第41回(第27回定例会)柏市第二清掃工場運営委員会会議録

1 開催日時

平成30年9月28日(金曜日)午前10時から正午

2 開催場所

柏市第二清掃工場3階大ホール

3 出席者

(1)委員

小野宏哉(委員長)、佐々木健(副委員長)、井原智彦、米元純三、篠田 操、鈴木俊一、日暮栄治、石谷信一、根本英子、祖父江万智子、渡邉起造、大谷長弘、中嶋洋子、蓮實潤子、渡部礼子

(2)事務局

國井環境部長、原田環境部次長 

他15名

4 議題(要旨)

 第1 監視項目(平成30年2月から平成30年7月分)

事務局から資料に基づき説明し、了承を得た。

第41回(第27回定例会)柏市第二清掃工場運営委員会資料1(公開用)(PDF形式 1,090キロバイト)

 質疑応答

  • (米元委員)排水基準の総水銀の保証値0.0005に対して、測定結果が0.0005未満である。0.0005が検出限界だと思うが、さらに精度の良い測定法を検討するのに具体的に業者を変えることは考えているか。
    (事務局)28年度までは0.00005未満で、29年度から変わった。業者によって違うので今の測定業者と相談してやっていきたい。
  • (米元委員)できればもう一桁低い所でお願いできたほうがいいのではないか。 

 第2 周辺監視項目

事務局から資料に基づき説明し、了承を得た。

第41回(第27回定例会)柏市第二清掃工場運営委員会資料2(公開用)(PDF形式 301キロバイト)

 質疑応答

  • (篠田委員)井戸水調査でリフレッシュプラザの近くにある井戸も項目にいれておいた方が良いのではないか。
    (事務局)検討したいと思う。

第3 報告事項

事務局から資料に基づき説明し、了承を得た。

第41回(第27回定例会)柏市第二清掃工場運営委員会資料3(公開用)(PDF形式 111キロバイト)

 質疑応答

なし

第4 放射性物資対応経過について

事務局から資料に基づき説明し、了承を得た。

第41回(第27回定例会)柏市第二清掃工場運営委員会資料4(公開用)(PDF形式 288キロバイト)

 質疑応答

  • (渡邉委員)ごみの収集は今までと変わらず枝葉は別の収集をしているが、それがどの程度の割合で混ぜながら焼却をしているのか。混ぜる比率が変化してきているのか。また、少しずつ放射性物質が減ってきている状況の中で今後の見通しがデーター上で測定できるのかどうか予測できるのか。指定廃棄物の保管について、千葉県内で一括保管するということが、ほとんど動きが止まっているように思うが、その後の動きについて教えてほしい。新しい委員の方に南部クリーンセンターにある保管場所を案内して説明してもらえれば、今後の議論の上では助かるんではないかと思う。
    (事務局)枝草については28年度に色々試験をして、29年度から、全量混ぜている。5月6月の枝草が多い時期は測定値が結構あがったりするけれども、今年度も引き続き全量混ぜて焼却している。枝草の収集方法は今のところは大きな問題はないように思う。焼却灰の測定値については、枝や葉にはほとんど放射性物質はついていないが草についている土の中にまだかなり入っているので、放射性物質がゼロに近くなるのは、まだ先だと思う。空間放射線量についてはかなり低く基本的には0.1μSv/h以下になっており、徐々に低下あるいは横ばいという結果は今後も続いていくのではないかと思う。
    (事務局)4月に入ってから3回、国の環境省の本省へ行き、打ち合わせや情報の確認をしている。現時点では国と千葉市との交渉は進んでいないと聞いている。国のほうでは停滞している千葉市との交渉を打開するために、様々なことを検討していると聞いているので、近いうちに国のほうから発表されると思う。また,長期管理施設は県内一箇所に設置をするということで方針は変わっていない。市はそれを堅持してもらえるよう要望している。茨城県は一箇所にするという話はなくなってはいないが濃度が、かなり低いので今のところは現状のままということになっているようだ。
    (事務局)保管場所の見学については時間あれば、今日終わった後にご案内する。
  • (渡邉委員)灰溶融炉の再稼動は今の段階ではまったく見通しが立たないということなのか。
    (事務局)灰溶融炉の再開については現時点ではスラグが100ベクレル/kg超えるようだと再利用できないので、100ベクレル/kgを超えないことが十分確認できたら、今後どうするか検討していくべきではないかと考えている。
  • (篠田委員)枝草を全量混ぜているという事は分別しなくてもいいのか。
    (事務局)南部クリーンセンターはもう実証実験がある程度終わっていて、今のところいける見込みというのは出ているが、北部クリーンセンターは昨年度から実験をやっており、施設が少し違うので調整方法も違っている。北部クリーンセンターは草木をチップ化して放射能濃度を測定しながら燃やし、測定値の推移を見て,このまま測定値が上がって危ないと判断した場合は、チップの投入をやめている。今、最終処分場には基本的に1000ベクレル/kg以下で持って行くようにしているので、様子を見ながらやっている。南部クリーンセンターは今のところ大丈夫だと思うが、北部クリーンセンターの秋と春は事業者の直接搬入の草木が結構多い。これは、放射能問題で南部クリーンセンターに草木を入れないで下さいということで市のほうでお願いをして北部に持っていってもらった経緯があり、今、戻してもらおうと色々業者さんにお願いしているが、まだ北部クリーンセンターに持って行っていることが多く、春秋以外であれば1000ベクレル/kg以下に調整できるが、春と秋は高く、草木は去年の平均で300ベクレル/kgくらいあるので難しい。また、放射性物質は土にかなり多くついているのでご家庭で草むしりした草が高いと分かっている。分別を解消してしまうと、そのあと分けることはできないので、春と秋の時に全量燃やしても安心できる値になったら切り替えていかなければいけないと思っている。

