平成30年度第1回柏市廃棄物処理清掃審議会議事録

1 開催日時

平成30年5月1日(火曜日)午後2時~3時25分

2 開催場所

柏市役所 本庁舎5階 第2委員会室

3 出席者

(1) 委員

山中委員(会長)、林(晴)委員(副会長) 、阿部委員、飯野委員、石井委員、木村委員、栗島委員、篠田委員、鈴木委員、染谷委員、髙橋委員、林(伸)委員、山名委員

計13人

(2) 市

  • 環境部 國井(部長) 原田(次長兼環境政策課長)
  • 廃棄物政策課 山岡(課長)、増田(主幹)、杉山(主幹)、小泉(副主幹)、安藤(副主幹)、中道(主査)、山田(主任)
  • 環境サービス課 藤田(課長)
  • 北部クリーンセンター 石出(所長)
  • 南部クリーンセンター 金井(所長)
  • 産業廃棄物対策課 澁谷(課長)、恩田(主幹)
    計14人

4 審議会

(1) 平成29年度第4回審議会議事録の公表について

事務局から口頭で説明し、了承を得た。 

(2) 平成30年度環境部組織体制について

事務局から資料に基づいて説明した。

01-1 平成30年度環境部組織体制について(PDF形式 92キロバイト)

質疑応答

なし

(3) 平成30年度環境部主要事業について

事務局から資料に基づいて説明した。

01-2 平成30年度環境部主要事業について(PDF形式 120キロバイト)

