平成26年度第7回柏市子ども・子育て会議会議録

1 開催日時

平成27年3月24日(火曜日)午後3時~午後4時40分

2 開催場所

柏市柏五丁目10番1号
柏市役所本庁舎5階 第5・第6委員会室

3 出席者

(1) 委員(敬称略)

小貫松江、川村敏光、西藤尚子、杉山智、鈴木美岐子、溜川良次、長澤真由美、中原めぐみ、那須美加子、野呂直子、藤本裕司、満島章

(2) 事務局職員

秋山こども部長、高橋こども部次長(保育整備課長)、福島子育て支援課長、高橋こども福祉課長、宮島学童保育課長、成嶋保育運営課長、関口こども発達センター所長 その他9人

4 議事等

  1. 柏市子ども・子育て支援事業計画について(答申)
  2. 利用定員の設定に係る意見聴取について

5 議事等(要旨)

午後3時、定刻になり開会

(1) 柏市子ども・子育て支援事業計画について(答申)

柏市子ども・子育て支援事業計画について、会長より、こども部長に答申を行った。

(2) 利用定員の設定に係る意見聴取について

事務局による利用定員の設定に関する概要説明の後、利害関係のある委員が会議会場から退室した上で質疑応答及び意見交換を行った。
質疑応答及び意見交換の主なものは次のとおり。

  • 委員 今後、地域型保育事業については、どのように取り扱うのか。
  • 事務局 柏市子ども・子育て支援事業計画の52ページにおいて、保育の必要定員数の確保は、教育・保育施設の整備を中心に行うこととし、特に既存幼稚園の幼保連携型認定こども園への移行と、私立認可保育園の整備を優先して行うこととしている。その上で、今質問のあった地域型保育事業については、教育・保育施設を整備してもなお必要定員数を満たすことができない場合に、それを補完するものとして位置付けている。そして、地域型保育事業の中では、一定の「保育の質」の確保が可能な小規模保育事業A型の整備を優先して行うこととし、次にお子さんの障害等で集団保育が著しく困難な場合や保護者が夜間に勤務する場合に対応するために居宅訪問型保育事業を、その次に迅速な施設整備が期待できることから事業所内保育事業を整備することとしている。
  • 委員 柏市子ども・子育て支援事業計画の57・58ページでは、平成27年度の確保方策のうち特定地域型保育事業については、3号認定0歳が3人、3号認定1・2歳が12人となっている。この人数が、今回の意見聴取の対象である事業所によって満たされることになる。平成28年度以降については、例えば3号認定1・2歳の平成28年度の確保方策のうち特定地域型保育事業は64人となっているが、この人数を事務局から今説明のあった考え方に基づき確保していくということになる。
  • 委員 利用定員の設定に係る意見聴取については、来年度以降も実施するのか。
  • 事務局 実施する。
  • 委員 施設整備については、市としてある程度の見込みがあった上で進めているだろうが、意見聴取を行う会議は何回程度開催する予定か。
  • 事務局 利用定員の設定に係る意見聴取以外に計画の進捗状況の点検なども含め、年に3回から4回程度の開催を考えている。
  • 委員 資料1の6ページに保育士確保計画があるが、この人数が確保できたかどうかはどこでチェックされるのか。
  • 事務局 定期的な指導監査等で確認していく。
  • 委員 柏市は、保育の質を重視して、計画では小規模保育事業はA型のみを整備することとしており、厳しい基準としている。

質疑応答及び意見交換の終了後、会議会場から退室していた委員が入室した。

6 報告

平成27年4月の保育園等入園申込み状況について、事務局から説明を行った後、質疑応答及び意見交換を行った。
質疑応答及び意見交換の主なものは次のとおり。

  • 委員 現時点でどの程度の空きがあるのか。
  • 事務局 3・4・5歳児については空きがあるが、0・1・2歳児は非常に厳しい。特に1歳児は、ほとんど空きがない状況である。
  • 委員 年度途中であっても、保育園で預からなければならないような事情を抱えた子どもは出てくる。そのときに、保育園に空きがまったくないような状況というのは、非常に辛い。市も頑張ってくれているが、厳しい状況があるのは事実である。
  • 委員 幼稚園への入園申込みについては、特定の幼稚園に入園させたいという強い意向が保護者にはあると思う。そこで、認定こども園への申込みにおいて、まず1号認定として申込み、入園内定が出た後に、市に対して2号認定として申込むケースがある。このようなケースでは、市が2号認定として入園を認めると、1号認定としては入園しないことになり、結果的に1号認定の定員が埋まらないという状況が出てきている。
  • 委員 新制度においては、2号認定の利用調整をすべて市が行うため、このようなことが起きてくる。新制度実施に伴う新たな課題として残っているものである。
  • 委員 近隣市の子どもが柏市の幼稚園や保育園を利用するケース、あるいはその逆のケースがあると思うが、現在市では、そのようなケースについてどのような考えを持っているか。市としては、柏市民による利用を優先することになるだろうが、市境に近い地域にある幼稚園では、隣接市の子どもがかなりの割合で在籍している実態がある。お互い様の関係でもあり、柔軟な対応をすることで、待機児童の解消にもつながる可能性があると思う。
  • 事務局 保育園については、現在は5歳児のみで非常に少ない人数だが、近隣市の子どもを預かっている。現在、待機児童が発生している状況においては、まずは柏市民の利用を優先するというのが基本的な考え方である。柏市に限らず近隣のほとんどの市も同じ状況だと思われる。保育園等の整備が進むことで余裕が出てくれば、近隣市の子どもを受け入れることが可能になるかもしれないが、その一方で柏市の子どもを受け入れてもらえる環境も必要である。各市がお互いに受け入れられる状況をつくっていく必要があるが、市によって保育園等の整備の進行状況が異なるのも現実である。

7 その他

子ども・子育て会議委員としてのこれまでの活動等について、各委員から感想が述べられた。

その後閉会

8 傍聴者

1人