平成24年度第1回柏市生きもの多様性プラン推進委員会議事録

1 日時

 平成24年6月28日(木曜日)午前11時20分~午後0時20分

2 場所

 柏市役所本庁舎5階第2委員会室

3 出席者

(委員)

 佐々木委員・森委員・高橋委員・橋本委員

(事務局)

 岩崎課長・中山副参事・村山主査・成島主事

4 傍聴者

 なし

5 議題

  1. 二松学舎沼南高校隣接地について
  2. カルテの作成状況について
  3. フットパス作成について
  4. その他

6 議事(要旨) 

(1)二松学舎沼南高校隣接地について

  • 事務局
    二松学舎沼南高校隣接地のビオトープ整備計画について、6月27日に二松学舎沼南高校と打ち合わせを行い、ビオトープ設計への協力を依頼した。
  • 委員
    二松学舎沼南高校に協力してもらうにあたり、その場所がかつてどういった場所だったのか、過去の経緯等を知ってもらうような勉強会をすると良い。
  • 委員
    整備する際、一度に全ての場所に取り組むより、計画的に整備する方が良い。地権者への説明も整備する場所から順番に行っていく。
  • 委員
    整備する順番は水田づくりから行った方が良い。

(2)カルテの作成状況について

  • 事務局
    6月28日時点で提出していただいたカルテを各委員に配布している。確認願いたい。このカルテについて、事務局としてはA3の大きさにして、写真を入れる等見やすくしてはどうかと考えている。
  • 委員
    配布されたものに加え、作成済みのものが3枚ある。
  • 委員
    写真は調査時に撮ったものを持っているので載せることは出来る。
  • 委員
    私たちの活動用カルテには必要ないので市の保管用と2通り作る。
  • 事務局
    市民へ周知するため写真を載せた見やすいものがより良い。
  • 委員
    希少種の盗掘の恐れがあるので地図も含め公表は控えてほしい。
  • 事務局
    ウォッチャーズが活動していく中で使用するカルテと貴重種の情報を抜いた市民向けのカルテに分けたい。

(3)フットパスについて

  • 事務局
    旧沼南地域の布瀬地区を中心に農政課や公園緑政課と連携をとりフットパスコースを検討したい。
  • 委員
    手賀の丘公園より東に人が来るようなルートを作成したい。手賀だけでなく布瀬・片山を回るフットパスを作ると地域が活性化する。
  • 事務局
    手賀の丘公園をスタート拠点とした布瀬、片山地区を含むコースを検討する。

(4)その他

1.GISについて

  • 事務局
    東京大学に依頼をしたGISのデータを受け取った。次回会議で資料として配布する。
  • 委員
    ウォッチャーズでも自然保護協会と協働でGISデータを整備している。別々に作業をするより一緒にやるべき。
  • 事務局
    後日調整し、市のGISを確認の上、統合化を検討する。

2.外来種について

  • 事務局
    前回会議にて、市独自の外来生物防除計画の策定について話があった。柏市としては、外来生物の防除は県や近隣市と協力して取り組むことが望ましいと考えるため、市独自の計画を作るのではなく、県の防除計画に基づいて取り組みたい。
  • 委員
    生物多様性の国家戦略の中で「外来生物ブラックリスト」を検討している。従来の防除という形ではなく、積極的な駆除を行っていくものと聞いている。現行の国の外来種対策はあいまいなので、発表されるブラックリスト情報をつかんで駆除に取り組んでほしい。

3.環境影響評価について

  • 事務局
    開発による多様性の損失防止については柏市の環境影響評価制度構築を検討している。対象規模として環境影響評価法では100ha以上、千葉県の条例では50ha以上の開発に対して該当することとなる。市で検討する条例では柏市環境審議会や関係各課と協議しながらできるだけ開発事業者に過度な負担とならない形での対象規模、対象事業の種類としたい。
  • 委員
    次回、関係各課との調整内容など具体的な方策や想定される効果を提示してほしい。