平成26年度第1回柏市環境審議会会議録

1 日時

平成26年6月2日(月曜日)午前10時~正午

2 場所

柏市役所本庁舎5階第5・6委員会室

3 出席者

(1)審議会委員(名簿順)

青柳委員、阿久津委員、内山委員、佐藤(仁)委員、野村委員、吉田委員、佐藤(郁)委員、村田(静)委員、川瀬委員、中川委員、早川委員、龍門委員、川上委員、川津委員、鈴木委員、花島委員、皆川委員、村田(香)委員(計18名出席)

(2)市・事務局

柏市 関口(副市長)

環境部 伊原(部長)、中村(次長)

(事務局)

環境政策課 原田(課長)、中山(副参事)、湯浅(統括リーダー)、村山(副主幹)、小平(副主幹)、青木(副主幹)、近藤(主査)、島岡(主事)、杉本(主事)、安保(主事)、吉田(主事補)、松本(主事補)

計12名

4 挨拶

関口副市長より開会の挨拶があった。

5 委嘱状交付

各審議会委員に委嘱状を交付した。

6 会長・副会長の選出

委員の互選により、会長に内山委員、副会長に村田(静)委員が選出された。

7 議題

(1)環境保全政策の概略について(平成25年度実績、平成26年度計画)

(2)第二期 柏市地球温暖化対策計画の改訂について(報告)

(3) 柏市環境基本計画について

8 議事(要旨)

(1)環境保全政策の概略について(平成25年度実績、平成26年度計画)

  • 資料に基づき、事務局より説明。

平成26年度第1回柏市環境審議会資料(ワード形式:3,329KB)

  • 質疑応答

<委員>

報告内容の中に放射線のレベルや除染をどれくらい行ったかなどの報告があってもよいのではないか。

<事務局>

今年度より放射線対策室は環境政策課の課内室になったこともあり、報告すべきであったと思う。次回の審議会で年間の報告をさせていただく。市のホームページでも定点の空間放射線量の測定結果を公表しているので、そちらでもご確認いただきたい。

<委員>

この環境政策課の予算は国や県からの補助金を含んだものか。

<事務局>

国や県からの補助金を含んだ予算になっている。

<委員>

かしわ環境ステーションについて、実施している文部科学省行政の一環のようである。これからは、文部科学省に柏市の環境教育に関する取組みについて、文部科学省から補助金をもらう機会は増えるのか。

<事務局>

教育委員会などと連携しながら、利用できるものがあれば利用していきたいと考えている。まずは教育委員会等と検討していきたい。

<委員>

いきもの多様性プランにおけるカルテの作成については、ある一定期間で見直しを行うのか。

<事務局>

そのつもりであり、毎年改定していくことを考えている。ただ、平成25年度末で36箇所中29箇所の策定となっているので、まずはすべてのカルテを作成してから、順次更新していくことを考えている。

<委員>

苦情受付件数について、大気汚染の中では焼却に関することが多いが、これは具体的にどのようなもので、どの地域に集まっているのか。

<事務局>

一般家庭の畑などでの小規模の焼却に関することが7~8割くらいである。まれに事業系のものもあるが、中核市になってから産業廃棄物対策課が柏市にできたことにより、件数は減ってきている。地域については、旧沼南町の田畑等が広がっている地域が多いと感じる。

<委員>

苦情は近隣の方と遠くから見た方のどちらが多いのか。

<事務局>

実際に被害にあっている近隣の方からのほうが多い。

<委員>

苦情件数について、柏市は他市と比較してどうなのか。

<事務局>

暫定的な情報としては、千葉市では年間1,000件程度、船橋市では年間500件程度、そして柏市では250~300件くらいである。同じ人口の松戸市や市原市では柏市と同程度のようである。

<委員>

報告された苦情の件数のうち未解決のものは何件あるか。

<事務局>

報告した件数はすべて柏市で処理できた件数で、柏市で処理することが難しい警察案件等の苦情は除いている。

<委員>

水質汚濁防止法の特定事業所の全事業所数、平成25年度の立ち入り検査の違反した件数の内約及び違反した際の罰則について教えて欲しい。

雨水が地下浸透することで湧水となっていくが、柏市として雨水浸透に関する補助金の今後の見通しや雨水に関する小規模の建物の建築指導はどのようにしているのか教えていただきたい。

<事務局>

平成25年度末現在で水質汚濁防止法に関する全特定事業所は261事業所であり、昨年度の違反事業所の15件のうち、13件が浄化槽に関する件で、1件は食品関係の生産をしている事業所で、1件は飲食店となっている。罰則については水質汚濁防止法の中で定められているが、千葉県や他の市町村と協議した結果、罰則の前に指導する方針で対応している。現在は、罰則まで至らずに水質の改善が見られている状況である。

雨水桝については、建築基準法で義務として定められておらず、あくまで任意ということになっている。このことについては協力をお願いしていくことでしか対応できないという難しさがある。

(2)第二期 柏市地球温暖化対策計画の改訂について(報告)

  • 資料に基づき、事務局より説明。  

第二期 柏市地球温暖化対策計画概要(PDF形式:20,106KB)

  • 質疑応答

<委員>

小中学校での環境教育や一般家庭における今後の利用方法について教えて欲しい。

<事務局>

関係部署と協議を重ねて、教育現場で活用される場面を少しでも増やしていきたい。

<委員>

地球温暖化による日本への影響で、海面上昇による地下水の塩分濃度の増加とあるが、海水面上昇により日本の砂浜が約90%消失するとの説もある。すなわち国土を消失するという表現や記載がないのはなぜか。

<事務局>

砂浜の消失については、知っていて載せなかったというわけではなく、柏市は海岸線がないため、砂浜の減少よりも海水面上昇による地下水の塩分濃度の上昇のほうが柏市民にとって影響が大きく、関心を持ちやすいのではないかと考えたためである。

<委員>

緑の効果について、街路樹の整備など緑陰の形成に関係する部署が今回の計画書に入っていない理由を教えて欲しい。

<事務局>

本計画の策定では時間的に、載せることができなかった。しかしながら、現在「公共施設等低炭素化指針の改定」に取り組んでおり、ヒートアイランド対策を含めて検討している。この中で関係部局と再度協議していきたいと考えている。

<委員>

二酸化炭素削減の目標値の算出は別にして、現況の実績排出量の算出方法だと千葉県等のデータの按分値が大半であり、柏市民の削減努力が反映され難いと考える。今後どのようにして柏市の実績値を捉えようとしているか。

<事務局>

すべての算出を按分しているわけではなく、電気やガス等の重要な項目は実際の使用量で算出している。ただし、ほかの項目ではどうしても按分ではないと算出できないところがあり、現状としてはこの算出方法で対応せざるを得ないと考えている。

(3)第二期 柏市地球温暖化対策計画の改訂について(報告)

  • 資料に基づき、事務局より説明。

柏市環境基本計画について(PDF形式:867KB)

  • 質疑応答

<委員>

柏市環境基本計画については近々諮問されるのか。

<事務局>

遅くとも来年の今頃には諮問して、第1回の審議会を行いたいと考えている。その前に基礎調査を行いたいので、その内容について報告や、場合によっては審議をしていただくことを前倒しすることもあるかもしれない。

関連ファイル