平成25年度第4回柏市環境審議会議事録
1 日時
平成26年1月30日(木曜日)午後3時30分~5時
2 場所
柏市中公民館2階大会議室
3 出席者
(1)審議会委員(名簿順)
青柳委員、阿久津委員、内山委員、佐藤(仁)委員、佐藤(郁)委員、吉田(好)委員、村田委員、
大平委員、吉田(邦)委員、龍門委員、藁田委員、大塚委員、鈴木(勲)委員、花島委員、鈴木(次)(計15名出席)
(2)市
環境部 伊原(部長)
企画調整課 飯田(課長)
福祉政策室 松本(室長)(代理)
廃棄物政策課 國井(課長)(代理)
商工振興課 小宮山(課長)(代理)
農政課 石橋(課長)
都市計画課 南條(課長)
公園緑政課 谷口(課長)
交通政策課 清水(課長)(代理)
交通施設課 成嶋(課長)
生涯学習課 小城(課長)(代理)
学校施設課 多田(課長)(代理)
指導課 比嘉(課長)(代理)
(事務局)
4 挨拶
伊原環境部長より開会の挨拶及び議題の趣旨説明があった。
5 議題
- 創エネ事業について
- 柏市地球温暖化対策計画(改訂原案)について
- 今後のスケジュールについて
6 審議内容
- 創エネ事業について
- 柏市地球温暖化対策計画(改訂原案)について
- 今後のスケジュールについて
- 議題1、2について、事務局より説明。
平成25年度第4回柏市環境審議会資料(PDF形式:1,555KB)
柏市地球温暖化対策計画(改定案)(PDF形式:10,090KB)
- 質疑応答
<会長>
かなり広範囲ではあったが、創エネ、及び計画について説明してもらったので、わけずに議論したい。
<委員>
事前に目を通したが、非常にわかりやすくなっている。
第1章、地球温暖化に関する基礎知識、これは教育にとってもよい。具体的な言葉を簡単に書いてある。子どものみならず、環境になじみのない一般の人にもわかりやすい。また、第4章の取り組みの全体像も非常にわかりやすい。市民が読んでいけるように、さらにPRしてほしい。
一方でP86以降は、文章的に読みにくい。市民が読んだときの工夫をしてほしい。4章の2、3あたり。
<市>
読みやすいように再検討したい。
<委員>
よくできているが、第1章の基礎知識は重要だが、例えば、CO2換算で日本は10数億トン排出しているが、人口にしてみると一人あたり10トン弱である。このように各国別の人口あたりの比較、あるいは1トンはどれくらいの排出量か。若しくは、GDP1、000ドルあたり何トン排出しているのか。こうした国別比較等を出すと、わかりやすいのではないか。
また、ガスを何時間使ったら、ガソリンを車でどれくらい走ったら、等CO2のトン数に関するイメージがわくような表現にしてほしい。
<市>
さらにデータを追加して、国別の比較が出来るよう、工夫したい。
<委員>
2点ある。1点は、将来像の3.は、市民のおでかけ促進があるが、非常に良いと思うが、誤解を招くかもしれないのは、車ででかけても良いのかという点。自転車や徒歩であることが理解できるようにして欲しい。感覚を掴むために、車だと1kmあたり、CO2何トンということがわかるような表現を使うといいのではないか。
2点目は、P98の将来のCO2排出量が伸びすぎではないか。
<委員>
P60飯田市等の取り組みが紹介されているが、おひさまファンドのような取り組みをこの計画でも打ち出して欲しい。計画は立派だが、少しでもできることを強調してほしい。
基礎知識が冒頭にあるのは、違和感がある。資料編、別冊でよいのではないか。
<市>
飯田市の例は市民ファンドであるが、この取り組みのカギはそれを担う人材にあるため、ある程度の時間がかかるのはやむをえないと考えている。また、実現が確実なのかどうかは、なんとも言えないが、実現可能なら載せる、不可能なら載せない、ということではなく、行政計画である以上、まず、我々行政がそれを目指す意志があるかどうかで、計画に反映させているつもりである。
<委員>
より包括的に書いているが、融資制度等をもっと具体的に進めて欲しい。
<市>
