席者

(委員)

山澤会長、鈴木副会長、市村委員、山沢委員、青柳委員、岸委員、重田委員、坂巻委員、杉山委員、中居専門部会委員、福元委員、石渡委員、加藤委員、植村委員、稲橋委員、森委員、木村委員、三好委員、麻生委員、米村委員、相模委員、沼澤委員、高橋委員、葛綿委員

(事務局)

会澤経済部長、森経済部次長、山崎公設市場長、奥山商工課副参事、大塚公設市場統括リーダー、中山公設市場統括リーダー、飯田公設市場副主幹、三菱総合研究所

4 議題

  •  長期整備答申案について

資料: 「長期整備の方向(案)」(PDF形式:33KB 新しいウィンドウで開きます)、 「長期整備の方向(案)データ編」(PDF形式:201KB) 新しいウィンドウで開きます)

5 議事(要旨)

  資料説明後、自由討議を行った。その際に表明された意見は、次のとおり。

  • 資料3ページの産地大型化については、水産には必ずしも当てはまらない感がある。
  • 水産では場外流通への移行は止まった感があるが、平成13年以降のデータがあれば教えて欲しい。
  • 施設・設備の老朽化に、駐車場の不足を加えてもらいたい。
  • 水産については調査不足なので、補足したい。経由率は、最新のデータを掲載したが、再度調べる。駐車場は、別途調査を行い、まとめる予定である。
  • 移転整備の方向性が示されたことには感謝する。
  • 本資料でも指摘されるとおり、青果では取扱高が減少している。これは、産地の大型化や量販店のセンター仕入等が影響していることは確かである。千葉県という大産地を抱えながらも品揃えができないことからの悪循環に陥っている。今後は、地域他市場との連携等により集荷力を高め、量販店にとって魅力のある市場となるよう努めたい。
  • 花きの立場だけでなく、移転整備の方向性は正しいと考える。
  • 集荷能力を高めるために、大型化は必須である。移転すれば施設使用料等も上がるため、移転に向けて体力を蓄えていく所存である。そのためには、現在やらなくてはならないことをやることが重要である。
  • 小売店、料理店も減少する中、経営状況はかなり困窮している。しかし、今日、移転整備の方向性が示されたことを聞き、何とかそれまで頑張ろうという気になった。
  • 駐車場をはじめ、現市場は手狭である。
  • 移転については、新しくなることより広くなることに意味がある。週2~3回市場を利用しているが、駐車場がなく利用者にとって大変不便である。一日も早い移転を望む。
  • 北足立市場等の地域他市場に比べて、柏市場は魅力がない。松戸市場等、東葛地域全体で連携する等して、400~500億円規模で魅力ある市場作りを目指して欲しい。
  • 地域出荷者から柏市場への出荷は、兼業農家が細々と出荷するのみである。産地(農家)も市場業者も、皆会社として利益が出せるようにしていけるとよい。
  • 個人農家以外に対しては、これまで柏市場からの積極的な働きかけがなかった。価格の問題もあるが、地元の出荷団体への営業を積極的に行って欲しい。
  • 消費者が気軽に出入りできるような市場にして欲しい。築地市場は訪問して楽しめるし、流通のしくみに接することができてよい。
  • 柏市民は33万人もあり、その食を供給することで十分なりたっていくのではないのか。
  • 地産地消は大いに望むところ。量販店との話し合いでも、少しの売り場スペースであれば地場物を置いてもよい、との回答を得ている。
  • 駐車場が狭いから移転するというのは危険な考えである。今の人達が移転しても魅力的な市場はできない。東葛地域全体で考えるべきである。移転費用をどうするかについても、十分に考える必要がある。
  • 今回の答申前にある程度の積算根拠は明確にすべきである。答申以降が本番であり、スタートに立つ認識で取り組んでいきたい。
  • 県北地域(東葛地域)の連携を配慮して貰えるなら、他市場の卸との統合についても積極的に対応する意向。
  • 法改正による手数料自由化が、より一層厳しい状況を生み出す。
  • 専門部会の議論ではコストの話も出たが、今回は計画ではなく方向性を示したまでである。
  • 中身の問題と入れ物(施設)の問題がある。誰がどこまでやるかのフィージビリティスタディを今後十分に行っていく必要がある。特に、運営、取引、経営等といった人の問題(中身の問題)が重要である。入れ物(施設)はお金をかければできる。厳しい市場環境の中、各人が相当の熱意を持って取り組む必要があろう。
  • これまで、法的な保護が強かったが、今後は市場内業者自身の積極的な取り組みが求められる正念場となる。
  • 規模がきまらないと具体的な積算ができないのだが、示した方がよいか?
  • 今回は方向性のみを示したもので、売上規模をはじめ、具体的な数字を示すと議論があらぬ方向へ行きかねない。
  • 本案に対する意見があれば、各委員から柏市へ12月10日までに連絡することとなった。

6 傍聴

  1. 傍聴者: 1人
  2. 傍聴の状況:  -

7 次回開催日時(予定)

平成17年1月(後日、日程を決定し連絡する。)