平成14年度第2回柏市廃棄物処理清掃審議会会議録

1 開催日時

平成14年9月26日(木曜)午後1時30分~午後3時10分

2 開催場所

柏市柏五丁目10番1号   柏市役所第2庁舎5階第2委員会室

3 出席者

(委員)

山中会長、鬼澤委員、神林委員、佐藤委員、澤井委員、三本木委員、田中委員、塚田委員、塚原委員、寺嶋委員、遠山委員、長野委員 計12名

(事務局)

浅羽環境部長、酒井クリーン推進課長、金子同主幹、沖本同主査、望月同主任、薮崎清掃工場建設課長、豊田環境サービス事務所長、石戸同副主幹、大塚同職長、小泉同職長、増田清掃工場長、助川同副主幹、坂本同職長、倉持清掃収集事務所長、根本同主幹、秋山同職長、伊原環境保全課副参事、片桐同主査 計18名

4 議題

(1)一般廃棄物収集・処理体制の見直しについて(中間報告)
(2)指定ごみ袋による家庭ごみ有料化制度の検討について中間報告)
(3)第二清掃工場の工事進捗状況について(報告)
(4)その他

5 議事(要旨)

次第にしたがい事務局より説明を行い、その後、質疑応答を行った。太字は委員からの意見。

(1)一般廃棄物収集・処理体制の見直しについて

【1】事務局説明

  • 標記について、部内で検討してきた結果の中間報告を行った。 収集処理体制の見直しにあたっては、業務の効率化、経費節減を図るため、部内の職員再配置を含めた組織再編成を行い、民間委託や許可制度の導入を検討する。

【2】質疑応答

  • 排水路の地域清掃ででる汚泥の扱いについて、特定の場所に集積する必要があることや臭いが出るということでトラブルになった。道路サービス事務所が担当部署とのことだが、地域の廃棄物ということで、環境部で統一した扱いをとれないか。
    →衛生的に回収できるよう調整を図りたい。
  • 「分別の細分化に伴う収集回数の見直し」の具体的内容は。 →プラスチックを容器包装と非容器包装に分けて収集することや資源品の収集回数増加等を検討すること。
  • 「高齢化社会等への対策」の具体的内容は。 →ごみ出しが困難な方に対する戸別回収実施等の検討のこと。
  • 退職者不補充であっても再任用制度があるので人員はそれほど減らないのではないか。経費面からは、直営より委託の方が効率的である。とすれば、職員定数とは無関係にどこかで委託に踏み切るべきである。南北二清掃工場体制時がよい機会と思われる。体制が整った後で、委託に切り替えるのは難しいのではないか。職員の配置の問題は、環境部だけでなく全庁的に検討すべき課題と考える。経費節減を図らないと有料化導入に際して市民の賛成を得られないのでは。
    →平成17年度に南部地域、北部地域のいずれかの収集を委託するとすれば職員の余剰が生じてしまう。市では、退職者不補充により人員が不足した部分を順次委託していくことを考えている。職員の配置については、ご指摘のとおり環境部だけの問題ではないが、まず環境部内で検討し方針決定したい。
  • 特定のごみ区分に限って部分的に収集を委託するという方法もあるのでは。人のことなので、数字上の問題とせず、余剰となる場合は、現業職員の行先などをよく話し合ってほしい。
    →確かに、余剰人員の問題があるので一気に全面委託は難しいと考えている。特定のごみ区分や一部の地域に限った部分委託を検討したいと考える。
  • 事務職員についても退職者不補充が市の方針か。
    →事務職員の場合は、定年退職者の2分の1を補充することが市の方針である。
  • 高齢世帯に対する戸別収集については、市で対応するのも一つの方法であるが、地域内の連携を進めていくことも考えるべき。
  • し尿の臨時収集について民間活力導入を検討するとのことだが、確かに、市の職員がイベント実施後の夜間等にし尿を臨時収集することは酷な面があると思われる。
    →イベント等の夜間収集は、時間外勤務で対応している。退職者不補充の方針があるので、平成16年度の民間活力導入を検討したい。

(2)指定ごみ袋による家庭ごみ有料化制度の検討について

【1】事務局説明

  • 標記について検討の目的、背景及びアンケート実施結果の説明を行った。

【2】質疑応答

  • 有料化を実施することはこの審議会の中では既に決定済みのことなのか。今後は、有料化実施を前提としてその方法論を議論するだけなのか。
    →指定袋による有料化の実施については、一定の検討を経て改めて審議会へ諮問したいと考えている。
  • 以前の説明では一般会計に占める清掃費の割合が約15%を占めているとのことだが、ごみ処理の経常経費を見ると5%程度と横ばいで推移している。こういった場合、清掃費の適正な割合とはどの程度を言うのか。また、有料化によって財源を確保するといっても、さほど歳入を期待できない場合もあり得る。それよりも町会への資源回収報償金を廃止し経費節減を図るという方法もある。
    →有料化の主な目的は、ごみの減量化や負担の公平性であり、財源確保は二次的なものと考えている。今後、他市の状況もよく調べて検討していきたい。

(3)第二清掃工場の工事進捗状況について

【1】事務局説明

  • 第二清掃工場の工事進捗状況を説明した。現在、杭工事を行っている段階。

【2】質疑応答

  • なし

(4)その他(家庭用焼却炉の回収について)

【1】事務局説明

  • 「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」が改正され廃棄物焼却炉の構造が強化され、平成14年12月1日からほとんどの家庭用焼却炉は使用できなくなったこと、これに伴い不用となった家庭用焼却炉の戸別回収を実施することを説明した。

【2】質疑応答

  • 12月以降に焼却炉を使用した場合の対応は。
    →これまでの野焼きに対する指導と同様に、法律で禁止されている旨を相手に伝え指導する。

6 その他

八木委員辞職に伴い、同日付で、財団法人廃棄物研究財団三本木徹専務理事を新たに委員に委嘱した。

7 傍聴

(1) 傍聴者    2人