質疑応答

  • (林(伸)委員)環境政策課において、光化学スモッグやPM2.5の注意報を発令しているが、体育の授業を中止する等の対応を学校において行っているか。また、熱中症警報と連携した対応はどうか。
  • ( 市 )光化学スモッグ等の注意報は、電子メールの配信・柏市ウェブサイトへの掲載・防災行政無線での放送で周知している。あわせて、学校教育課と保育運営課に連絡し、柏市内の学校及び保育園に情報を伝達している。スモッグ等による被害が発生した場合は環境政策課で被害届を作成して千葉県へ報告する。しかし、熱中症と症状の区別がつかないため、この数年間では被害を届け出た事例はない。
  • (林(伸)委員)光化学スモッグ注意報については、学校等に連絡した後に、適切な対応を促す必要がある。
  • (林(伸)委員)手賀沼の水質浄化は千葉県が主体だが、柏市との協力関係はどうなっているのか。
  • ( 市 )手賀沼は千葉県の管理だが、財政負担や啓発事業は、千葉県と流域市町村及び利水団体により構成される手賀沼水環境保全協議会が行っている。また水質の常時監視は千葉県が主に行っているが、それ以外の水域について、中核市の業務として柏市が行っている。
  • (林(伸)委員)手賀沼の水質保全は、柏市が行うべき事業は柏市で行いつつ、千葉県にもしっかりと取り組んでもらいたい。
  • (林(伸)委員)タバコのぽい捨ては火災等の事故にもつながる。ぽい捨てされない環境を作るために、歩きタバコ自体の規制も必要なのではないか。
  • ( 市 )路上喫煙は、ぽい捨てと同様に柏市ぽい捨て等防止条例によって柏市全域で禁止している。柏駅周辺では、一定の範囲を禁煙等強化区域と定めてパトロールを行い、路上喫煙に対して2、000円の過料を徴収している。柏駅以外についても、南柏駅を中心に複数の駅で日程のローテーションを組み、早朝や夜間のパトロールを行っている。また、パトロール強化のため、要員を2名から4名に増員した。
  • (林(伸)委員)歩きタバコ及びぽい捨ての禁止は、柏駅前だけでなく、市内全域を対象に効果的な施策を行ってほしい。
  • (林(伸)委員)3Rは家庭及び事業から排出されるごみの減量を目指すものだが、ごみの中でもプラスチック製のストローは、海洋等の環境に汚染を引き起こす製品と認識している。再資源化を推進し、不適切な排出を防ぐことによって、環境保全に努めることが必要ではないか。
  • ( 市 )ストローに限らず、プラスチック製品が海に投棄されることによる環境の汚染については問題であると認識している。広く民間で利用されているプラスチック製のストローは、それ自体を使用する製品であることから容器包装リサイクル法では資源化できないため、現在は焼却処理している。物品の使い捨てをよしとせずリサイクルを推進することについては、自然環境の保全も含めて世界的な傾向としてとらえている。
  • (林(伸)委員)世界の先進国ではプラスチック製ストローの使用を禁止したり、使用後に回収したりすることに取り組んでいる。柏市も取り組みを進めていってほしい。 
  • (飯野委員)環境政策課の「柏市生きもの多様性プラン推進」の具体的項目として、「こんぶくろ池」を特に明記することはできないか。
  • ( 市 )当プランでは都市計画法上の市街化調整区域を所管しており、こんぶくろ池を含む周辺地域は市街化区域となっている。このためこんぶくろ池公園の整備は公園緑政課の所管となり、別に推進していくこととなる。
  • (飯野委員)事業系ごみの減量に挙がっている市役所の紙ごみの減量には既に取り組んでいることと思うが、さらに進めていってほしい。シュレッダーにかけた紙のくずをリサイクルにまわすこともできないか。
  • ( 市 )柏市の庁舎等では、通常の紙は毎月2回の回収日に古紙として、機密書類は年に数回の回収日に紙の原料とするための溶解処理対象として、それぞれ資源化している。しかしながら、雑がみ等にあたる紙ごみが可燃ごみとして排出されている現状もあるので、さらに取り組みを強化していきたい。シュレッダーにかけた紙のくずは、紙の繊維が短く裁断されてしまうため紙としての再生利用に向かないため、可燃ごみとしている。
  • (栗島委員)機密書類の溶解による再利用は、予算措置等の費用面も含めて拡大を検討してもらいたい。シュレッダーは紙の繊維を傷めてしまい、OA用紙としての再生を妨げることになるので資源化の観点からはよくない。さらに、会議の資料をデータで配布して電子端末で参照するなど、ペーパーレス化を進め、紙のリデュースを進めてほしい。
  • (栗島委員)平成29年度第4回審議会にて「平成30年度一般廃棄物処理実施計画(案)」を審議した際に、平成29年度の可燃ごみの排出見込量が、平成29年度の一般廃棄物処理実施計画に比べて約5,000トン増える見込みとの説明があった。その原因について調査分析を行い、ごみが増加した原因と減量に向けた対策についてしっかり検証してほしい。
  • (飯野委員)不法投棄の未然防止はどうやってできるのか。また監視パトロールはどのくらいの頻度で行っているのか。
  • ( 市 )パトロールはほぼ毎日、2~3人体制で行っている。不法投棄の現場をおさえることは難しいが、環境部内で連携して対応し、初動を適切に行うことで、不法投棄の拡大を防止していく。
  • (髙橋委員)公害対策について、豊四季台団地の6棟が今年度に解体される予定だが、アスベスト等は発生しないか。
  • ( 市 )現場で基準以上のアスベストが発生する予定であれば、解体事業者に、柏市と労働基準監督署に届出をする等の対応が義務づけられている。届出があった場合には、柏市が立入検査を行い、問題がないことが確認された後に解体工事が開始される。
  • (栗島委員)地球温暖化対策について、「クールチョイス」運動で省エネ性能の高い家電製品への買い替えを行うと、古い家電は廃棄物となる。同様に、太陽光発電設備の普及が進めば、その設備は使用後に廃棄物となる。こうした機器を推奨する施策を行う中では、廃棄物として処理する際のことまで考えてほしい。
  • ( 市 )家電製品は、廃棄の際に適正処理するよう呼びかける。太陽光発電用パネルは、まだ処理の方法が確立されていない。技術動向を注視し、適正な処理について知見を増やしていく。
  • (染谷委員)仮保管されている指定廃棄物が安全であることは理解しているが、若い母親等に安心してもらえるよう努力してほしい。また、千葉県内の長期保管は、市町村長会議で決まったとおりの県内一ヶ所での保管を実現してほしい。
  • ( 市 )安全については現状において問題がないよう対応している。安心については信頼を勝ちとれるよう行動していく。県内一ヶ所での長期保管を行うよう、国に強く要望を続ける。
  • (篠田委員)公害対策については、ばい煙の規制対象となる焼却施設は柏市内に何ヶ所あるか。また、大気汚染にかかる問題はないか。
  • ( 市 )ばい煙施設は柏市内に379ヶ所ある。大気汚染防止法に適合しているか立ち入り検査を行っており、法に違反している事実はない。苦情のあった施設については、改善を図ったと聞いている。

(4) 本任期中の審議事項について

事務局から資料に基づいて説明した。

本任期中の審議事項について(PDF形式 37キロバイト)

質疑応答 

なし

5 傍聴者

1名

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