平成15年度第2回柏市廃棄物処理清掃審議会会議録

1 開催日時

平成15年5月26日(木曜)午後1時30分~午後3時

2 開催場所

柏市役所第2庁舎5階 第1委員会室

3 出席者

(1) 委員(13名)

山中会長、林委員、鬼澤委員、神林委員、坂本委員、佐藤委員、澤井委員、三本木委員、田中委員、塚原委員、寺嶋委員、遠山委員、長野委員

(2) 事務局(16名)

  • 環境部:浅羽(部長)
  • クリーン推進課:石挽(課長)、飯田(副参事)、金子(主幹)、福島(副主幹)、沖本(主査)、石名坂(主任)
  • 清掃工場建設課:飯田(課長)
  • 環境サービス事務所:豊田(所長)、石戸(主幹)、大塚(職長)、小泉(職長)
  • 清掃工場:増田(工場長)、坂本(職長)
  • 清掃収集事務所長:倉持(所長)、秋山(職長)

4 議題

仮設トイレにおけるし尿収集について

5 議事(要旨)

(1) 諮問  仮設トイレにおけるし尿収集について、諮問。
(2) 審議内容   し尿収集の概要説明を行った後、次のとおり審議を行った。

〔諮問の趣旨に関する質疑〕

  • 諮問理由が明確でない。何を審議するのかわからない。
  • 直営で収集している現状下でのいくつかの課題を踏まえ、今後の収集の方向性を議論するものと認識している。
  • 市は、許可制にしたいということか。
    →直営、委託、許可制等の方法について審議をいただいきたい。また、今までの比較等の報告も踏まえ、民間業者への許可制を考えている。また、これまで審議会では、「し尿の臨時収集」という表現を使ってきたが、わかりにくいため、今回は「仮設トイレのし尿収集」という言葉に置き換えた。

〔仮設トイレ等についての質疑〕

  • 事業活動時の仮設トイレについては、リース業者による設置があると思うが、汲み取り費用も含めたリースが多いのではないか。
    →リースがほとんどである。
  • 直営でも、環境サービス事務所に直接申し込み、出動中の車両に連絡を入れれば迅速な対応ができるのではないか。  金銭の授受についても分任出納員で対応できるはずである。
    →〔1〕申請方法の見直し、〔2〕退職者不補充、〔3〕収集件数の不均等、〔4〕排出事業者責任による処理のあり方などの課題を踏まえ、見直しをしたい。(資料をもとに課題を説明)
  • 今後、職員を減らしていく中で、仮設トイレの収集件数が増えるかもしれない。将来を見通して直営を見直したいというのは理解できる。
  • 許可制にした場合、他市の状況を見ると、現在の柏市の料金の数倍の料金になるが、このことについてはどうか。
    →許可業者が料金を決めることとなる。料金が適正になるよう指導したい。 〔許可制への移行に対する意見〕
  • 建設業者等は利益を得るために、事業として仮設トイレを置いているので、応分の負担は当然のことである。
  • 柏市の人口規模で、し尿収集を直営で行っているのは全国的にも稀である。直営から民間へという全国的な動きの中で、柏市の見直しは無理もないことと考える。申請手続きを見直し理由に掲げるのは職務怠慢だが、休日対応等は直営では困難なので、サービスの向上が目的であれば、許可制への移行は評価できる。 また、廃棄物処理清掃法第7条によると、市町村が一般廃棄物を収集することが困難な場合に、許可業者を活用することができるため、人員の削減計画などを踏まえていればいいと思う。
  • 公務員だからといって、土・日曜日に出勤しなくていいというものではないないか。今後は、週末の行政サービスも広がっていくのでは。市としても努力したうえで、民間に移行していくのであればよい。
  • 直営はランニングコストが高い。経費を落とすためには、やはり許可制がよいのではないか。
  • 許可業者数については、どう考えているか。数社だと特定の業者が独占する事態にならないか。
  • 業者数が多すぎると、逆に不適正処理が懸念される。 ・業者間の適正な競争を確保しながら、経験のある業者に任せるのが安全であるため、現在の浄化槽清掃業者4社でも適当と思われるが、市民からおかしく見られないように配慮すべきと考える。  

【答申案の作成等について】

基本的に許可制導入の方向で答申することとなった。答申の原案作成については、会長・副会長に任せることとした。答申案は、事前に委員に提示し、付帯意見についても調整し、次回審議会で答申することとなった。

6 傍聴者

3名

7 次回審議会

6月下旬に開催(6月27日に開催予定)