ご指摘の融資制度については、当課としては制度の新設を意図していたが、担当課との協議で既存の設備投資融資制度の枠内で創エネや省エネ投資が可能であるという結論に至った経緯がある。よって、こうした利用方法を事業者向けに積極的にPRしていく。
<委員>
太陽光発電の件ですが、発電事業者が立体的な太陽光パネル、可動式タワー型を7本設置してあるところがある。これが去年の秋、強風で倒れた。安全面も合わせて考えないと、周辺地域の摩擦の原因ともなる。
<市>
当該が、建築物になると許可制度対象にできるが、今は対象になっていないため、規制がかからない。
<委員>
地域と融和する形での設置が進めばいいと思う。地域とうまく融合するような方法でやっていかないと、将来的な問題になってしまう。
<市>
法律のレベルでは規制できる制度がないが、公共未利用地を使って発電事業者を市が誘致する場合には、事業者に安全への配慮を条件付けすることもできると考えている。
但し、公共が関与しない全くの民間ベースの案件は、規制がなかなか難しい。
<委員>
建築基準法51条の但し書きには該当しないか。
<市>
今回の事案は、個別に確認して、使えるであれば、使っていきたい。
<委員>
主婦目線で発言したい。P81、地産地消、柏市は日本でかぶが一番、そしてお米が安く購入できるところである。農家もたくさんある。道の駅みたいなものがあれば、南部地域の活性化などにもつながる。
柏市の公共施設が4月から有料化している。外にでる場合に、居場所があるような仕組みづくりをしてほしい。富山市ではどこでも100円で行ける制度があり、モデル地域になっている。環境のことを考えながら、高齢者がやっていける仕組みをしてほしい。公共空間が暗くなっているところは、防犯等の面で課題があるので、環境面からもチェックしてほしい。
<委員>
風力発電や太陽光で街灯を付けるところもある。
<市>
リフレッシュプラザ、駐車場をつかって、若手農家が軽トラで農産物で直売をやっている。
<委員>
基礎知識のところで環境未来都市の活動を載せて欲しい。是非紹介してほしい。
それと、まず省エネ、次に創エネと説明があったが、省エネをやりきってから創エネに取り組むという理解か。
<市>
環境未来都市構想はP33に書いている。限られた紙面のなかで、限定的な記載になっている。
省エネと創エネの関係は、電力需要を今までの通り抑制しない状態で、創エネをやっても再生エネルギーの比率は高まらない。よって、創エネを行う限りにおいては、電力需要の抑制である省エネと必ずセットで取り組む必要があると考えている。
<委員>
3点ほど意見を述べたい。
一つ目、省エネ住宅であるが、これは設計の仕方で変わる。エコハウスにパッシブソーラーハウスが追加され住環境としても快適になった。マンションなみの15~16度をキープしている。そういうのも提案としてかいてもよいのではないか。
創エネ関係では、太陽光・太陽熱にかこつけ、悪徳業者が入ってくることも指摘されている。消費生活センターのようなところに協力頂くことも必要。
低炭素まちづくりの方針は、都市計画マスタープランとリンクしているが、農振地域等を含めた配慮をしてほしい。
<委員>
夏の暑いヒートアイランド対応として、屋上緑化を考えてもよい。
それには水が必要。植物にあげる水は中水の利用をしてほしい。更に言えば、緑陰道路を作る、という方策もある。
二つ目は、排出権取引を市で作ればよいのではないか。取引する場を柏市でつくればよいのではないかと思うので、これはさらに検討して欲しい。
<会長>
そろそろ時間だが、今日は、内容に比して時間が足りないので、今後のスケジュールを含めて、事務局から説明をお願いしたい。
- 事務局より、説明。
・パブコメを2/17~3/10、21日間行う予定。
・その間のスケジュールとして、。委員の皆様からの追加意見を頂きたい。今日審議頂いた点を反映した修正。本日から2/7まで意見を受け付ける。結果は2/14に計画素案を委員に送付する。
・パブコメ後は、市民意見の取捨選択を含め、3/20~27までの間の環境審議会でご議論をいただきたい。