平成29年度第3回柏市廃棄物処理清掃審議会議事録

1 開催日時

平成29年12月19日(火曜日)午後2時~3時15分

2 開催場所

柏市役所本庁舎3階庁議室

3 出席者

(1) 委員

山中委員(会長)、林(晴)委員(副会長) 、飯野委員、石井委員、木村委員、篠田委員、鈴木委員、染谷委員、根本委員、林(伸)委員

計10人

(2) 市

環境部 國井(部長) 原田(次長兼環境政策課長)
廃棄物政策課 荒巻(課長)、増田(主幹)、杉山(主幹)、小泉(副主幹)、安藤(副主幹)、寶田(副主幹)、小谷(主任)
環境サービス課 坂巻(課長)
北部クリーンセンター 石出(所長)
南部クリーンセンター 金井(所長)
産業廃棄物対策課 染谷(課長)
計13人

4 審議会

(1) 議事録への発言者氏名記載について

事務局から口頭で説明し、了承を得た。 

(2) 不要パソコンの回収開始について

事務局から資料に基づいて説明した。

03-1 不要パソコンの回収開始について(PDF形式 193キロバイト)

質疑応答

  • (林(伸)委員)一点目として、排出した人の個人情報の保護が重要と考えるがどうサポートしていくのか。二点目として、ボックス設置場所によって回収量に差があるのか。あるのであればどう解消に取り組んでいくのか。三点目として、個人情報を扱う業者に対して査察等の対応をしているのか。
  • ( 市 )一点目の個人情報については、パソコンを回収しているパソコン3R推進協会、各メーカー、リネットジャパン株式会社が行っているデータ消去サービスを案内することで対応していく。二点目の設置場所におよる回収量の差はあり、住民数の違いなどから差が生じている。パソコン回収開始に伴う周知に併せて回収量が伸びるよう案内をしていきたい。三点目の業者への査察については、契約の際に個人情報の取り扱いを確認している。職員による現地への査察は行っていないため、今後、実際に作業現場に行き、取り扱いを確認していきたい。
  • (林(伸)委員)ボックス回収と宅配回収は同じ業者なのか。また、宅配回収の際に容易する箱は有料なのか。
  • ( 市 )違う業者である。ボックス回収は丸源起業株式会社で宅配回収はリネットジャパン株式会社になる。宅配回収に使用する箱の費用はリネットジャパン株式会社で約400円で販売していると聞いている。
  • (林(伸)委員)業者に対して不要パソコンの回収事業は個人情報を取り扱っているということを伝えてほしい。また、業者への査察については告知せずに行くのもひとつの方法だと考える。
  • (根本委員)これは要望だが、制度変更による周知は市民全員にまでは届きにくい。1月のふるさと協議会連合会の定例会では説明があると聞いているが、各ふるさと協議会等をまわって説明会を行うなどの顔の見える方法も必要だと思う。広報かしわや市ホームページ、ごみ出しカレンダーだけだと見ない人もいるので細やかな方法で進めてほしい。
  • ( 市 )地道な顔の見える宣伝活動が必要と感じているので、できるだけ顔の見える機会に参加するなど周知を重ねていきたい。
  • (飯野委員)なぜ今まで廃棄を有償で行っていたのが、リネットジャパンとの提携により無償になるのか。
  • ( 市 )パソコンの中に含まれる有用金属を売却することで処理費用を賄い事業化している。有償で処理していたパソコンは、制度開始以前である、2003年以前のパソコンであると思う。それより新しい国産品であれば、メーカーが費用負担をしてリサイクルを推進している。
  • (林(晴)委員)近隣市からの流入に関してどう考えているのか。
  • ( 市 )隣接している松戸市は既に始めており、鎌ケ谷市は柏市と同じタイミングで始める予定である。 我孫子市や野田市は未確認だが流入の可能性は低いと考えている。ボックス回収の費用も宅配回収と同じく、中に含まれる有用金属の売却益で賄っており、仮に他自治体より流入等があっても市町村の負担が発生しない仕組みを取っている。
  • (林(晴)委員)業者の競合が今後出て来ると思うが、独占的に事業を行っていくことになるのか。
  • ( 市 )柏市は小型家電の処理に関して福祉事業所と連携して事業化しており、毎年、他に同じことが出来る業者がないかを確認している。現時点ではこの条件を満たしている事業者は丸源起業だけである。今後、他に類似の事業が行える業者が出てきた場合は検討していきたい。
  • (染谷委員)サイズは15×30センチまででどんな古いパソコンでも受けるということで良いか。
  • ( 市 )パソコンの種類や年代は問わない。小型家電のボックスに入れられるサイズは15×30センチまでである。それ以上の大きさは宅配回収の対象になる。
  • (篠田委員)周知方法について、高齢者の中にはホームページが見れない人もいると思う。ごみ出しカレンダーにリネットジャパンの連絡先が載るのか。
  • ( 市 )リネットジャパンのURL(ホームページ)を案内していく予定である。また、電話による問い合わせに対応できないため、リネットジャパンとしては電話番号は未掲載としたいとのことである。
  • (篠田委員)電話番号がごみ出しカレンダーに掲載されれば助かる人もいると思うので検討してほしい。
  • ( 市 )業者との協議なので難しい部分もあるが、再度打診することとする。

