平成29年度第1回柏市廃棄物処理清掃審議会議事録

1 開催日時

平成29年5月9日(火曜日)午後1時55分~3時15分

2 開催場所

柏市役所本庁舎5階第2委員会室

3 出席者

(1) 委員

山中委員(会長)、林(晴)委員(副会長)、阿部委員、飯野委員、石井委員、菊地委員、栗島委員、篠田委員、鈴木委員、染谷委員、髙橋委員、林(伸)委員

計12人

(2) 市

環境部 國井(部長)

環境政策課 原田(次長兼課長)

廃棄物政策課 荒巻(課長)、増田(主幹)、杉山(主幹)、小泉(副主幹)、安藤(副主幹)、寶田(副主幹)、小谷(主任)

環境サービス課 坂巻(課長)

北部クリーンセンター 石出(所長) 

南部クリーンセンター 金井(所長)  

産業廃棄物対策課 染谷(課長)

計13人

4 議事

02 平成29年度第1回 柏市廃棄物処理清掃審議会資料集(PDF形式 757キロバイト)

(1)平成29年度環境部組織体制について

ア 環境部長から紹介

機構順に所属長及び事務局を紹介した。

イ 質疑応答

なし。

     (2)  平成29年度環境部主要事業について

ア 各所属長から説明 

資料に基づき、説明した。

イ 質疑応答

  • (委員)P4環境政策課 1地球温暖化対策 (3)フットパス事業とは何か。また(4)地球温暖化対策 は以前から国民運動になっているのではないか。

 P6環境サービス課2不法投棄対策について、不法投棄が多い地域を教えて欲しい。

  • ( 市 )フットパス事業について、自然をルートで繋いで散策路とするものでイメージはハイキングコースに近い。柏市には手賀沼を初めとする貴重な自然環境が豊富にあり、多くの市民に自然を大切にする気持ちを醸成したいという目的がある。フットパス事業が普及すれば家にいなくなる分、電気代の削減になるので温暖化対策に位置付けている。また、運動になるので健康にも効果があり、外出すれば飲食店等での経済効果にも繋がると考えている。こういった多角的な効果を狙って事業を進めている。
     クールチョイスについて、例えば省エネ家電は随分前から普及しており、リーマンショック後のエコポイントの御記憶があるかと思う。当時は、経済産業省主導で景気対策が主であったが、今回のクールチョイスはパリ協定に基づくCO2削減目標達成のために環境省主導で取り組むものという所が異なる。省エネ家電の省エネ性能も当時より上がっており更なるCO2削減のため最新の物を選ぼうという運動である。
     不法投棄の多発地区について、旧沼南地域の手賀地区が多い。山高野浄化センターに不法投棄収集の特別班があり定期的に巡回しているが、旧沼南地域は距離的に遠く毎日巡回するのは困難であるため不法投棄がされ易い傾向にある。件数自体は平成25年度は348件、26年度293件、27年度254件と減少傾向にある。
  • (委員)環境政策課とそれ以外で資料の様式が異なるので統一を。
     環境政策課 1地球温暖化対策 (1)市民、事業者の省エネ・創エネ対策を支援 イ 緑のカーテンによる緑化の推進 は省エネルギーの推進ではないか。
     放射線対策について、県の担当となるが放射能の影響で大堀川の河川敷に未だに入れないでいる。県と連携を取って対応する必要があるのではないか。
     直接公害ではないが黄砂についてはどうなっているか。
  • ( 市 )資料の様式については、次年度以降統一する。
     緑のカーテンについては、次年度以降表現を改める。
     大堀川については、今後も県に分かり易い表示とこまめな測定を要望していきたい。
     黄砂について、黄砂そのものは監視の対象になっていないが黄砂の中に監視対象物質があれば測定器が感知して測定している。
  • (委員)クールチョイスについて、消費者に購買時の環境配慮を求めるのであれば廃棄物政策課の食品ロス対策や排出抑制(リデュース)と重なってくる部分があると思うので一体的に進めてほしい。
     また、温暖化対策は緩和策しかないので適応策がどうなっているのか気になる。フットパスの話であれば夏の暑い時期に日陰の休憩所を設けるなど適応策を併せて進めてほしい。またエアコンを消せば温暖化対策になるが熱中症を考え上手にエアコンを使うというのが適応策になる。市民の方には上手い説明が必要だと考える。
  • ( 市 )委員の御指摘の通りである。クールチョイスについては、最新の省エネエアコンであれば設定温度に無理なく節電が出来ることなどを上手く市民に啓発していきたい。
  • (委員)産業廃棄物対策課のスカイパトロールの状況はどうなっているか。要望だが産業廃棄物処理業者に対する指導だけでなく排出事業者への指導という視点も持ってほしい。災害廃棄物処理に関する予定は。
  • ( 市 )スカイパトロールについて、対象は不適正堆積箇所となる。上空300メートルから撮影・調査して早期発見・早期指導に繋げた。発見件数は平成27年度は26件、平成28年度は5件となっている。今年度以降は地上からの監視や他部署で使用している航空写真を活用して堆積箇所の発見に努めたい。
     災害廃棄物処理については、千葉県が平成28年度に基礎調査を行い平成29年度に災害廃棄物処理計画策定を予定している。柏市においては、平成28年度は参加している環境省のモデル事業に取り組んでいた。また、柏市では別途、災害規模による被害原単位の見直しを検討しているところであり、災害廃棄物処理計画はそれに併せて平成29年度、平成30年度での策定を予定している。
  • (委員)放射線対策について、線量が高い場所があると報道があったが他はどうなのか。
  • ( 市 )1月の報道を受けて公共施設(雨どいの下、草木が長年堆積している場所など)について緊急点検を行い、基準を超えた場所については5月末までに除染完了する予定である。雨どいの下については一時的に線量が高くなったものでは無く、年月の積み重ねの中で放射線量が蓄積されたものと考えている。

