平成25年度第3回柏市廃棄物処理清掃審議会議事録

1 開催日時

平成25年1月29日(水曜日)午後1時30~午後5時15分

2 開催場所

  1. 土浦市清掃センター
  2. 土浦市三中地区公民館
  3. 土浦市役所

3 出席者

(1) 委員

山中会長、林(晴)副会長、阿部委員、菊地委員、栗島委員、鈴木(勲)委員、妹尾委員、平久委員
計8人

(2) 市

  • 環境部
    伊原(部長)
  • 廃棄物政策課
    國井(課長)、鈴木(副参事)、秦(担当リーダー)、小野(担当リーダー)、清水(主事)
  • 北部クリーンセンター
    中村(所長)
  • 南部クリーンセンター
    折原(所長)
  • 産業廃棄物対策課
    大塚(課長)

計9人

4 小型家電リサイクルについて

(1)視察前概要説明

ア 事務局から説明

資料に基づき説明。
資料(PDF形式:6,466KB)

イ 質疑応答

なし。

(2) 土浦市清掃センター

ア 土浦市から説明

資料に基づき説明。

イ 質疑応答

  • (柏市)売却単価は3区分であり、回収ボックスの中は様々なものが混入しており、職員が手選別で分けているとの話があったが、売却の区分はきちんと分けたほうがいいのか、手選別をかけた方がいいのか、また、そこの検討はされたのかを伺いたい。
    (土浦市)初年度ということに加えて、国の構築事業としてある程度検証の必要性があるということもあり、品目を絞って契約をした。品目を絞って単価を上げるか、手選別の手間を省いて品目をミックスしていくかということは、ボックスにどの程度のものが入ってくるかということもあり、ボックス対象品目と資源化品目で分けて契約をした。残り数ヶ月で検討を行い、また、数量と単価をかけ合わせて採算性を検証し、来年度は携帯電話以外の品目はある程度混ぜた形で契約することも考えている。
  • (柏市)ボックスの中の回収対象外のものは、手選別の段階で分けるのか、それとも、そのまま契約業者に引き渡して、契約業者が分けるのか。
    (土浦市)明らかに業者に引き渡すことのできない不適物については、引き渡す前にこちらで選別をしている。引渡しが出来ない不適物の混入は少ない状況。ある程度品質が悪くても、業者は引き取ってくれるのが実態。
  • (柏市)イベント回収のチラシはどれくらいの量を配布したのか。また、複数回配布したのか、市の広報紙では、どれくらいの頻度で周知を図ったのか伺いたい。また、イベント回収時の回収量は多いように見受けられるが、これは、広報活動を行ったからなのか。
    (土浦市)チラシは6万5千部印刷し、6万弱の世帯に全戸配布した。残った分は、市内の環境イベントで配布している。広報紙の掲載については、チラシ自体を広報紙と一緒に配布したため、その際には掲載していない。不定期に広報紙で年に数回環境関係のPRを行っており、その中で紹介することも考えている。また、ポケットティッシュを作成し、イベント時に配布することや、市の公共施設に自動販売機を設置し、テロップを表示できるようにしている。イベント回収時の回収量は平均で1.6t。昨年度はここまで集まると思っておらず、小型のボックスで足りると思っていたが、足りなかった。今年度はこういった反省を活かし、広い仮置き場に隣接する場所や一時保管施設の前で実施している。数量的には、昨年度と比べてある程度定着してきたことも要因ではあるが、数量としては同程度出てきていると思う。こちらの受け入れ体制が整えられたという意味では、十分意味があったと考えられる。
  • (柏市)通常のボックス回収では、ボックスの口に入るものしか回収できない。そういうことから、市民から大きいものを出せるような工夫がほしいとか、イベント回収をたくさん行ってほしいといった反応はあるか。
    (土浦市)三中地区公民館でのイベント回収は、住民からの要望で実施している。それ以外で現在、自分の地区でイベント回収を実施してほしいという声はない。市としては、他の公民館祭りでイベント回収を実施したいという希望もあったが、公民館祭りのための駐車場スペースがなくなってしまうということもあって、まずは三中地区公民館で2年連続で実施している。イベント回収を行うと、小型家電リサイクル法の希少金属を回収しようという意図に反して、扇風機や電子レンジなどが多く出される。そのため、相当広い場所でないと出来ない。イベント回収時に集まるものをボックス回収時にも集めてしまうと、とんでもない量になってしまい、市で処理しきれなくなってしまう。市としては、携帯電話や充電器、タブレット端末やPHSがほしいのだが、そういったものはなかなか出てこないというのが現実。