第5 実施状況及び今後の日程について

事務局から資料に基づき説明し、了承を得た。

第41回(第27回定例会)柏市第二清掃工場運営委員会資料5(公開用)(PDF形式 99キロバイト)

質疑応答

なし

5 その他

今後の委員会のあり方

事務局から資料に基づき説明した。

今後の委員会の検討について(PDF形式 121キロバイト)

質疑応答

  • (鈴木委員)監視項目の中で基準を超えた場合には判明した時点で原則焼却炉を停止しますと書いてあるが、この基準を超えた場合の基準は法基準か。それとも保証基準か。焼却炉を停止する場合は具体的にはどういうものを想定しているのか。保証基準は蝉の声などで超えてしまうが、こういうことの判断は誰がするのか。今回、改めてこの監視要領を変えようとするなら、監視項目に放射性物質を追加して書き換えたほうが良いのでは。住民からすると1番は清掃工場の稼動に伴い清掃工場が原因と認められる健康被害、農作物に対する被害、その他周辺に迷惑を及ぼす事態が発生した場合は工場の操業を停止し、住民と柏市とが協議する場を設け、誠意を持って対処し、責任を持って被害の回復、損害の賠償等に努めると。騒音にしろ悪臭にしろ健康に被害を及ぼすような状態であれば、それは止めてもらわないといけないけれど、基準を超えたからとすぐに止める必要はないと思う。騒音に関する住民の心配は工場の中にある設備が異常な音を出してるということで外で測ると余分な音の方が大きくて住民の被害とは関係ない所でやってると思うので、この機会に測る場所も変えることを提案したい。委員会便りを作るのは良いことだが、裏の監視項目の測定結果は一般の住民はこの数値を配られてもわからない。それよりも全監視項目は今回異常がありませんでした。もし基準を超えたなら、その原因を書いて住民に知らせるように書いてほしい。
    (事務局)基準を超えた場合の基準は保証値。原則何で停止するのかというと、そこははっきりしていない。当然排ガスや灰の重金属などは即停止というかたちになるが、そのへんは委員会要領を変更していく中できちんと整理していくべきものと思っている。曖昧となっていた部分についても整理していく。騒音については法で敷地境界上で基準値を超えてはならないとなっている。今年度から秋の虫がほぼいなくなる11月に実施し、風のない日に選んでやっていく。もし車の騒音が入った時にはそれを消去する事もできる。11月の結果を見て、また相談させてほしい。
  • (渡邉委員)便りを発行する事は賛成だが高齢化が進んできているので、こんな小さな文字で回覧だけだと、ほとんど読まれない。そのへんの工夫をしっかり検討してほしい。法基準があるのに対してこの清掃工場では周辺との協定で保証値がきちんと確約されていることを終始、住民にお知らせしたほうがいい。数字を出しても理解されないので工夫をしたほうがいい。ごみの分別は自治体ごとによって違うので、高齢者の方や新しくきた人たちのためにも便りの中で、ごみの収集について記載することを検討してほしい。
    (事務局)文字はもう少し大きくするような形を取る。全部保証値を超えていなかったということだけだったら簡単だが、そこはもう少し何か工夫をする。ごみの分別については委員会便りということになると他の所を参考という形にしかならないが、その辺は紙面の関係も色々あるので、毎回、皆様のご意見をいただきながらより良いものにしていきたいと思う。ごみの分別については載せるかどうかまだ分からないが、検討させていただきたい。

6 傍聴

0名