(3)平成29年度審議予定事項について

ア 事務局から説明

資料に基づき説明した。

イ 質疑応答

 なし。

(4)都市鉱山メダルプロジェクトについて

ア 事務局から説明

資料に基づき説明した。

イ 質疑応答

  •  (委員)国にこのプロジェクト実施を働きかけてきていた。事業実施についてはドコモと日本環境衛生センターが落札している。そのため、ドコモショップに不要な携帯を持っていけばプロジェクトに参加出来るが、他の会社の携帯を使用している場合は自治体ルートでの回収となる。金メダルは大部分が銀で出来ており銀が不足することも想定される。このプロジェクトはオリンピックに向けての対応の部分もあるが3Rへの関心を高めたり、その後の小型家電リサイクルを進めていく上でPRの場になると考えているので市民に協力を働きかけてほしい。
  • (委員)小型家電だけが対象なのか。
  • (委員)小型家電以外も対応しているが、東京以外の自治体の協力が必要なこのプロジェクトにおいては、全国の自治体で回収フレームのある小型家電が一番集めやすいと思われる。小型家電だけで足りない部分は日本環境衛生センターが中心となって産業界等にも働きかけて回収していくことになっている。

 (5) ごみの持ち込み受付時における住所確認について

ア 事務局から説明

資料に基づき説明した。

イ 質疑応答

  • (委員)旧沼南地域のごみは持ち込めないのか。
  • ( 市 )旧沼南地域はクリーンセンターしらさぎでの受付となる。
  • (委員)旧柏地域で住所確認することでクリーンセンターしらさぎへの持ち込みが増えるのではないか。旧沼南地域も持ち込みが多く影響があるのでは。旧沼南地域でも行っているのか。
  • ( 市 )旧沼南地域のクリーンセンターしらさぎでも同様に住所確認を実施している。ただ、しらさぎについては持ち込み手数料が無料な部分が量に影響していると推測される。また、年末年始等混雑する時期には警備員を配置して周辺地域に配慮している。ごみの発生した地域で処理するのが原則のため旧柏地域も旧沼南地域も適切に排出していただくことや、持ち込み量の増加に対してはごみ減量も含めて対応を考えていきたい。
  • (委員)持ち込む前の対策も検討してほしい。
  • ( 市 )広報含めて皆様に分かり易い周知を心がけたい。
  • (委員)持ち込みを断られた人が集積所に投棄する場合やごみを捨てられやすい環境への対策についても検討が必要だと考える。
  • (委員)ごみの捨てにくい環境整備を土地の所有者に対しても訴えていく必要があると考える。
  • (委員)他市とも広域的に話して同条件にするのが望ましいと考える。
  • (委員)これまでの意見を参考にして対策を検討してほしい。
  • ( 市 )検討していきたい。

5 事務連絡

次回第2回審議会開催は10月中旬から下旬頃を予定。

6 傍聴者

1名

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