平成15年度第5回柏市廃棄物処理清掃審議会会議録

1 開催日時

平成16年2月6日(金曜)午後1時30分~午後3時15分

2 開催場所

柏市役所第2庁舎第2委員会室

3 出席者

(1) 委員

山中会長、林委員、鬼澤委員、神林委員、坂本委員、佐藤委員、澤井委員、田中委員、塚田委員、塚原委員、寺嶋委員、遠山委員、長野委員  計13名

(2) 市

環境部:池下(部長)

  • クリーン推進課:石挽(課長)、飯田(副参事)、金子(主幹)、福島(副主幹)、沖本(主査)、石名坂(主任)
  • 清掃工場建設課:飯田(課長)
  • 環境サービス事務所:豊田(所長)、石戸(主幹)、大塚(職長)、小泉(職長)
  • 清掃工場:増田(工場長)、坂本(職長)
  • 清掃収集事務所長:倉持(所長)、秋山(職長)  計16名

4 内容

「一般廃棄物処理基本計画の改訂」及び「平成16年度柏市一般廃棄物処理実施計画」についての概要説明と質疑を行った。(要旨は、次のとおり。太字は委員からの質問、意見。

(1) 一般廃棄物処理基本計画の改訂について

  • 計画策定にあたり、市町合併で上位計画が変わると思われる。上位計画が決まらないうちに、一般廃棄物処理基本計画を改訂していいのか。

→合併協議に伴い、新市建設計画策定を策定するが、その際一般廃棄物基本計画との整合も図っていく。基本計画策定にあたっては、上位計画との調整を継続しながら策定していく。

  • 両市町の収集体制の違いやランニングコストはどうか。

→直営と委託事業の違いがあるが、分別区分について大きな相違はない。ランニングコストは今後、情報収集していきたい。

  • 合併に関する調整事項について、合併協議会の承認を得る前に、審議会に報告してもかまわないのか。

→基本的には編入合併のため、柏市に合わせることになり、環境部に関連する議題は今後、25日の協議会に提案していきたい。今回は沼南町と事務レベルでほぼ調整がついたことを報告させていただいた。

  • プラスチック分別区分の変更は、市民が混乱すると思うので十分な対策をお願いしたい。

→ふるさとづくり協議会等を対象に説明会を実施していきたい。また、分別マニュアルを作成し、市民の皆さんが混乱することのないようにしていきたい。

  • 指定袋制度になるとレジ袋がごみになると思うがどうか。

→従来から実施している買い物袋持参運動を今後は強く進めていきたい。また、ごみ袋として使用できなくなると、レジ袋を断る意識が働くようになる側面もあると思われる。なお、ごみとして出される場合も、容器包装プラスチック類としてリサイクルされることとなる。

  • スーパーの買物にもマイバッグ持参は、かなり浸透してきていると思われる。
  • 再生指定袋となると、業者も限定されてくると思うが、柏市が認可してロイヤリティーをもらうことになるのか。

→指定袋には、柏市から排出された再生原料を用いることとするため、どの業者でも参加できるものではない。また、ロイヤリティーについては考えていない。

  • 町会でモニター調査が行われたが、調査の時点では価格が示されていなかった。ごみ袋の価格も100円以下で売られているところがあり、市民にとっては5円、10円でも安い方がいいのでは。また、両方の袋を使える期間を、「一定期間」というより、市民の負担感を少なくするため「当分の間」とできないか。

→混乱のないよう、周知していきたい。

  • 拡大生産者責任については具体的にどのようなことを考えているのか。

→製品製造の際、廃棄する最後の段階まで考えた製品開発等への配慮も期待される。このため、事業者による効率的な資源化ルートの確立を図る必要があり、関係団体・国への要望や、産官学が連携した施策を検討していく。

  • 行政は説明責任だけでいいのか。

→単なる説明を行うだけでなく、「同じ情報を同じレベルで互いに認識することが可能な状態になるまで説明する」ということを考えている。

  • アパート・マンション等のごみ出し指導で、町会・自治会は苦心している。ルールの徹底を図るためにも、指導策を検討してほしい。

(2) 平成16年度柏市一般廃棄物処理実施計画について

  • 長野県には19分別を行っている自治体がある。行政からの押し付けでなく、障害者の援助など地域の責任体制が出てきていると聞く。柏市においても、住民から盛り上げる仕組みが考えられたらいいと思う。
  • ごみの排出抑制施策については、これまで行ってきたものばかりであり、啓発事業も工夫が必要ではないか。限界もあり、抜本的な見直しが必要ではないか。

5 傍聴者

3名