平成28年度第1回柏市廃棄物処理清掃審議会議事録

1 開催日時

平成28年7月19日(火曜日)午後2時~3時20分

2 開催場所

柏市役所本庁舎3階庁議室

3 出席者

(1) 委員

阿部委員、飯野委員、石井委員、菊池委員、篠田委員、鈴木委員、染谷委員、髙橋委員、林(伸)委員 、林(晴)委員 、山中委員、吉田委員
計12人

(2) 市

柏市 石黒(副市長) 
環境部 関(部長) 國井(次長兼廃棄物政策課長)
環境政策課 原田(課長)
廃棄物政策課 増田(主幹)、原(主幹)、秦(副主幹)、小谷(主任)
環境サービス課 坂巻(課長)
北部クリーンセンター 石出(所長)
南部クリーンセンター 金井(所長)
産業廃棄物対策課 染谷(課長)
計12人

(3)オブザーバー

中外テクノス株式会社 松岡(副部長)、石津(主任)

計2人

4 委嘱式 

審議会に先立ち委嘱式を行った。副市長挨拶の後、新任委員に委嘱状を交付した。

5 審議会

(1) 審議事項

ア  正副会長選出

互選により正副会長が選出された。会長は山中委員、副会長は林(晴)委員となった。

イ  柏市一般廃棄物処理基本計画の改訂について(諮問)

石黒副市長から審議会会長へ諮問書が手渡された。

02 諮問書(PDF形式 837キロバイト)

ウ 柏市一般廃棄物処理基本計画の改訂について(審議)

(ア) 事務局から説明

 資料に基づき説明した。

03 第1回審議会資料集(PDF形式 755キロバイト)

(イ) 質疑応答

なし。

(2) その他

ア 平成28年度環境部組織体制について

(ア) 事務局から説明 

資料に基づき説明した。

03 第1回審議会資料集(PDF形式 755キロバイト)

