平成29年度柏市健康福祉審議会 第3回児童健康福祉専門分科会会議録

1 開催日時

平成30年3月20日(火曜日)午後1時30分~3時

2 開催場所

柏市柏下65-1 ウェルネス柏大会議室

3 出席者

(1)委員

阿部和子、桑原直子、小原史子、鈴木美岐子、高瀬裕美、溜川良次、平野準子、望田八重子、柳川幸重、吉田真理子

(2)事務局

田所こども部長、髙木こども部次長兼こども福祉課長、松山こども部次長兼保育運営課長、松澤子育て支援課長、宮本学童保育課長、関野保育整備課長、黒須こども発達センター所長兼キッズルーム所長 その他10人

4 議題等

(1) 地域型保育事業の認可に係る意見聴取について

(2) 柏市子ども・子育て支援事業計画平成30年3月見直し(案)について

(3) 平成29年度の重点施策について

(4) 平成30年度における幼児教育の段階的無償化について

5 議事等(要旨)

午後1時30分、定刻になり開会

(1) 地域型保育事業の認可に係る意見聴取について

事務局による説明の後、質疑応答及び意見交換を行った。

(鈴木委員)

資料1について。2ページの食事欄に、「一定の条件下で搬入施設からの搬入可」と記載がある。一定の条件下とは具体的にどのような条件か。また、6ページに記載がある職員の配置について、管理者1名は常勤なのか。

(保育整備課担当者)

食事の提供については、柏市地域型保育事業設備運営基準条例の17条に規定されている。利用乳幼児に対する食事の提供の責任が当該事業者にあり、管理者が衛生面、栄養面等業務上必要な注意を果たし得るような体制や調理業務の受託者との契約内容が確保されていることや、栄養士による必要な配慮が行われること、アレルギーやアトピーへの配慮等が条件となっている。また、管理者は常勤である。

(阿部委員)

食事について。3歳未満は0歳から対象となる。搬入にも決まりがあると思うが、離乳食の搬入は衛生面で心配である。また、指導監査は市で行うのか。

(保育整備課担当者)

具体的な確認はこれからだが、離乳食等は配慮していただくことが前提となる。指導監査は市で行う。

(阿部委員)

保育士7名と記載があるが、常勤・非常勤・短時間保育士の割合はどのようになっているか。

(保育整備課担当者)

当初の予定では、保育士9人の内6人が常勤、3人が非常勤であった。常勤が主となると聞いているが、正確な人数は現在把握できていない。

(阿部委員)

特に3歳未満の子どもにとって、保育者が頻繁に変わることは育ちに悪影響であることが証明されている。保育者にも配慮し、質の担保をお願いしたい。

(2) 柏市子ども・子育て支援事業計画平成30年3月見直し(案)について

事務局による説明の後、質疑応答及び意見交換を行った。 

(阿部委員)

乳児家庭全戸訪問事業について。柏市民健康づくり推進員が訪問していたものを専門職による訪問に変更したのはなぜか。

(こども部次長兼こども福祉課長)

保健所の職員が出席していないため把握している範囲での回答となる。法改正もあったが、まずは生後1か月の新生児訪問を保健師や助産師などの専門職で全戸訪問し、リスクのある人を様々なサービスに繋げていくことが一番の目的。また、現在も柏市民健康づくり推進員による赤ちゃん訪問を新生児訪問の後に行っている。新生児は専門職、その後の3か月、4か月の時期を柏市民健康づくり推進員により訪問するという2本立てとなっている。

(鈴木委員)

幼稚園における一時預かりについて。量の見込みと実績に乖離があるが、利用者のニーズが無いからなのか、それとも他の要因なのか。

(保育運営課担当者)

幼稚園における一時預かりは保育園での一時預かりと異なり、在園児を対象としている。元々幼稚園の利用者は保育のニーズが低いため、実際の利用者は多くないのが現状。

(3) 平成29年度の重点施策について

事務局による説明の後、質疑応答及び意見交換を行った。
(望田委員)

就労支援事業について。5万円の貸付は、返還しなくてもよいのか。また、国からも補助があるが、併用して受給できるのか。

(こども部次長兼こども福祉課長)

5万円は貸付になるが、学校卒業後に資格を取り、その後5年間同資格で仕事をした場合返済免除となる。居住地は柏市でなければならないが、勤務先は市外でも問題ない。国の制度を利用する前提で上乗せでの5万円貸付である。児童扶養手当や児童手当と合わせると20万円以上となり、勉強に集中できて他の仕事をしなくても就業できるという計算で5万円としている。

(望田委員)

今後は看護師だけではなく、保育士等の資格取得についても説明会が開催されるのか。

(こども部次長兼こども福祉課長)

昨年度説明会を開催したのが看護師ということ。柏市も保育士や介護福祉士が足りていないため、資格さえ取れれば勤め先があると考えている。説明会は平成30年度力を入れていきたい。

(こども部長)

ひとり親家庭が自立していくことを目的としてこの事業は成り立っている。就職できるだけではなく、収入の担保もできる職種を検討した結果が、看護師・准看護師・介護福祉士・保育士の職種。他の職種でも良いのかという質問もあるが、様々な資格があり、必ずしも就職できない資格もある。就職の担保が取れるような職種であれば、今後職種を広げないということではない。

(望田委員)

宿泊型と日帰り型がある産後ケア事業は良いと思う。核家族で質問する人もおらず、インターネットで情報が氾濫していて何を選んで良いのかが分からない保護者のため、子育て支援アドバイザー(利用者支援事業)のサービスを広げていければ良いと思う。

(子育て支援課担当者)

同事業の拡充のために、平成30年度には人員の育成を予定している。

(4) 平成30年度における幼児教育の段階的無償化について

事務局による説明の後、質疑応答及び意見交換を行った。

(鈴木委員)

柏市の場合には細分化された保育料設定となっており、国よりきめ細かいが、内閣府でも言われている全児童への無償化とは全く関係ないのか。

(こども部長)

関係ないことではない。一度に無償化することは難しいため、段階的に軽減している。特に第2区分から第3区分で急激に金額が上がっているため、低所得者の負担軽減をする国の方針が示され、柏市は国の方針に対応している。

(阿部委員)

保育料の滞納はあるか。

(保育運営課担当者)

滞納はあるが、保護者に説明し、分割納付の相談にも応じて納付していただくようにしている。

6 その他

今回で任期内最後の会議となるため、会長より挨拶。
その後閉会

7 資料

H29年度第3回分科会次第(PDF形式 26キロバイト)
資料1  地域型保育事業の認可に係る意見聴取(PDF形式 1,061キロバイト)
資料2  柏市子ども・子育て支援事業計画見直しの概要(PDF形式 70キロバイト)
資料3  柏市子ども・子育て支援事業計画見直し案(PDF形式 1,900キロバイト)
資料4  平成29年度重点施策について(PDF形式 178キロバイト)
資料5  H30年度における幼児教育の段階的無償化について(PDF形式 146キロバイト)

8 傍聴者

2名

9 次回開催予定

未定