平成16年度第3回柏市廃棄物処理清掃審議会会議録

1 開催日時

平成16年7月29日(木曜)午後2時~午後3時30分

2 開催場所

柏市役所第2庁舎第2委員会室

3 出席者

(委員) 計11名

山中会長、林副会長、阿部委員、石塚委員、鬼澤委員、河合委員、神林委員、佐藤委員、塚原委員、遠山委員、八木委員

(市) 計12名

  • 環境部:池下部長 ・クリーン推進課:秋山(課長)、金子(主幹)、秋谷(主幹)、 沖本(主査)、石名坂(主任) ・清掃工場建設課:飯田(課長)
  • 環境サービス事務所:豊田(所長) ・清掃工場:増田(工場長) ・清掃収集事務所長:伊原(所長)、根本(主幹)、秋山(職長)

4 議事(要旨)

「一般廃棄物処理基本計画の改訂」及び「柏市ぽい捨て及び違反ごみ出し防止条例の改正」について概要説明と質疑を行った。

(要旨は、次のとおり。)

(1)一般廃棄物処理基本計画の改訂について 【収集・運搬計画について】

  • 委託化の動きの具体的な検討はどのように実施するのか。 →合併等を踏まえて段階的に実施していく。
  • 排出モラルの向上は具体的にどのように実施するのか。 →まず、第一に若年層(学生、社会人等)向けのイベント・キャンペーン行う、第二に主にワンルームの管理会社・経営者への分別指導、そして第三に町会未加入世帯へは個別指導を行う。
  • 個別指導とはどのように実施するのか。 →排出状況の悪いステーションは、収集現場ではほぼ把握している。今後はそのデータベース化を図り、個別にその集積所への指導を行う。また、排出が悪いごみ袋については、収集員が袋を開け中身から本人を特定し直接本人へ指導を行っていくという方法を、これまで以上に強化する。
  • 障害者や高齢者への指導啓発もお願いしたい。 →本人はもとより、ホームヘルパー等の事業者への啓発を実施する。また、現在でも視覚障害者用の点字カレンダー等を作成しており、これをPRしていく。
  • 事業者への指導は厳しくしていくべきである。 →今後は排出事業者への指導を強化していく。
  • 市民へごみの現状(リサイクル率、一人当たり排出量等)をもっと周知していくべきである。 →定期的な広報だけでなく、ホームページの活用や、秋以降実施する(指定袋導入と分別の一部変更の)住民説明会で積極的に現状をPRしていく。
  • 秋以降の住民説明会は町会単位で申し込んでも実施してもらえるか。 →まず、17のふるさと協議会へは全て説明を行う予定であるが、これ以外でも要望があれば、町会単位の説明会は実施する。
  • 施設の維持管理について、第二清掃工場での長期責任委託の20年の根拠はあるのか。 →トータルコストの削減を最大の目的としている。そのため、費用対効果が最大となる年数ということを根拠としている。
  • 柏市清掃工場の補修工事はどの程度か。 →補修の程度については、効率性・経済性を検討した上で判断する。
  • 最終処分計画において、関係機関への働きかけとはどのようなものか。 →東葛地区廃棄物連絡協議会や五市(千葉市、船橋市、市川市、松戸市、柏市)協議会等での検討をしていくことである。
  • ごみ出しカレンダーを年度版にせず、通年版にしてはどうか。 →現在の年度版のカレンダーは、年末年始の部分が表示されており、市民から好評を得ている。しかし、今後は課題として検討材料にいれていく。

(2) 柏市ぽい捨て及び違反ごみ出し防止条例の改正について

  • アンケート結果によると現在の条例があることを知らない市民が約半数おり、まずこの条例の存在をPRすべき。その次の段階で罰則や条例改正をすべきでないか。 →実施の方向については、市民アンケートからも69パーセントが、罰則についても64パーセントが支持している。そのため、概ね市民の理解は出来ていると考えている。
  • 市民意見について「喫煙」「禁煙」の区分はあるのか。
  • 罰則について、「どの金額ならぽい捨てしないか」というデータを問ったらどうか。 →現時点では区分していなかったが、今後区分を設け、追跡調査する。また、金額については、今後検討を行っていく。
  • ぽい捨て禁止のエリアはどのあたりか。 →現時点では、路上喫煙は市内の道路全てを想定している。
  • 直罰の方法とはどのようなものか。 →喫煙している状態で、直接一回で罰金を取る方法である。手法としては、警察OBからなる指導員(臨時職員)による方法を想定している。
  • 犬/猫の糞について条例化の考えはないのか。 →市としては、環境美化を進める上での最大の課題として「タバコのぽい捨てが減らないこと」があり、今回「ぽい捨て及び違反ごみ出し防止条例」の条例を改正で対応を図りたいと考えている。そのため、まずはタバコのぽい捨て防止に限定して実施したい。

(3)その他 次回審議会開催は、10月5日(火曜)午後2時~

5 傍聴

傍聴者 3人