平成28年度第1回 柏市在宅医療・介護多職種連携協議会会議録

1 開催日時

平成28年6月30日(木曜日)午後7時~9時

2 開催場所

柏地域医療連携センター 研修室

3 出席者

  1. 委員 
    金江委員、長瀬委員、平野委員、松倉委員、古田委員、織田委員、古賀委員、赤羽委員、鏑木委員、中村委員、齋藤委員、大熊委員、小林委員、植野委員、染野委員、西田委員、長谷川委員、中村委員、下山委員、鈴木委員、渡部委員、梅津委員、村本委員、神谷委員、中谷委員、辻委員、飯島委員、竹内委員、間瀬委員
  2. 市・事務局 
    成嶋保健福祉部長、酒巻保健福祉部次長兼高齢者支援課長、永塚福祉政策課長、佐藤福祉活動推進課長、谷口保健所次長兼総務企画課長、髙木地域健康づくり課長、高橋保険年金課長 
    (以下、地域医療推進室)稲荷田室長、吉田専門監、小林副主幹、船越副主幹、鹿野主査、鈴木主査、林主任、串田主事、池畑主事

4 傍聴者

3名

5 議題等

  1. 平成28年度の取り組みについて
  2. 各部会の取り組みについて
  3. (仮称)在宅医療第2フェーズワーキンググループの設置について
  4. 柏市在宅医療計画(案)の策定にむけて
  5. 報告事項
  6. その他 

6 配付資料

7 議事要旨

  1. 平成28年度の取り組みについて 
    市・事務局より説明。 
    委員からの意見・質問はなし。
  2. 各部会の取り組みについて
    1. 多職種連携・情報共有システム部会  
      事務局・部会長からの説明後以下のとおり意見があった。
      (委員)外来のみの医師より、糖尿病の患者さんが汚れた服装で来院したこと聞いた。この医師によると、外来のみなのでその患者の自宅での状況がわからない。そこで、わたしの方からその医師に患者の普段の様子を確認するために情報共有システムの利用を勧めた。システムには訪問看護師も入っていたので、患者の日頃の状況を把握しながら支援していく新たなケースとして、在宅医療を行っていない外来のみの医師がシステムを利用するケースが始まった。
    2. 研修部会  
      事務局・部会長からの説明後以下のとおり意見があった。
      (委員)6月23日の顔の見える関係会議の感想として、参加した職員から非常に議論が活発で初めは緊張していたがすぐに話し始めることができとてもよかったとの報告を受けた。さらに認知症の早期発見においては、連携が非常に重要であり、横に広げていくことが重要であるとの話題が出たと報告を受けている。横に広げていくために専門職の方と地域の方同士の横のつながりの手助けとなるような活動を包括としてできればよいと思った。
    3. 啓発・広報部会  
      事務局・部会長からの説明後以下のとおり意見があった。 
      (委員)主に訪問リハに関して啓発・広報を行っており、専門職がリハビリを行っているという事実を啓発・広報することで普及促進につながっている。
  3. (仮称)在宅医療第2フェーズワーキンググループの設置について  
    市・事務局より説明後以下のとおり意見があった。
    (委員)病院との連携、訪看ステーションの初動対応といったものはかなりできていると思う。在宅医療を行う上で医師を増やすに当たっては、質を担保しないといけない。柏においていかによい取り組みをしているかをアピールし、外から呼んでくればよいのではないか。在宅医療の推進に関しては、次回連携協議会において進捗状況をお知らせできればよいと思っている。
    (委員)在宅医と訪看ステーションとの密なる連携が重要であるということで勉強会を行っている。この勉強会の意図は、医師と看護師の間で知識、技術を共有して柏独自の医療技術のルールを作っていく、そのルールを基に医師が責任を持って看護師に指示をするといった体制を作っていくことで、土日夜間で看護師が緊急で対応しても安心して患者さんに対応できるといったことを目指しながらやっている。別の話だが、土日夜間の医師の緊急往診活動の回数、訪問看護師の緊急活動の回数を実際に数えて、その数を基にいろいろ検討したいと思い調査を行っている。
    (委員)第2フェーズのワーキンググループのメンバーとしては、連絡会の回数を増やすことと、訪問看護師が思いつかないような方法を考えていくのも大事。複数の訪問看護ステーションが輪番を行うことによって情報をどのように共有していくか、あるいは負担軽減に結び付けていくかを検討していくことが重要である。
    (委員)在宅医療の研修を受けるともう一つ付いてくるものが、訪問リハビリへの指示書を書けるという点である。このことは、在宅医療研修を終了した者が、在宅医療を全てやらなければならないという訳ではない。他の医師等にその患者の治療を任せることもできる。
    (委員)患者にとって、利用者にとって本当によいことは何か。という視点だけは絶対に忘れないで欲しい。
  4. 柏市在宅医療計画(案)の策定にむけて 
    市・事務局より説明後以下のとおり意見があった。
    (委員)訪問看護連絡ステーション連絡会においては、今年度、主に3つの取り組みを行っていく。まず1つ目は啓発活動について、2つ目は病院との連携、3つ目は年2回の自主研修を行う。
    (委員)在宅リハビリテーション連絡会においては、こども部会の設置し、こどもの分野を広げていく。特区も広がっているが訪看の提供も増えるので状況を見たい。
    (委員)歯科医師会においては、特区による口腔ケアセンターが歯科衛生士が1名で頭打ちである。1名増やしたいがなかなか進まない。多職種連携による啓発を行いたい。
    (委員)薬剤師会においては、在宅医療の件数が横ばいとなっていることを懸念している。これからも一生懸命取組んで行きたい。
    (委員)いままでのデータは非常に素晴らしいデータが出ている。今後さらに在宅医を増やす取り組みを行っていかなければならない。
    (委員)柏の取り組みを全県的に広げるにはどのようにすべきか。色々な課題を見せていただき、今後全県的に広げて行きたい。
    (委員)これからが分析の本番である。65歳と75歳の割合が入れ替わる転換期であり、今後在宅医療の各職種のニーズは大幅に広がる。地域医療構想の影響で、一般療養病床が減らされることで在宅医療のニーズが広がる。まさしく第2フェーズに入るが、認識した実態から何をするか、あるいは、何を積み上げるかが大切である。
  5. 報告事項
    1. 柏地域医療連携センター相談状況
      市・事務局より説明。
      委員からの意見・質問はなし。
    2. 柏市豊四季台地域高齢社会総合研究機構の取り組み
      市・事務局より説明後以下のとおり意見があった。
      (委員)三者研の協定を更新したときに、フレイル予防と生活支援が新たな柱となった。これについても全国発信できる取り組みとしたい。地域包括ケアは身近な地域で暮らし続ける事ができる仕組み。色々なサービスが縦割りで入っても地域は受け入れられない。ネットワークで入る必要がある。普遍的組織である支えあい会議を土台にして地域課題を解決するような豊四季台地域を軸として各地域の課題に対応していきたい。
    3. 豊四季団地再生事業(進捗状況)等及びURの駐車場について
      市・事務局より説明。
      委員からの意見・質問はなし。
  6. その他
    (事務局)平成28年度第2回の柏市在宅医療・介護多職種連携協議会は、平成28年10月27日(木曜日)午後7時から柏地域医療連携センター研修室で開催予定。

                                                                  以上