  • (委員)ボックスの場所は公共施設の建物内ということだが、休日や夜間も含めて、一般の方々、あるいは共働きの方々が出せるような状況にあるかということと、業者の選定にあたって、現在の業者以外に選択肢はなかったのか。また、現在の売り払い状況は月1万円程度であるが、それで事業として成り立つのか。
    (土浦市)市役所は土日休みだが、公民館は土日もやっているため、出せると思われる。来年度(26年度)には、現在の11箇所に加え、数箇所民間企業等にも置ければと考えている。どういった場所に設置することが効率的かも含めて検討していく。事業者については、今回環境省のコンサルであり、認定事業者であったことから決定した。現在プロパーで清掃事務所を持っており、そこから契約事業者のリサイクル施設に搬入する予定であったが、契約事業者の方から取りに来てくれている。
  • (委員)回収ボックスの設置数はどれくらいか。
    (土浦市)11箇所。市役所と清掃センターと公民館。
  • (委員)公民館がほとんどか。
    (土浦市)そうです。
  • (委員)回収ボックスを大きくしたり、数を増やす考えは。
    (土浦市)来年度、電器店や市役所の支所、出張所にも増やしていきたいと考えている。
  • (委員)大きな企業に設置させてもらうことも1つの手だと思うが。
    (土浦市)スーパーや家電量販店も考えられる。
  • (委員)こういった拠点回収では、事業系は対象か。また、イベント回収時に出される低品位品は、普段は有料で収集しているものか。
    (土浦市)事業系は対象外。家庭から出る扇風機といったものは戸別有料収集であるが、40リットルの土浦市指定のごみ袋に入れば、不燃ごみとして出すことが出来る。
    (土浦市)容器包装リサイクル法や小型家電リサイクル法の制定時にも議論になったが、小型家電のメーカー責任が全てに働いていない。何故、一番費用のかかる回収分別を自治体が行わなければならないのかという疑問を持っている。特に携帯電話だったら、新しいものを購入する際に、古いものと交換しないと買えないというような制度づくりをしていかないと希少金属の回収率は上がってこない。また、使用できなくなったものをリサイクル料金を払ってメーカーに回収してもらっているが、払いたくてリサイクル料金を払っているわけではない。そこを変えないと回収率というものは上がってこない。だからイベント回収時にそういったものが多量にでてきて不必要なものが集まってくる。
  • (委員)そうすると、イベント回収を広げれば広げるほど、必要ではないものが集まってきてしまうということになる。逆に、広げなければ、市民の不公平感が広がっていくのではないかと思われるが、その点はどうか。
    (土浦市)積極的に行うということはできない。というのは、直営で行っているため、市全域で行うとなると、相当の人件費がかかり厳しい面がある。市内には中学校ごとに地区公民館があり、実施するにしても、年に1地区1回くらい。
  • (委員)イベントの内容と回数は。
    (土浦市)公民館祭りの一部として行っている。回数は年に1回。

ウ 施設見学

回収ボックスと保管場所を見学した。

エ 概要

清掃センターのプラットホーム内に設置。回収物は電機コードが多く見受けられ、携帯電話等は少ないとのことであった。

(3) 土浦市三中地区公民館

ア 施設見学

回収ボックスを見学した。

イ 概要

市内に設置している回収ボックスの中で、一番回収量が多い。当初は月2回ボックスの中身を回収していたが、現在は月1回に落ち着いている。また、公民館の入口の受付前といった人目につくところに設置している。

(4) 土浦市役所

ア 施設見学

回収ボックスを見学した。

イ 概要

公民館同様、1階の人目につくところに設置している。また、充電池の回収ボックス等、他の回収ボックスと隣接する場所に置くことで回収率の向上を図っている。