平成24年度第2回柏市廃棄物処理清掃審議会議事録
1 開催日時
平成24年7月19日(木曜日)午後2時から3時45分まで
2 開催場所
柏市役所本庁舎5階第1委員会室
3 出席者
(1) 委員
阿部委員、岡田委員、菊地委員、栗島委員、小竹委員、佐藤委員、鈴木委員、平久委員、林(伸)委員、林(晴)委員、平山委員、藤田委員、山中委員
計13人
(2) 市
- 柏市 秋山(市長)(委嘱式のみ出席)
- 環境部 伊原(部長)
- 環境保全課 岩崎(次長兼課長)
- 廃棄物政策課 國井(課長)、大滝(統括リーダー)、秦(担当リーダー)、須子(主査) 、奥村(担当リーダー)
- 環境サービス課 渋谷(課長)
- 北部クリーンセンター 染谷(副参事)
- 南部クリーンセンター 折原(所長)
- 産業廃棄物対策課 大塚(課長)
計12人
4 委嘱式
審議会に先立ち委嘱式を行った。市長挨拶の後、新任委員に委嘱状を交付した。
5 審議会
(1) 正副会長選出
互選により正副会長が選出された。会長は山中委員、副会長は林(晴)委員となった。
(2) 平成24年度環境部主要事業について
環境部長から機構順に所属長を紹介し、各所属の主要事業について説明した。
ア 質疑応答(・は委員の発言、 は市の発言)
- 南部クリーンセンターの柏市第二清掃工場は、灰溶融施設があるため、放射性物質が濃縮され通常の焼却灰より放射能濃度が高くなっているが、建設当時に放射性物質に係る知見はなかったのか。
清掃工場建設において、放射性物質は想定していません。 - 同清掃工場について、放射能濃度が高いのは、溶融飛灰とスラグのどちらか。
溶融飛灰の方が高くなっています。 - 除染汚泥の処理はどうしているのか。
民地については、発生した場所で保管するようお願いしています。 - 路上喫煙禁止について、柏駅前のビルとビルの間からたばこの煙が出ていることがある。取締ってほしい。
条例で路上喫煙を禁止しているのは、柏駅周辺の道路上のみであり、民地は対象としていません。
(3) 放射性物質を含む焼却灰対策について
焼却灰の仮保管及び草木枝葉に係るごみ収集の変更について事務局から説明した。
ア 質疑応答
- 草木枝葉については分別収集して仮保管しているようだが、仮保管場所が一杯になった場合はどうするのか。
計画的に草木枝葉以外のごみと混焼する予定です。 - 放射性物質は、草木枝葉の表面に付着しているのか。それであれば、水で洗い流すことで除染できないか。
植物の種類によって異なるようです。一概に言うことはできません。 - 草木枝葉について収集日を変更したが、焼却灰の放射能濃度が低減したら収集日を元に戻すのか。
焼却灰の放射能濃度が低減したら元に戻す予定です。 - 国が定めている基準によると、8千から10万Bq/kgの焼却灰については、一般廃棄物最終処分場において隔離層を設置して埋立てることとなっているが、この隔離層は、従来の最終処分場で用いられているゴムシートのようなものか。
放射性物質の拡散を防ぐため、ベントナイト等の土壌層を設けることになっています。 - 柏市は最終処分場の将来計画をどのように考えているのか。
8千Bq/kg以下の焼却灰については、民間の最終処分場で処分してもらっている。8千Bq/kgを超える焼却灰(指定廃棄物)については、現在処分先がなく困っているが、国が平成26年度末までに最終処分場を確保することになっています。 - 草木枝葉について、焼却するから焼却灰の放射能濃度が高くなってしまう。堆肥化等の焼却以外の方法で処理できないか。
腐葉土についても、400Bq/kgという基準が設けられている。基準を超えるものについては使い道がない状況です。現状では焼却処理以外の方法は難しいと考えます。 - 草木枝葉の分別収集について、仏花は温室栽培のものがほとんどで放射能を含んでいないと思われるが、分別しなければならないのか。
ごみ集積所に出された状態で、仏花なのか庭で栽培した花なのか、収集作業員が判断することができないため、草木枝葉として分別するようお願いしています。なお、台所からでる生ごみについては、食品としての放射性物質の基準をクリアしたものであるため、可燃ごみとして出していただくことができます。 - 柏市最終処分場に、放射能問題が発覚する前に埋立てられた焼却灰は今後どうするのか。
南部クリーンセンターから搬入された放射能濃度の高い焼却灰については、現地でドラム缶に詰めて仮保管している。放射線を遮断するため、ドラム缶にはビニールシートを被せた上で土を被せている。最終処分先が決まるなどしたら移動する予定です。一方、北部クリーンセンターから搬入された放射能濃度の低い焼却灰については、現在埋立てたものの放射能濃度を調査中です。
(4) 平成24年度の審議予定について
事務局から今後の審議予定を説明した。
6 傍聴者
1名