(3) 有害ごみの収集方法の変更について

事務局から資料に基づいて説明した。

03-2 有害ごみの収集方法の変更について(PDF形式 119キロバイト)

質疑応答

  • (根本委員)全部のふるさと協議会に対し説明会を行うのか。
  • ( 市 )1月のふるさと協議会連合会定例会への説明を予定しており、全部のふるさと協議会への説明は予定していない。
  • (根本委員)4月のふるさと協議会連合会定例会でも進捗状況等を説明してほしい。そうすることで制度も浸透すると思う。
  • ( 市 )機会をいただけるのであれば、説明に伺いたい。
  • (林(晴)委員)市民は有害ごみは不燃ごみの日に出すという理解をしていると思う。分別が理解できない原因は分別が必要な理由を理解しているのかどうかにある。今回の変更は資源でない物を資源品の日に出してもらうことなので説明が難しい。 今回の変更は水銀の放出を防ぐために安全・大切に運ぶ必要があるということを絵を使うなどして分かり易く説明する必要があると思う。
  • ( 市 )御指摘のとおり有害ごみを分けなければならない理由を市民に理解してもらうことは重要だと考えている。今の時点でもごみの種類として有害ごみの分別はあるので、ある程度は理解されていると思う。ただ、水俣条約が発効して市民に水銀の理解を深めてもらう良い機会なのでしっかりと周知していきたい。
  • (林(晴)委員)有害ごみの分別は知っていても、有害ごみの日が資源品の日と一緒になることが混乱のもとになる。資源でないのに、なぜ資源品の日に出すのかをはっきりしないと混乱すると思う。 

(4) クルクルクリーンかしわについて

第41回(平成29年10月15日発行)について、事務局から説明した。
ごみ減量広報紙「クルクルクリーンかしわ」

(5) 年末年始におけるごみの直接搬入について

事務局から資料に基づいて説明した。

(6) その他

質疑応答 

  • (林(伸)委員)以前、側溝から出た土の放射線量が高いことがあったが今年はどう対応するのか。
  • ( 市 )原則として放射線量が高い土については現地取り置きになる。ブルーシートを敷いて穴を掘って埋めるといった形で対応している。
  • (林(伸)委員)それでは前回と変わらない対応と思える。何かしら周知が必要と考えるので色々と検討してほしい。
  • (飯野委員)新聞で東葛飾地域の除染が終了したとの記事を読んだ。また、保育園で測定をしているのを見た。その経緯が知りたい。
  • ( 市 )昨年度柏市の体育館裏で放射線量の高い場所があり、柏市の市有施設の一斉点検を行った。あわせて市民が県立高校の線量を測定したところ一部高い場所があったため、県が県立高校の雨どい下や人通りの少ない所での測定や除染を行い、それが先日終わったということである。保育園等の放射線量については定期的に測定をして結果をホームページに公開している。
  • (篠田委員)可燃ごみ中にビニールなどが多少混じっていた方が火力が上がって助燃になると聞いているがどうなのか。
  • ( 市 )北部クリーンセンターでは熱した砂を炉の中で回して焼却する方法を取っている。助燃剤は工場が停止していた場合等であって、新たに炉に火をつける際に使用しているもので通常は使用していない。
  • ( 市 )一番重視しているのは安全に安定的にごみを焼却することである。焼却する方式、ごみ質及びごみ種については各工場で調整済みで、一定程度汚れたプラスチック類が混入することも想定している。助燃剤を節約するという話をしていくのであれば、排ガスの質や燃焼温度の上下にも影響していく。現状においては、容器包装プラスチック類はできるだけ資源化し、汚れた容器包装プラスチック類は焼却に回す今の形がベストだと思っている。

5 傍聴者

2名

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