平成22年度第2回不法投棄対策協議会会議録
1 開催日時
平成23年2月4日(金曜日)午前11時から12時まで
2 開催場所
株式会社カツタ 会議室
3 出席者
〔委員〕今津委員、金子委員、結城委員、福永委員、桑原委員、往田委員、岩城委員、中村委員、中野委員、戸塚委員、大久保委員 (11名出席)
〔事務局〕環境サービス課:坂巻課長、鹿倉副参事、座間副主幹、川村副主幹
(傍聴者なし)
会議内容
1 議事
平成22年度不法投棄対策事業について事務局より報告後、平成23年度不法投棄対策方針(案)について協議をおこない、事務局案のとおり承認された。
協議会終了後、不法投棄廃家電品の処分委託先である株式会社カツタの視察を実施した。
報告事項 平成22年度不法投棄対策事業について
(事務局からの資料1)22事業報告(PDF形式:382KB)
【主な質疑】
委員:週一回、防犯パトロールがある。子供の安全確保が主な目的だが、防犯パトロールでもごみを拾えればいいのではないか。
委員:大きなごみは、外から来る人が捨てていることが多いと思うが、小さなごみの吸殻などは、そこに住んでいる人が捨てているのではないか。
委員:吸殻などは、ほぼ毎日捨ててある。常習犯がいるのではないか。広報紙でも呼びかけているのでしょうが、町会などへの啓発が必要なのでは?
委員:吸殻を拾った数としては、一昨年が66、000本、昨年が44、000本と減少している。この拾い方も、ドライバーに目立つように拾っていれば、だんだん減って いくようだ。場所によっても常時拾っているところは減っている。絶えず拾っていけば、減っていくのでは?続けることが必要。
事務局:禁煙等強化区域内の吸殻は減っているが、区域外の喫煙について苦情が多い。苦情の多い場所に看板を設置するなどの対策を採っている。
委員:市に頼むばかりではなく、地元で自分たちがきれいにしていかないと。現実にごみ拾いなどの行動をするのは恥ずかしいと感じるかもしれないが、だれかが始めれば少しでもちがうのではないか。
委員:町会で携帯灰皿と啓発品のバンソコウを配ったが、効果があった。PRすれば、時間はかかるが、効果はある。
事務局:雇用対策事業の美化パトロールの効果も駅周辺に表れている。これからも看板などの啓発も含めて考えていきたい。
委員:推測になるが、80%の人はルールを守っているが、20%の人は守っていない。注意してもその場だけ。何とか20%の人を良くできないか。
委員:テレビの投棄が増えている。集積所にも出されているくらいだから個人が捨てているのでは?洗濯機や冷蔵庫はそれほどでもない。
委員:農家の農業用ビニールの廃棄指導は?
事務局:農業用ビニールの廃棄対策として、市の農政課と農協で場所を指定し、そこに有料で廃棄するように指導している。
委員:テレビの不法投棄が発生した場合、捨てた人は、通常必要なリサイクル料金と運搬費などを負担していないことになるが、税金の滞納と同じく追徴などの罰はあるのか?また、捨てられたテレビの販売記録などから捨てた人を特定できるのか?
事務局:テレビを捨てた人は不法投棄の行為者として、廃掃法の規定による罰則を受ける。
捨てられたテレビから捨てた人を特定するのは困難である。自動車リサイクル料金と同じく販売時にリサイクル料金を負担させるのが解決策になると考える。
クルクルクリーン2月号にテレビのリサイクル方法を掲載したことも一定の周知になればと期待している。
委員:こうした善意で不法投棄を減らそうとする対策と同時にルールを守らない20%の人の対策も必要なのでは?
委員:不法投棄が発生した場合の市の出動頻度は?
事務局:21年度の不法投棄を回収し、処理した件数は511件になるため、開庁日の1日のうち、ほぼ2回は出動した頻度になる。
委員:目立つキャンペーンとして、一日中見張っていることも考えられる。
高速道のインターを降りた所で、拾っているのを見せて効果をPRすることも考えられる。
協議事項 平成23年度不法投棄対策方針について(案)
【主な質疑】
委員:23年度事業方針(案)は見た目には毎回同じことだが、続けていくことが大切。毎日同じことを継続していかないと減らせない。とにかく続けていかないと良くならない。
事務局:23年度は、予算上の理由から防止カメラの増設はできないが、引き続き新たな常習地区への移設を検討している。
委員:道路維持管理課の道路の里親制度との連携が必要だと考える。同制度により道路脇の下草が刈られ、ごみがきれいになっている。
12時閉会