令和2年度第1回柏市障害者差別解消支援地域協議会会議録

1 開催日時

令和2年6月19日(金曜日) 書面による開催

回答委員(回答提出者)

市岡委員、竹ノ内委員、名川委員、長谷川委員、萩原委員、渋谷委員、関口委員、中野委員、山口委員、白田委員、羽田委員、植田委員、岡野委員、大久保委員、佐藤委員、北村委員 (16名)

議題

(1)新型コロナウイルス感染症に対する貴団体の対応や課題について

(2)新型コロナウイルス感染症対策下における、差別や虐待を含む権利擁護に関する事案について

4 資料

(1) 令和2年度柏市障害者差別解消支援地域協議会及び令和2年度柏市障害者権利擁護ネットワーク

会議開催日程について

(2) 令和2年度障害者権利擁護研修会について

(3) 次期ノーマライゼーションかしわプランへの提言書

(4) 令和元年度権利擁護ネットワーク・差別解消支援地域協議会活動(中野委員作成資料)

5 議事

(1) 新型コロナウイルス感染症に対する貴団体の対応や課題について

  • 対応
    会議の中止、オンラインでの実施。電話での対応。
    マスク、手洗いの励行。
    検温、消毒、アクリル板の設置を行った。
    収入減少世帯への資金の貸付。
    生活困窮者の相談。
    家族の不安、負担増加に対するサポート。
  • 課題
    咳や発熱等のある被後見人への対応。
    通所再開の見通しが立たない。
    新たな生活様式への意識づけを行うため、支援方法を見直す必要がある。
    感染対策の周知徹底、マニュアルの作成、衛生対策等の費用負担。

(2) 新型コロナウイルス感染症対策下における、差別や虐待を含む権利擁護に関する事案について

居宅に長時間いることで、虐待等が少なからず発生しているとの指摘がある。

感染者やその家族に対する差別が酷かった。

外出を控えなければならない状況下で、精神に障害をお持ちの方の精神安定保持に懸念がもたれる。引きこもりによる害も大きいと思われる。

単身で暮らす障害者の方で、特別給付金の手続きがわからない方や、書面を紛失してしまった方がいた。

感覚過敏のある障害者がマスクを着用することができず、福祉サービスや店の利用を制限されることがあると思う。

「3密」を避けることのできない障害者が精神科病院や入所系の施設で、感染のリスクを避けることと、行動の制限をかけることの難しさはある。

コロナの影響による収入減のため、家族関係が悪化し、DVや児童虐待が心配される相談があった。

コロナに関しての新しいスタンダードに対応できない障害者に、どのように対応を求めるのか、対応できないことを周囲に理解されるのか。

家庭内虐待が見えづらくなっているのではないか。

コロナ対策の名の元、施設内で違法な拘束などおきていないか。

マスクの使用やソーシャルディスタンスの取り方など新たな生活様式を求められる中、社会的ルールの認知不足や独自の拘りなどから徹底できない方たちが不利益を被らないよう、支援していく必要性を感じる。