平成15年度第1回柏市廃棄物処理清掃審議会会議録

1 開催日時

平成15年4月24日(木曜)午後1時30分~午後2時50分

2 開催場所

柏市柏五丁目10番1号   柏市役所第2庁舎5階第4委員会室

3 出席者

(委員)

山中会長、鬼澤委員、佐藤委員、澤井委員、三本木委員、田中委員、塚田委員、塚原委員、寺嶋委員、遠山委員、中島委員、長野委員、林委員  計13名

(事務局)

  • 環境部:浅羽(部長)
  • クリーン推進課:石挽(課長)、飯田(副参事)、金子(主幹)、秋谷(主幹)、福島(副主幹)、沖本(主査)、石名坂(主任)  
  • 清掃工場建設課:飯田(課長)、小嶋(副参事)
  • 環境サービス事務所:豊田(所長)、石戸(主幹)、大塚(職長)、小泉(職長)
  • 清掃工場:増田(工場長)、柴田(主幹)、坂本(職長)  ・清掃収集事務所長:倉持(所長)、秋山(職長) 計19名

4 議題

(1) 平成15年度主要事業について
(2) し尿臨時収集の見直しについて
(3) その他

5 議事(要旨)

次第にしたがい事務局より説明を行い、その後、質疑応答を行った。

(1) 平成15年度主要事業について

  • ごみ集積所にかかわる事故について、責任の所在が問題である。過去に集積所のごみが風で飛ばされ、乗用車を傷つけた例がある。
    →集積場所の設置形態や、出されたごみの所有者の捉え方など、さまざまな要素が関係し、責任の所在を明確化することは非常に困難。市顧問弁護士にも相談したい。(杉並区では、資源ごみを持ち去られるため、出された資源ごみを区の所有物とする条例を制定している。)
  • エコセメントの利用状況について →本市においては、年間500トンの焼却灰の処理を株式会社市原セメントに委託している。JIS化に伴い有効利用されていると伺っている。
  • ポイ捨てについては、調査研究よりも罰金など一歩踏み込んだ対策ができないか。
    →千代田区をはじめとした自治体で、ポイ捨てに対して罰金を課す条例を制定、施行している。柏市では、罰金だけに限らず、より実効性のある方法について研究していきたい。
  • 第二清掃工場の建設にあたって周辺対策は、船戸工場の場合と比較してどうか。
    →船戸工場の場合と同様に、道路拡幅や集会施設設置など、地元5町会の要望に対応する。

(2) し尿臨時収集の見直しについて

  • 許可制への移行は、いつごろの実施を考えているか。
    →し尿搬入手数料の新設が必要となり、9月議会で条例改正、その後、半年の周知期間を経て、平成16年4月実施を考えている。
  • 実施時期については、沼南町との合併を想定に入れ、平成17年度とすべきでは。16年度、17年度と短期間での制度の変更は市民の混乱を招く。また、市民の負担増にあたり、市民への十分な周知が必要。
    →合併と同時に、し尿やごみの処理等の区域を変えるのは困難と考えている。また、し尿の臨時収集は、工事現場、イベント会場の仮設トイレが対象となる。負担が増加するのは市民よりも事業者であり、こうした事業者からは手続きの簡素化を求められている。いづれにしても、市民、事業者に対し周知徹底していく必要がある。
  • 生活環境業務とは、具体的にどうのような業務か。
    →空家の増加に伴う除草対応や、ハエなどのそ族昆虫などの生活環境全般にかかるものが対象で、職員2名がほとんど毎日対応している。
  • ハチにも対応しているのか。
    →原則、市民が対応すべきもので、専門業者を紹介している。ただし、緊急性・危険性がある場合は消防で対応する場合もある。
    (補足)
    し尿臨時収集の見直しについては、次回審議会で諮問することとなった。

(3) その他

【1】柏市最終処分場跡地整備基本計画の概要について事務局から説明した。

【2】前回の審議会での質問事項に対し、次のとおり事務局から回答した。

  • 野田市のごみ有料化の状況を報告。柏市では、手法(超過量方式・従量方式)や、沼南町との合併を踏まえた事業のすり合わせをしながら、引き続き検討を進める。
  • 町会未加入世帯のごみ出しカレンダー配布は、管理人や管理会社を通じて行っている。また、取り残し等で排出者を特定できた場合は、直接ごみ出し指導を行っている。

【3】質疑応答

  • 小中学校では、ごみの分別はされているのか。また、他市の足並みはそろっているのか。
    →学校は事業者扱いとなり、市で直接収集は行っていないが、家庭ごみと同様の分別を行っている。小学4年生の副読本にも、ごみの分別がとりあげられ、各校とも市内にある清掃関連施設の見学を行っており、子から親へ伝えられることも期待される。また、他市の状況は把握してない。
  • 最終処分場跡地への樹木植栽にあたっては、将来を予測して樹木を選定してほしい。成長し過ぎて暗くなりすぎると危険。
    →配慮したい。 ・最終処分場跡地から流れ出る水は増えるか。 →面積は変わらないので、水量は増えない。
  • 旧処分場には雑多なごみが埋められている。できれば掘り起こして燃やしてほしい。できなければ基本計画にできない理由を明記してほしい。
    →掘り起こして燃やすことは考えていない。各種計画などには履歴として記載されることになる。

6 傍聴

0名

7 次回審議会

5月26日実施予定