(イ) 質疑応答

なし。

イ 平成28年度環境部主要事業について

(ア)事務局から説明

資料に基づき説明した。

04 H28環境部主要事業(当日資料)(PDF形式 136キロバイト)

(イ) 質疑応答

  • (委員)指定廃棄物について、動きがあったと聞いたがどうなのか。
  • ( 市 ) 直近の動きとしては千葉市において焼却灰が8,000ベクレルを下回ったため、指定解除の手続きに入っているということは把握している。しかし、他の市町村でも同じだが、基準を下回ったとしても最終処分場が決まっていないため、現状のまま保管されることになる。指定解除のルールが決まっても最終的な処分は難しい状況である。この処理は国の責務ということで環境省が主導で進めているが、当市としても周辺の市町村と話し合いながら早く指定廃棄物が適正処理されるように努力していきたい。
  • (委員) 粗大ごみの収集運搬委託の内容について、宅内回収とはどういうことか。
  • (委員) 現在、市民がごみ処理券を貼り玄関先まで自ら出すというのが原則となっているが、それができない高齢者や身体障がい者の方などに対し、収集作業員が宅内に入って玄関先まで搬出するサービスを行うことができるかどうかを検討しているところである。
  • (委員) 産業廃棄物対策課の事業内容で、不法投棄の撤去を行ったということだが、どれくらいの費用がかかっているのか。また、今年度予算化されている額があるのか。
  • ( 市 ) 平成27年度に20件の不法投棄を処理したが、その内訳は平成27年度に発見したものが5件、平成26年度のものが6件、平成24年度が3件、平成22年度が1件、それ以前のものが5件となっている。半数以上の11件が平成26、27年度に確認した比較的新しいものである。古い案件については、堆積者が破産または行方不明になるなど接触も困難な状況が続いているため、新たに堆積させないということを重視し、パトロールなどを強化していきたい。予算については、パトロールと人件費が昨年度に比べ400万円ほど減額されており、ヘリコプターによるパトロールは2回の予定を1回(12月)の実施に変更している。
  • (委員) 自然環境調査は色々あると思うが、具体的にどのような項目が入っているのか。
  • ( 市 ) 自然環境調査は、おおむね5年の期間を開け、3年をかけて行っている。現在、生き物多様性プランで示した重点的に保全を進めていくべき地域(37か所)を指定し、前回調査と今回調査を比べ、生息が確認できなかった生き物や新たに生息が確認された生き物等を記録し、生息状況の変化を追跡している。
  • (委員) 路上喫煙防止のアナウンスを小学生が行った意味は何か。効果はあったのか。
  • ( 市 ) 禁煙強化区域である柏駅では定期的に大人の声でアナウンスを行っていた。以前子供の声で行った際に効果があり、ぽい捨ても減ったという経緯もあり今回の変更となった。不法投棄の看板についても子供たちからポスターを募集し、看板をつけたところ不法投棄が減ったということもあったので、今回柏一小放送部の協力を得てアナウンスを変更し、効果を検証している段階である。
  • (委員) 3R行動の普及・促進で、「市民の具体的なごみ減量行動に繋げていく」とあるが、どのようなことが具体的なことなのか。
  • ( 市 )ごみについて本市では様々な施策を行ってきた。近年、市の人口が伸びている中、ごみ全体としては微減傾向にある状況を考えるとごみは減っていると思うが、本市ではごみ処理費として約60億円弱使っており、何とかして、もう少し減らしたいと考えている。最近では生ごみの水切りを広報でお願いしてきた。シンクなどのごみを少し絞るだけでもずいぶん違うが、生ごみを触って絞るというのは我々が思う以上に難しいということがよくわかった。そのため、紙・布・古紙といった他の資源物を対象として、さらに子供を持つ母親などにターゲットを絞るなど、どういう方にどういうやり方が取り組みやすいのか具体的に分析して進めていきたいと考えている。また、そのようなことについても基本計画の審議の中で検討いただければ施策につながると思うので、議論をお願いしたい。
  • (委員)自然環境調査を37か所やっているということだが、何のために調査をやっているのか。調査を実施して結果が良かった悪かっただけで終わるのでは意味がない。
  • ( 市 )37か所すべての場所を保全できればよいが、現実的には難しい。どこが貴重な種が増えつつあるのか、どこが減っているのか、優先順位がある中で、減っているところをあえて保全するということは難しいため、保全に向けて希少性がどのような状況になっているのか常に追っていきながら、保全に向けて努力をしていきたい。
  • (委員)ごみの減量について、ごみ処理費用は1人当たり1万円以上かかっており、大変な負担である。子供たちを含め、1人当たりこれだけ費用がかかっている、だからどうにかしましょうという具体的なPRの仕方をしてほしい。
  • ( 市 )まさにおっしゃっていただいた内容について、次回以降ご意見を出していただければと思う。基本計画については色々なことを定めていくが、どれくらいごみを減らすかということと、それをどうやっていくかということが骨子になっており、大事なところでもあるため、意見を出していただいて、とりまとめていきたい。
  • (委員)市民1人当たりごみ減量何グラムというのは分かりやすいが、柏市の構成を考えると、大きなところで企業や様々な団体等もごみを排出している。こういったところをどう見ていくか、またはこのような人々にどうやって減量してもらうのか。企業は事業系ごみという大枠では括れているが、細かく括れていない。PM2.5については、新たな観測所も作られていると思うが、昨今の地球規模の環境を考えると、より一層の取り組みが必要になってくるのではないか。ぽい捨てに関しては、柏駅周辺では過料を取るなどしているが、車からのぽい捨てもよく見受けられる。走っている車を注意できず、また見知らぬ人を注意することでどうなるのかということもあり、非常に懸念しているところである。例えば教習所や免許証の書き換え時など、柏駅周辺だけのぽい捨てではなく県や広域での協議も考えながら、そういったところにアクションを起こす必要があると思う。合併浄化槽について、従来から設置されているところが壊れた場合をどう考えていくのか、今は方策がないのでそういったところも考える必要があると思う。
  • ( 市 )観光客、事業者など定住者以外へのアプローチについては難しいところもあり悩んでいる部分である。これらを含めて今後の協議を進めていきたい。事業系ごみについては、大手スーパーではリサイクル、リユースに力を入れて進めているところもあるが、事業規模が小さなところは人手を割けない。事業者は千差万別で標準化は難しいというのが事業系ごみの課題である。今後お知恵を拝借しながら考えていきたい。
  • (委員)公害対策について、大気や水質の監視、PM2.5、スモッグはどうなっているのか。
  • ( 市 )大気の常時監視については、市内7か所に大気の測定局を設置しており、各測定局での測定項目は重複部分もあるが、最低限測定しなければいけない項目については監視している。この時期は光化学スモッグが起こりやすいが、昨年の実績では測定結果をもとに光化学スモッグの警報が4、5回発令されている。水質については、公共用水域である手賀沼、大堀川、大津川などのポイントを定めて年4回水を採取し、分析している。手賀沼以外の河川については基準値を超過していない。調査結果については市のホームページでも公開している。
  • (委員)PM2.5について、大陸の方から来るとも言われているがどうか。
  • ( 市 )PM2.5は平成25年度から監視項目に正式に入っている。その由来については我々も興味を持っていたところであり、昨年、一昨年と採取したサンプルを分析し北九州のサンプルと比較したところ、成分があまり似ていなかった。したがって本市におけるPM2.5は大陸の影響はそれほど受けておらず、車の排気ガス等が大きな原因ではないかと考えている。
  • (委員)粗大ごみの収集運搬委託についてプロポーザルでやるということだが、前回もプロポーザルで実施したのか。
  • ( 市 )前回はプロポーザルで、その前は違うと聞いている
  • (委員)プロポーザルであっても何社来るかはわからない。プロポーザルでやると良いという感じになっているが、今までの実績を考えると前と同じ業者になる可能性が高いと思う。その辺りはよく吟味してやってほしい。

6 事務連絡

次回第2回審議会開催は8月下旬を予定。

7 傍聴者

2名

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