平成21年度第1回柏市環境審議会会議録

1 開催日時

平成21年5月21日(木曜日) 午後3時~4時30分

2 開催場所

柏市柏五丁目10番1号 柏市役所第2庁舎5階 第5・6委員会室

3 出席者

(委員)

内山会長、春山副会長、阿久津委員、佐藤委員、野村委員、河合委員、小原委員、佐名木委員、平山委員、
吉田(良)委員、青木委員、畔高会員、小川委員、進藤委員及び鈴木委員

(事務局)

橋本環境部長、秋山環境部次長、金子環境保全課長、中山副参事、高橋主幹、海老原副主幹、椎名副主幹、島村副主幹及び上田主事

4 議題

(1)平成20年度事業報告及び平成21年度事業計画について

5 議事(要旨)

別添次第に沿って、議題について審議を行う。

(1)平成20年度事業報告及び平成21年度事業計画について、事務局から説明を行った後,委員からの質問、意見がある。主なものは次のとおり。(「・」は委員の発言、「⇒」は事務局の発言)

・柏市では、CO2削減目標を立てて地球温暖化対策に取り組んでいるが、資料に数値として達成状況が記載されていなく、いくら削減できたかわからない。また、庁内にCO2削減目標の達成を請け負う課が必要ではないか。CO2削減だけでなく、植樹等に代表されるCO2吸収についても議論されたはずだが、その記述もない。また、参考資料の環境部の組織体制について説明して頂きたい。

⇒達成状況として、市内の温室効果ガス排出量については、今後各種統計データをもとに推計し、次回には報告したい。
  地球温暖化対策は、環境保全課が所管して、庁内外の対策を実施しており、行革の観点から、他の市のように単独の部署の設置はできていない。
  環境部の組織は、中核市となった昨年度に組織変更し、市民にわかりやすいサービスや業務の集約化を図るため環境サービス課や廃棄物政策課を設置した。また、千葉県から事務移管により産業廃棄物対策課を設置した。環境部6課が横の連絡をとりながら、連携して、環境行政、環境基本計画に取り組むこととした。

・環境保全協定締結には地球温暖化防止対策についての項目があるので、締結事業者からのデータ収集し資料に活かしてほしい。 また、換算係数の関係だと思われるが、電気等の使用料は増えているのに、CO2排出量は減っている。換算係数を教えてほしい。清掃事業で特に減った理由とは。

⇒排出量については、締結事業者より報告させており、収集したデータについては、柏市環境白書に記載しているので、確認していただきたい。
  CO2排出量の換算係数は、法律の統一した値では、0.555kg/kwとなっているが、電力会社の地震等で原発停止等による発電方法等により毎年変化しており、CO2排出量も増減している現状である。

・(資料P6)学校ビオトープ整備などの記述が昨年度と変化していない。資料の中身については最善の注意を払うべき。

⇒学校ビオトープについては、毎年順次1校ずつと計画しているため、同じ記述になってしまった。今年は中原小を計画している。

・(資料P6)名戸ヶ谷ビオトープの木道は老朽化しており、毎年補修している。偽木で補修してほしい。また、環境保全課の管理が名戸ヶ谷ビオトープだけではさびしい。下田の森やこんぶくろ池等も環境保全課が管理すべきでは。

(参考資料)北部クリーンセンターの事務内容が間違っているのでは。また、廃棄物政策課については旧称のクリーン推進課の業務をそのまま継承したのか。

⇒現在は横断的に対応しているが、将来的には、事業本部を設置し、他部局と統合し取り組むことで、名戸ヶ谷ビオトープや下田の森等の管理についても一つにまとまると考えている。
  廃棄物政策課は、クリーン推進課の業務を引き継いでいる。

・柏市環境基本計画にはCO2排出量を平成22年度に平成12年度比5%削減と目標を設定しているが、市内のCO2排出量を毎年掌握しているのか。数値がわかれば教えてほしい。また、数値については目標設定時の計算方法と同じでないと比較できないのでは。計算方法が新しくなったのであればその理由とは。

⇒毎年の市内の総排出量については、多大な時間や労力を要するので数値を把握していなかった。平成12年度及び平成16年度の推計値については、地球温暖化対策計画のなかで記載してある。今後は計画の管理の上からも定期的に把握していく。統計的に推定するので、平成18年度前後の数値にはなると思うが、次回には報告したい。また、計算方法については、現在国が全国共通にできるようにガイドラインを作成中。

・(資料P2)KEMS導入から1年経過して、費用面を含めその運用に関するメリットとデメリットは。外部監査での指摘事項をシステム改善に活かしてほしい。また、運用状況の公表方法は。

⇒メリットはISOには対象外であった部署も対象になったことで,広く職員等の環境への意識付けできたこと。その反面、デメリットとして、対象範囲が広くなったことによって管理しにくくなったこと。今後とも、外部監査でいただいた指摘事項等を元に改善等していきたい。運用状況の公表については環境報告書にて行う。

・(資料P10)金山落も常時監視の対象となっているが、表に記載がない理由は。

⇒金山落については、一部柏市を流れているが、大部分が白井市であり、環境基準点である名内橋も白井市にあるので県が調査している。

・(資料P14)1事業場において排出基準値を超過とあるが、その後の指導等は。

⇒当該事業場からは改善計画書を提出させ指導済みである。

・資料は公表するものであるから、経緯も記載するべきである。

・(資料P9)二酸化窒素の濃度について、千葉県では独自に環境目標値として環境基準より厳しい0.04ppmとしている。柏市は千葉県内の自治体であるが、環境基準を基準としていることに対して問題はないか。

(資料P14)道路騒音の面的評価とは。

(資料P13)苦情について、紛争及び調停に発展したケースはあるか。

⇒千葉県の目標値を達成することについては努力する。道路騒音の面的評価とは、幹線道路周辺の騒音の範囲を把握することが目的の調査。苦情について、紛争及び調停に発展したケースはない。

6 傍聴

  0名

7 次回開催日時

  平成21年11月を予定。詳細は後日連絡する。

【資料】