平成16年度第4回柏市廃棄物処理清掃審議会会議録

1 開催日時

平成16年10月5日(火曜)午後2時~午後3時30分

2 開催場所

柏市役所第2庁舎第1委員会室

3 出席者

(委員)  計10名

山中会長、林副会長、阿部委員、石塚委員、鬼澤委員、河合委員、神林委員、佐藤委員、塚原委員、八木委員

(市) 計11名

  • 環境部:池下部長 ・クリーン推進課:秋山(課長)、金子(主幹)、秋谷(主幹)、沖本(主査)、石名坂(主任)
  • 環境サービス事務所:豊田(所長) ・清掃工場:増田(工場長)
  • 清掃収集事務所長:伊原(所長)、根本(主幹)、秋山(職長)

4 議事(要旨)

 「一般廃棄物処理基本計画の改訂」及び「柏市ぽい捨て及び違反ごみ出し防止条例の改正」について概要説明と質疑を行った。また、「資源品の持ち去り防止について」諮問を行い、委員から意見を伺った。(要旨は、次のとおり。)

(1)一般廃棄物処理基本計画の改訂について 【3Rについて】

  • 「ごみ減量に積極的な市民に表彰制度は有効であるが、関心のない市民の対応策も検討されたい」という点について指定袋の導入だけてなく、もっと積極的になれるような施策を入れて欲しい。東京都の施策(とことん会議)などを参考に、様々な工夫を入れていくことが必要。 → 積極策をとれるような幅広い仕組みを検討していくことを加える。 【カタカナ等の用語について】
  • カタカナや用語について、用語の定義等を分かり易く説明を加えて欲しい。 →用語については、本論の最後に用語集をつけ、分かり易く説明を記載する。

(2) 柏市ぽい捨て及び違反ごみ出し防止条例の改正について 【条例名について】

  • 内容がぽい捨てだけにとどまらないため、条例名の改正をすべきでないか。 →今回の意見募集等でも「ガムや立て看板の禁止」まで含めるべきとの声がある。今回は、ぽい捨ての範囲で改正が可能な部分を先に行い、環境美化の促進を実施していきたいと考えている。 【路上喫煙の禁止について】
  • 言葉が二重括弧になっており、わかりづらいのではないか。 →表現については今後検討を行って行く。また、実際市民への周知チラシを作成配布する際は、十分この点について留意していく。
  • スーパー等の店頭での灰皿を利用した場合も禁止要件に該当するのか。 →私有地であれば対象とならない。ただ、禁止強化区域内であれば撤去いただくよう要請をしてきたいと考えている。 【過料の処分の決定を受けた者等の努力義務について】
  • 努力義務とはどのような意味か。 →千代田区や市川市等では、過料を取る際にかなり当該対象者と紛争するケースがあると聞いている。そこで、過料の処分を受けた際は素直な態度で支払うことに努めるという意味である。 【罰則について】
  • 罰則である過料をとるのは市の職員のみか。委託をする考えはないか。 →市の職員(臨時職員を含む)のみの対応を考えている。

(3)資源品の持ち去り防止について 【条例化に向けた意見について】

  • 持ち去り禁止の立て看板の効果はどのようなものか。 →定量的に効果を計ることは困難である。持ち去りを行っている者へ注意を促す際に利用しやすいとの声もあるため、一部の地域によっては効果が見られるものの、看板のみでは不十分と考える。
  • 資源品の所有権がはっきりと市にあると条例化すべきでないか。 →行政課(法規担当)からも所有権の条例化だけでは、警察も窃盗容疑で告発することは困難であるとの見解である。そこで、市としては、所有権の規定のほかにも、条例で特別な要件を用いてこれに該当した際に罰金もしくは過料となるような仕組みを導入したいと考えている。
  • 持ち去る側にも生活があり、彼らに新たな職を与えるような仕組みを合わせて検討していく必要があるのではないか。
  • 回収ルートの変更や時間の変更等も検討すべきではないか。
  • 回収車両についてもメロディーを流すなど、市民が一見して理解するような工夫も必要でないか。 →意見を踏まえ検討していく。 【その他・要望等】
  • 集積所の管理責任や定義も合わせて検討すべきでないか。 →今後、法的性質等を鑑み検討していきたい。
  • 資源の回収利益について、市は公表して欲しい。 →次回審議会で、資源回収等の状況について資料を提出する。

(4)その他 次回審議会開催は、10月27日(水曜)午後2時~

5 傍聴

傍聴者 4人