平成18年度第2回柏市廃棄物処理清掃審議会議事録

1 開催日時

平成18年8月25日(金曜日) 午後3時~同4時10分

2 開催場所

柏市役所 第2庁舎5階第5・第6委員会室

3 出席者

(1) 委員

山中会長、林副会長、宇賀野委員、鬼澤委員、神林委員、坂本委員、佐藤委員、寺嶋委員、富岡委員、林(伸)委員、湯浅委員 計11名

(2) 市

  • 環境部:池下(部長)、橋本次長
  • クリーン推進課:鈴木(課長)、飯田(主幹)、杉浦(副主幹)、新井(主査)坂巻(主任)
  • 南部クリーンセンター:伊原(所長)、薮崎(統括)、小出(主査)
  • 沼南支所環境課:金子(課長) 計11名

4 内容

「柏市不法投棄対策条例の制定について」諮問があり、審議を行った。また、報告事項として、「ぽい捨て防止について」及び「指定ごみ袋について」の2点の報告をし,これらについて質疑を行った。(要旨は、次のとおり)

(1) 柏市不法投棄対策条例の制定について

不法投棄の現状を説明後、審議を行った。審議の内容は、次のとおり(「・」は、委員の意見・質疑、「→」は、事務局の回答・説明です。)。

  • 公表もあるが、罰則はないのか。また、啓発ではなく、警察などとの連携はどうなるのか。通報などは、入れないのか。→罰則は、案にはありません。悪質であれば、警察に告発していきたい。通報も案にはありませんが、条例が成立した場合には、運用として考えていきたい。
  • 旧沼南区域での不法投棄で、(投棄者の)氏名が分かった場合は、どうしたのか。→昨年度、特定できたものが2件ありました。1件は、引越しごみで処分費用を請求しました。もう1件は、可燃ごみなどで市で既に処分していため、請求しなかったものです。
  • 責務などは、環境基本条例に入れられないか。
  • 公道に接する民地などへの市長の立入調査権を入れるべきである。
  • (投棄者が)特定できる場合には、可能な限り改善命令を入れるべきである。
  • 罰則は、極度な不法投棄などの場合は分かるが、せめて過料でいいのではないか。
  • 情報提供として、「発見したときは速やかに市長に報告しなければならない」を規定すべきではないか。
  • 監視については、効果が必ずあり、監視カメラが1台300万円又は400万円と安いので、財源の手当も含めて考えるべきではないか。→意見を踏まえて検討していきたい。なお、監視やパトロールについては、ボランティアや環境美化推進委員と協力していきたい。
  • 以前は監視区域を指定された専門の不法投棄監視員というのがあったが、今は環境美化推進委員である。環境美化推進委員は、監視をしているのか。→監視というか、情報提供が主です。
  • 環境美化推進委員は、不法投棄監視員に比べて、弱いのではないか。→環境美化推進委員は、不法投棄監視員の役割の拡大と認識しているが、基本的には同じであると考えている。
  • 不法投棄の回収額、不法投棄の増加要因、民有地の対策は、どうなっているのか。→旧柏区域については職員が収集しているので、特に経費はかかりません。なお、処理については、家電などは別に経費がかかります。旧沼南区域では、昨年度、民有地の特別回収を10箇所行い、10日間で延べ140人の職員と車両71台で75t回収した。人件費150万円に燃料費等で約200万円の費用がかかったものです。なお、不法投棄の増加要因については平成13年の家電リサイクル法などで増加したようであるが、現状としては、横ばいである。

(2) ぽい捨て防止について

調査結果及び過料の適用状況を報告した。

(3) 指定ごみ袋について

  • 価格が高いのではないか。また、他に再生ごみ袋を作っている事業者は、いないのか。→導入時の紙ごみ袋の値段と比較して、高くはないと認識している。製造事業者については、柏エコプラザ1社であるが、できる限り他の事業者の参入への働きかけをしていきたい。
  • 旧柏市の紙ごみ袋の交換については、いつまでやるのか。また、その経緯は、いくらか。→3月14日から実施しているので、一定の時期をみて、期限を設けたい。また、費用については、可燃の指定ごみ袋の購入費用が、70万円から80万円程度です。
  • 旧沼南町と旧柏市のごみの制度統一はどうするのか。また、旧沼南町のごみ袋と旧柏市のごみ袋の価格の差は何か。→できるだけ早い時期に段階的に統一していきたい。また、再生原料を含んでいることによるものです。
  • 19年を目途に統一する旨、協定書にあるので、特例措置を設けずに柏市に統一して欲しい。

(4) その他

次回は、不法投棄対策の先進市である八千代市の視察及び柏市不法投棄対策条例の制定についての審議を10月23日に実施する予定です。

5 傍聴者

7人