平成30年度第2回柏市廃棄物処理清掃審議会議事録

1 開催日時

平成30年11月20日(火曜日)午後2時55分から午後4時まで

2 開催場所

柏市役所 本庁舎3階 庁議室

3 出席者

(1) 委員

石井(晶)委員、石井(昭)委員、磐田委員 、葛綿委員、木村委員、鈴木(俊)委員、鈴木(實)委員、鈴木(容)委員、根本委員、林(伸)委員、林(晴)委員、平野委員、程田委員、山中委員

計14人

(2) 市

  • 柏市 秋山(市長)
  • 環境部 國井(部長)
  • 環境政策課 原田(次長兼課長)
  • 廃棄物政策課 山岡(課長)、増田(主幹)、杉山(主幹)、小泉(副主幹)、安藤(副主幹)、中道(主査)、山田(主任)
  • 環境サービス課 藤田(課長)
  • 北部クリーンセンター 石出(所長)
  • 南部クリーンセンター 金井(所長)
  • 産業廃棄物対策課 澁谷(課長)、恩田(主幹)

計15人

4 委嘱式

審議会に先立ち委嘱式を行った。市長挨拶の後、新任委員に委嘱状を交付した。

5 審議会

(1) 正副会長選出

互選により正副会長が選出された。会長は山中委員、副会長は林(晴)委員となった。 

(2) 平成30年度環境部組織体制について

事務局から資料に基づいて説明した。あわせて、平成30年度環境部主要事業について、資料に基づいて説明した。

平成30年度環境部組織体制について(PDF形式 164キロバイト)

平成30年度環境部主要事業について(PDF形式 234キロバイト)

質疑応答

なし

(3) 平成29年度清掃事業概要について

事務局から資料に基づいて説明した。

清掃事業概要はこちらのページをご覧ください(清掃事業の統計に関すること)

質疑応答

  • (林(伸)委員)資料中の清掃事業にかかる原価に、福島第一原子力発電所及び福島第二原子力発電所の事故による原子力損害への賠償金による歳入は反映されているのか。
  • ( 市 )清掃事業概要21ページに記載している「旧柏地域のごみ処理原価」のうち処理部門の可燃ごみに含まれる「諸収入」の中に含まれている。
  • (林(伸)委員)賠償金の支払いは、これで完了したのか。
  • ( 市 )灰の処理費が発生する等、清掃事業にかかる原子力損害は継続している。このため、引き続き賠償を求めていく。

(4) 柏市災害廃棄物処理計画について

事務局から資料に基づいて説明した。

柏市災害廃棄物処理計画について(PDF形式 369キロバイト)

質疑応答 

なし 

(5) 柏市リサイクルプラザ長寿命化事業について

事務局から資料に基づいて説明した。

柏市リサイクルプラザ長寿命化事業について(PDF形式 93キロバイト)

質疑応答 

  • (磐田委員)当事業を行うことにより柏市リサイクルプラザから発生する二酸化炭素の発生量が17.8%削減されるとの説明があった。かなり大きな削減率だが、その内訳は照明器具のLED化が主に寄与するものと理解してよいか。
  • ( 市 )照明器具のLED化の他に、空調機器の入れ替えが二酸化炭素の排出量の削減に寄与する。
  • (磐田委員)先の議題であった災害廃棄物を処理する際には、リサイクルプラザを含めたごみ処理施設が自立的に運転できることが必要となる。リサイクルプラザの長寿命化計画を定めるにあたって、エネルギー面での自立性を確保するために太陽光発電設備を設置する等の検討は行ったか。
  • ( 市 )施設の周辺を含めた空間に太陽光発電を行うための設備を設置する十分な余剰がないこと、電力を多量に消費する施設であるため出力が不安定になりがちな太陽光発電に頼って稼働させることに懸念があることから、太陽光発電設備の設置は困難であると考えている。自立的なエネルギー確保についても、焼却施設ではないことから発電できないため、現時点では対応する設備を設置する予定はない。
  • (磐田委員)国からも更なる二酸化炭素発生量の削減を求められているため、屋根や敷地内への太陽光発電設備の設置について、今後も検討を行ってほしい。
  • (林(伸)委員)本事業については、今後も進捗状況の報告があるものと理解してよいか。
  • ( 市 )適宜、本審議会にて進捗状況の報告をさせていただく予定である。
  • (林(伸)委員)費用面において、施設の長寿命化を行う場合と行わない場合を比較して、行う場合の方が費用面などの優位性があることは確認したのか。
  • ( 市 )一般的な清掃施設の稼働期間である15年間を想定してライフサイクルコストの比較を行った。リサイクルプラザについては、長寿命化工事を行う場合と、長寿命化工事を行わずに次の施設を新設する場合と比べて、約15億円の削減が見込まれている。
  • (林(伸)委員)市民生活に影響を与えないために施設を稼働させながら長寿命化工事を行うとのことだが、施設内の労働者や工事の施工者の安全面への配慮はどう考えているのか。
  • ( 市 )リサイクルプラザは、毎週日曜日と、毎月の第5週は稼働していない。これらの非稼働日に主な工事を行うことで、作業者の安全を確保する。
  • (林(伸)委員)施設を適切に整備し、廃棄物の資源化を行ってもらいたい。市民はごみの分別について努力しており、これからは事業者のごみの資源化にも取り組んでいってほしい。
  • ( 市 )ここ数年、経済活動の活発化もあり、事業系ごみの増加が見られている。事業者が排出するごみの資源化を推進するよう、引き続き啓発に取り組んでいく。

(6) その他

委員から以下の意見があった。

質疑応答 

  • (鈴木(俊)委員)次回以降の課題として、ごみの戸別収集を取り上げてほしい。現在のごみ集積所は町会等で管理しており、概ね制度としてうまく機能している。しかし、体調の都合等でごみ集積所まで捨てに行けない人については、近所付き合いの中で自主的にごみ出しを手伝っている地域もある。さらに、町会でごみ出し支援を行っているが、限界が近づいているように感じる。具体的な制度の検討を始めてほしい。
  • ( 市 )福祉部門と連携して事業形態に関する研究を進めている。全戸を対象としたごみの戸別収集は、最終的な目標ではあるものの、多額の費用が見込まれることから、当初から実施することは困難である。まずは、高齢等によりごみ出しに不便を抱えている市民を対象とした収集を行うことを目指しており、引き続き具体の検討を進めていく。

6 傍聴者

1名

関連ファイル